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ポリエステル製の2003年型。2004年型からはナイロン製になっている。 街用の小さくて重たい革製背負い鞄をやめにして、初めて山用に買ったデイパック。本気で詰め込むとかなりの荷物が入るが、ウエストベルトはしょぼいし背中のパッド下部が擦り切れてきたりするので、あまり気合いを入れた使い方には向かないのかもしれない。 とは言え、北岳も富士山も鶏冠山も赤岳も武尊山も他にもあちこちこれで行った。雨に強かったりするわけじゃないし、黒いのでスズメバチが威嚇しに寄ってくることもあったけど、それなりに愛着の沸いた一品。 蛇足でスズメバチの話。こちらが彼等の巣に近づき過ぎる前に、斥候が寄ってくる。それに気付いて相手を刺激しないように対処すれば、襲われる危険はかなり減らせる。おしゃべり等に夢中になって彼等の威嚇(寄ってきて目の前であごをカチカチ鳴らしたりする)を無視し、彼等が「お家の危機」を感じる迄に近寄ると襲われるかも。もともとは、巣を狙うツキノワグマを警戒しているだけなのだろうが。 |
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背面にメッシュパッドを採用したエアマスター(Air Master)シリーズの一つ。他に、25Lのデイパックと30Lのトップローディング式(雨蓋付き)アタックザックタイプがあるようだ。在庫処分バーゲンでやたら安かったので、背面メッシュに惹かれて買ってみた。30L雨蓋式のは二本締めで開閉が面倒、25Lデイパックは背面長が私にはちょっと短い。 背負い心地は上等。同クラスでにまん円もするグレゴリーのデイ&ハーフパック等は使ったことが無いので機能的な差を較べることは出来ないが、にせん円弱(因みに定価は9,800えん+消費税)でこれだけしっかりした物を買えたのは幸いと思う。小川キャンパルのフッ素系「塗る防水剤」で防水強化してみたが、強い雨の下では無力に近い。 ※大分ぼろぼろになったので現在はお蔵入り。 |
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さかいやのエアマスターが破れてきた&内側のコーティングが剥げてきたので買った。シンプルな構造、自立させやすい形状、中へのアクセスのしやすさ、しっかり止められるウエストベルト、背負い心地等多くの面に於いてBorealisやAir Masterを上回っている。細身で身体に寄せられるので、薮やらおっかない岩場(表妙義等)でも引っ掛かったりブレたりしにくくて安心。 但し、背中がびっちゃりする。アライテントの「さわやかパッド」みたいなものが欲しくなるかもしれない。まだ着けていない。ペットボトルを入れておくサイドポケットは無いので、イスカのボトルクーラー500を付けて使っている。 |
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冬になってストーブやコッヘルや12本爪アイゼン等を持って行こうと思ったらBorealisでは足りなくなったので、取り敢えず(安かったから)買ったもの。背面長が私には合わず、苦労することは分かっていたけれどその場しのぎで買ってしまった。 使ってみると背面長以外に大きな不満は無く、しっかり作られたよい品物だったように思う。初めてこういった「登山用アタックザック」的形状のものを買ったということもあり、色々な点で勉強させてもらった。現在は下のクロワールがあるので使っていない。 'Sasquatch'というのは、北米にいる雪男の類だそうな。ビッグフットとかそういうのの仲間。 |
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ライペンはアライテントのブランド。このザックはダイナモナスという変わった素材で出来ている。一本締めなので開閉が楽。 Sasquatchでは肩が痛くなって大変だったので、お金が少しどうにかなった時点で買い直したもの。背面長は合っているので背負う上での問題は無い。素材が柔らかく、背面にはフレームも樹脂パネルも入っていないので、綺麗にパッキング(荷詰め)するのが少々難しいかもしれない。 軽くて丈夫で無駄が無く、ド派手な色合いも気に入り。小川キャンパルのフッ素系「塗る防水剤」を全体に塗って防水強化してみたが、本格的な雨を全て防ぐには至らない。因みに、名前(Couloir)から推測可能な通り、本来はクライミング用に作られたもの。 |
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テント泊に挑戦しようと思ったら45Lのクロワールでは心許なくなったので買ってみたもの。選ぶ時には色々迷った。最初はカリマーのクーガー(50-75)とかグレゴリーのグラビティーなんてのを店員に薦められて買いそうになるも、某所(web)で相談してみたらあまり評判が良くなかったこともあって一旦仕切り直し。次に軽いものとしてロウアルパインのアルパインアタック60とかオスプレーのイーサー60が欲しくなったが、強度と背負い心地の微妙さが心配になって却下。更に吟味していくうちにマックパックのアッセントとかオスプレーのクレセント60辺りが欲しくなったけど、高くて買えないので見送り。最終的には、背負ってみて具合の良かったタトンカのアクシス70とこのアルパインパック60が決勝戦に進んだ。 こちらにした決め手は二つ。
二気室のものは主荷室を成す部分にファスナーが付くことになり、無駄に重くなる&荒い扱いで壊れる可能性のある箇所が増える。また、間抜けな話だが私は間抜けなので、下手に主荷室にファスナーなんぞが付いていると閉め忘れたまま歩き始めてしまう可能性もある(サスカッチで一回やった)。デザインや価格の低さや希少性(?)ではTATONKA Axisの方が上だったんだけど、えいやっと見切りをつけた。 【2010.01.26追記】がしがし使っているが、丈夫で細かい事を気にしなくていいし、シンプルな構造で使い勝手も悪くない。写真は、背面に別売りのアタッチメントを付けてショベルやらわかんやら何やらを装着した状態。更に天頂部にはアイゼンが載る。短期のユキヤマハイクに十分な積載能力があると言えるだろう。 |
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ポリエステル100%。ファスナーに付いているコンパス&温度計は関係ない別商品。手頃な値段と大きさで、中も使いやすそうだったので選んだもの。丈夫だし大きすぎず歩く際に邪魔になったりしないので、特に不満はない。デジタルカメラやちり紙等の小物を入れている。 NIKWAXの「テント&ギアープルーフ」という非透湿性素材用の防水剤で防水してみたら、豪雨にしばらく晒しても中身はほぼ完璧に無事だった。 【2012.11.12追記】これがぼろくなったのでまた同じものに買い替えたがそれもファスナーが噛むようになったので今度はマムートの3000円くらのに買え変えたらすぐファスナーが壊れた。また戻そうとしたらモデルチェンジしてしまって、少し平べったくなった。以前の型の方が使いやすかったと思う。 蛇足。時折私の記事に「NIKWAX 使い方」等の検索語で来る人がいるようですが、使い方は製品に付いている説明書きを読んで下さい。字が小さくて読めない人は、虫眼鏡等を活用して読んで下さい。盲目の方は、出来れば身近な非盲目のどなたかにお願いして読んで貰って下さい。説明書きにある以上のノウハウを私は持っていません。 |
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ポリエチレン100%。ザックに詰めた荷物を水濡れから保護する&ザック内側のポリウレタン(防水)コーティングを保護するインナーザックの代わり。この大きさは45L級のザックにぴったり。60L級にも一応使えるが、ぱんぱんに詰めると荷物を水濡れから保護する為には深さが足りなくなるだろう。もう一回り小さいものもあり、そちらはデイパック用に使える。 問題点。水分を通さないので、湿った何かを入れておくとその水分が内部全体に拡がって蒸れてしまう。ISUKAから防水透湿素材「ウェザーテック」を使ったインナーザックが出ているが、アレはこのポリ袋やらモンベルの「HDP.(ハイドロプロコーティング)スタッフ/ストリージバッグ」よりいい(特に、ザック生地に通気性がある場合)。 ※お金に余裕が出来たのでウェザーテック インナーバッグを買いました。 |
背面や肩紐等の緩衝材部分が汗を吸いまくって臭くなってしまった場合、水洗いをするという手もある。一般にザック生地の内側はポリウレタンで防水コーティングを施してあり、洗濯機等でがさがさ洗うとそれが剥がれやすくなるそうなので、洗う際は静水に浸して手で緩衝材部分を揉む等、優しく扱ってやる方がいい。
注意。ザックの容量表示はメーカーによって基準が大きく異なる。例えば私の持っているもので比較すると、同じ「45リッター」でも実質的な容量は「サスカッチ > クロワール」となる。一般にモンベル(ゼロポイント)のザックはでかく、クロワール45はチャチャパック35と同じくらいだったりする。購入の際には、数字を見るだけでなく店頭で実際の大きさも確認した方がよい。また、「60+10L」等と書いてある場合、「+10L」はあくまで臨時に用いることが出来るオマケ程度と捉えた方が無難。その部分(ザック上部のマチ)まで常用する気にはなれない。
・・・等と貧弱な経験を元に書いてはみたものの、ザックによって調整すべき点も方法も異なるだろうから、細部は各自工夫されたし。腰から背中全体にかけて荷重の掛かる背負い方が一般的には楽だと思われる。肩中心の荷重で行けるのは、(特別に鍛えた人を除くと)荷物の軽い時のみ。
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ガルサー社の品で三番目くらいに上等な「ベルニナ」という裏出し革(一番はガロ・ユヒテン。二番目はガロ・なんとか・・・忘却御免。)を使った中級山岳用の重登山靴。言われなければ、「裏出し」とは思えない滑らかな表面。私が初めて買った登山靴で、安藤製靴のサイトに書いてある値段より安く売ってもらった。(錦糸町にある直営店オリジンにて。) 足を守るという登山靴の役目を十全に意識させてくれる頑強な作りで、それまでしょぼい運動靴しか履いていなかった私の目から鱗を落とした。足周りの細目な私にはあまりぴったり合わないが、中敷きを足して何とか履いた。普段街で履いているブーツが片足1kg程度あるお陰か、よく言われる重登山靴の「重さ」は気にならない。むしろ足の運びが安定して心地よい。 一年履いて、擦れていた踵の内側の薄い子牛革が破れてしまった。靴底貼り替えと一緒に修理を頼んだら、二千円で直してくれた。多少踵周りの厚みが増して靴が窮屈になった感はあるが、もうしばらく履いてみるつもり・・・だった。つま先が当たるようになり、今ではお蔵入り。。。 |
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#2500Gが履けなくなったので買った。深型、中敷付きのセミオーダーメイド。足首が細い、踵の骨が出ているといった部分で少し手を入れて貰った。右と左でサイズも少し違う。まだ慣らし中。もう一箇所踵の骨が当たる箇所が判明。巣鴨のお店に持って行けば修整して貰えると思う。当たる箇所を除くと、フィット感は上々。軽くて歩きやすい。 【2009.12.15追記】大事なことを忘れていた。安藤製靴やゴロー等の所謂旧式革製重登山靴は、新品時の履きやすさに於て足に合った最新のモデルに敵う部分は無い。保温性、防水性といった機能面でも最新のゴアテックスを使った軽量布靴或いは布革複合靴に対する優位性は無い。然るべき新製品を買った方が快適である。だから、固くて重くて手入れが面倒で丈夫な事だけが取り柄のこんな旧式重登山靴は、忙しい現代社会を秒単位で華麗に暮らす最新の人々にはお薦めできない。道具に愛着を持ちたがる自虐的な懐古主義者の方のみ、こちら側へいらっしゃいませ。技も靴も磨けば光ります。 |
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#2500Gを靴底貼り替え&修理に出した間、履くものが無いので叩き売られていた旧型か何かを買ってみた。足にはぴったり合い、初回から靴擦れ等の問題は皆無で快適に履けている。ライニングにゴアテックスを使った靴はこれが初めてで、あまり蒸れないのはいいなあと思った。防水性も上等。 革製重登山靴に較べるとアホのように軽く、その分足首や足の保護は弱い。しかし、軽いトレッキングシューズにしては底が硬めらしく、6本爪の軽アイゼンを装着しても特に不安はない。12本爪でも短時間なら問題無い(ガチガチの氷は無理だけど)。12本爪のアイゼンを長時間着けたり重荷を背負っての縦走をしたりしなければ、どんな山でもこれで十分。50日ほど履き、靴底がだいぶ減った。ゴアテックスのライニングも破れたらしく、水が染みるようになった。買い替え決定。天寿を全うしました。 |
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ミレーのAXS GTXが崩壊したので、半額セールに乗じて通販で購入。通常、靴はいきなり通販で買うべきではない。足に合わない可能性があるので、お金をどぶに捨てる覚悟が無ければ実店舗で履き心地を確認して買うべき。実際、これは自分にはちょっときつめだった。薄めの靴下と合わせて何とか履いている。 グリップはよく、強度も上々、軽アイゼン装着もOK。足首まで紐をぎゅっと締めると、足首の前後の動きがかなり妨げられるのが欠点。安藤の重登山靴なんかより歩きにくいかも。なので、最後のフックのところはぎゅっと締めないようにしている。 少し細目の造りなので、足幅が広い人にはあまり合わないかもしれない。(私は2Eくらい。) |
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Asolo Fugitiveが40日程履いて靴底減り&アッパー一部崩壊&中張りのゴアテックス破れのためおしまいになった。次を探し、また叩き売られていたのを買った。他に、スカルパのゼログラビティ何とかというのも結構足に合ったが、高いので却下。このTydallは前のMillet AXSよりは足周りが太く作られていて、長さは同じだけどちょっと緩く感じる。厚手の靴下を履いて調整。工場出荷時の中敷はAXSよりマシなものが入っていたのでそのまま履いている。(AXSのはしょぼすぎなのですぐ取り替えた。) 靴底はVibramの何とかというもので、グリップは上々且つFujitiveのAsoloオリジナルのものより長持ちしそう。軽くて足の動きにも素直に追従し、底は柔らかすぎず軽アイゼンの装着も特に問題無さそう。まだ本格的な雪上ハイクや雪渓歩きには使っていないが、多分困る事は無いと思われる。欠点と言うか宿命は、恐らく40-50日程度でお亡くなりになるであろうこと。安いので割り切って使う。 |
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MilletのTydallが40日程履いて靴底減り&アッパー一部崩壊&中張りのゴアテックス破れのためおしまいになった。次を探し、今回は冬も使えるようにということで叩き売られていないものを買った。固いシャンクが入っているので、12本爪アイゼンをしっかりと装着出来る。800gを切っているのは凄いと思う。「重」登山靴、という分類方法自体が意味を失いつつある。 靴底はVibram mulazというもので、先っぽに'climb zone'と呼ばれる平らな部分がある。岩につま先を乗っけた時に滑りにくい。欠点と言うか宿命は、雪上ばかり歩く訳ではないので恐らく40-50日程度で靴底がお亡くなりになるであろうこと。張り替えに15,000円くらい掛かるようだ。夏は軽い靴を別途買った方がトータルで安上がりか。 |
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本来はトレイル・ランニング用の靴で、平地でする他の運動用に買った。#2500Gを買う迄はこれであちこち歩いていた。その前も更にその前も、似たような安っちい運動靴で歩いていた(雪のある時には山へ行かなかった)。こういった安っちい(柔らかくて防水の効いていないローカットの)靴で山を歩く際の問題点は、
主にこの辺だろうか。足首の弱い人は、もしかしたら捻挫しやすくなるのかもしれないが、私はその点に関しては特に問題を感じない。これを履いていた時は、荷物が軽かったせいかもしれない。 |
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ナイキのACGシリーズの一。最近はTakao(高尾山みたいな山を歩くのに向けて作られたという軽トレッキングシューズ)もゴアテックス版が出ているが、これを買った当時はゴア入りのだとこのテングになった。今はBandolierに取って代わられている様子。(Bandolierというのは弾薬帯のことなので、高尾や天狗といったミシュラン三つ星級のネーミングと比するとあんまり風雅ではないと思う。) 軽くて歩きやすい。つま先や踵部分はきっちり補強されている。グリップはいまいちだが、最近のタカオやバンドリアで使われている底では大分改善されている。(実はバンドリアも他の場面で履いてます。)夏の富士山須走口や越後三山の八海山/中ノ岳、表妙義縦走等、色々な日帰り山行でショートスパッツ併用して履いてみたが大きな不満は無い。小さな不満としては先のグリップの件と、やっぱり渡渉で水が入りやすい点。 【2008.11.22追記】先日、表妙義に履いて行ったらつま先の補強部分の縫い目がかぱっと破れた。補修不可能なら車の運転用に格下げよてい。。。 |
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Millet Tydallの後継として買ったトレッキング靴。日本では多分殆ど売られなかったと思われるものをカモシカスポーツの在庫処分市で恐らく半額程度で購入。ゼログラヴィティの安い方のモデルに近いと思われる。サイズは試し履きで行けると思ったが、厚手の靴下を履くとちょっとつま先が詰まる。 ソールはビブラム・ハイトレイルというやつで、泥が詰まり難そうと思ったが岩場などではパターンの具合であまり歩きやすくない。足首もぶにゃぶにゃで左右によく曲がるため、総合的に特別いい靴とは思わなかった。中途半端な感じ。 |
靴紐と中敷きは、靴の手入れを始める前に靴から外す。紐は泥を吸うと固くなるので、手でほぐしながらよく洗うとよい。中敷きも水洗い可能ならば洗っておく。洗った後はよく乾かし、靴本体共々乾いたらまた装着しておく。
たまに、革が乾いてきた感じがしたら、保革油を薄く塗って磨く。塗り過ぎない。防水ワックスも、必ずしも毎回塗る必要はない。革の様子を見て判断する。
たまに、塩が溜まってきた感じがしたら、数時間水に浸けて塩抜きをする。
どういったタイプの靴がいいのかは、その人の山行形態や好みに依る所が大きいので一概には言えない。やや無理して言うと、一般的には無雪期の日帰りや山小屋泊まりの山行であまり大仰な靴は不要。頑強なものほど足を保護する能力は高いが、履きこなすのも難しくなる。軽めのトレッキングシューズでも、くるぶしまで覆うものであれば砂礫や落ち葉や泥や水が内部に入りにくくて良いかもしれない。捻挫の予防には、靴に頼ろうとするよりも歩き方/身のこなしを磨いた方が有効。
締めすぎて血行不良にならないように注意。なお、D環の場合、紐を下(甲皮側)から上(天空側)に通す方が締めやすく緩みやすい。上から下に通すと締めにくく緩みにくい。
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ゴアテックスを用いた雨具。表記は無いが、表地は恐らく70d【デニール:合成繊維の太さ(重さ)の単位/1dは長さ9000mで重さ1g】程度のナイロンタフタ【平織物】。間にゴアテックスメンブレン【薄膜】を挟んだ裏地付きの3レイヤー【三層構造】で、この手の雨具としては生地は「厚い方」に相当する。 この手の雨具のうち、薄手のものは通常30d(最近は15dも併用)のナイロンリップストップ【細い糸で織る生地に、網目状に太い糸を混ぜてびゃーっと破けにくくしたもの】で、重さは上下で600g前後のものが多い・・・と思ったらモンベルの安いやつは70dで600gくらい?五年ほど使い倒してそろそろぼろぼろになってきたので、買い替え検討中。また厚いのを買うつもり。 ゴアテックスは防水性や透湿性に優れ、運動して汗を掻いた時にも内部が蒸れにくい。似たような防水透湿素材は数多くあるが、大雑把に言うと防水性・透湿性・耐久性で総合的にゴアテックスを上回るものはまだ無い・・・かもしれない。雨具の他に、登山用の靴や帽子、手袋、シュラフカバー等にもよく使われている。 余談。雨具の下を履く時、靴を履いたままだと内側が汚れがち。コンビニ袋等を靴の上から履き、その状態で雨具のパンツを履くと内側を汚さずに済む。どこかでどなたかが書いていた手法。雨具の内側を汚したくない人はお試しあれ。 |
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モンベル独自の防水透湿素材、ドライライトテックを用いた雨具。表地は30dのバリスティックナイロン、リップストップ。内側にいぼいぼ加工を施した裏地無しの2.5レイヤー【二層構造+α】で、この手の雨具としては生地は「薄い方」に相当する。軽くてコンパクトなので、観光地での風よけ用や軽いハイキングの非常用には良い。 30dじゃ弱いのではないかと思っていたが、やはり弱かった。手足を使って登る岩場のあるような山では使うべきではない。雨の荒沢岳往復で、二箇所破れた。どこかに「げちょっ」とぶつけた記憶は無いのだが、岩場の通過時にちょっと擦ったりしたのだろう。モンベルさん、旗艦雨具たる(高価な)ストームクルーザーも表地はこれと同じ素材だけど、大丈夫デスカ?本格的に山を歩きたい人の場合、レインフィールダー等もう少し太いナイロンを使った製品の方が安心と思う。太い糸を格子状に混ぜ込んだリップストップ(=裂け止め)生地は、それが無い場合に較べて引っ張り強度などが上がりいざ破れた場合にもびりーーーっと裂けが無限に拡がるのを防ぐ効果はあるが、岩や薮でのピンポイント攻撃による穴の開きにくさを十全に確保するものではない。 ドライライトテックは防水性や透湿性でゴアテックスに劣り、登りで汗を掻いた時には内部がびちゃびちゃになった。しばらく休憩していると乾くので、透湿性ゼロのビニール合羽に較べるとひゃくばいくらいマシである。メーカーも謳っている通り( |
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パイネのものが寿命を迎えつつあったので買ったもの。生地は丈夫な70Dナイロンタフタ、スーパーハイドロブリーズの透湿性や防水性はゴアテックスのものに劣るが、ポケットが通気孔になっていたりするので実用上は大差無い。安い。そして軽い。滅多に使わないものに大金を掛けたくない人や、岩場や薮っぽい所でがしがし使う人には最良の選択ではないかと思う。 一点、他の人がどこぞで指摘していた問題。パンツの裾を絞る紐やゴムが入っていない。自分の場合は問題にならないが、上下セットでの販売なのでサイズが合わない人にとっては深刻たりうるようだ。 |
最近のゴアテックス系雨具は、通常洗っても平気。扱いの詳細は製品に付属の注意書きに従ってもらうとして、洗わないでおくと表面が汚れて撥水性が落ち、メンブレン自体にも汚れが溜まって透湿性が落ちるとか。NIKWAXのLOFTテックウォッシュ等、防水透湿素材専用の洗剤が出ている。無添加の液体せっけんなんかでもいいようだ。いずれの場合も、すすぎは入念に行なう。
洗ったら陰干しして、表面の撥水性が落ちているようならアイロンをかけるなり撥水剤/防水スプレーで再処理するなりしておく(NIKWAXのTX.ダイレクトWASH-INは強力)。折り畳んで袋に詰めたまま保管すると折り目がついてその部分の生地が傷むので、普段は袋から出してハンガーに掛けておくとよいそうな。畳んで袋に入れる時も、几帳面な人には辛いだろうが毎回きっちり同じ場所で折るのではなく、雑に畳んで折り目を強化しないようにするのがよいと思われる。
破れたら、モンベルの「GORE-TEX パーマネントリペアシート」みたいなもので補修する。
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ポリエステル素材の軽量山岳用テント。購入時のライバルはアライテント(ライペン)のエアライズ2、モンベルのステラリッジ2、ダンロップのVL21等だったが、以下を理由に選択。
初めて買ったテントなので、使用感を他と較べることは出来ない。取り敢えず、軽いし初めてでも張るのは楽だったしこれで問題無いんじゃないか、という気はしている。冬用外張りのオプションは無いようだが、今のところそんな恐ろしい条件下で泊まる予定もスキルも無いので気にしない。張り綱をきっちり張っておけばかなりの強風にも耐える。 アンダーグラウンドシートとして、専用品の代わりにオリンピックで買ってきたレジャーシートを適当な大きさに切って使ってみている。ブルーシート(通称ドカシー)で言うと#2000(3.6m×5.4mで2000g)相当のもので、切った部分の外側を折り返し、ポリエチレンも接着可能な接着剤で綺麗に仕上げ、四隅にハトメを付けゴム紐を通した完成形(1.2m×2.0m)で約300g。材料費は600えんくらい。 【2009.12.15追記】いつぞやの強風時に(張り綱の張り方が悪かったせいか)ポールの一部がかなり曲がってしまった。少しの曲がりなら影響は無いが、かなり曲がると幕体が変形したような状態になる。小川キャンパルに補修パーツの在庫有無を問い合わせ、販売店経由で取り寄せた。ポールには前期型と後期型があるそうで、自分のものは後期型だった。中のショックコードも伸びてしまったので、これは登山用品店で必要な長さを購入した。生地にはまだ目立った傷みも無いので、ポールをりふれっししてもうしばらく使うつもり。 |
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冬用に買ったテント。このエスパース・ソロ・エックスに使われているX-Trek Fabricsというのは、所謂「第一世代ゴアテックス」をテント用にチューンした素材らしい。透湿性はゴアテックスそのもの、耐水圧は20,000mm以上とのことで、通気性がある。【追記:テントには「ゴアテックス」の名前が使えなくなっただけ?】ゴアテントの類については賛否色々あるが、フライシートやら外張り無しで使える=軽くて張るのがらくちんなので買ってみた。当然、片付けるのもらくちん。定評あるエスパースの四季用なので、耐風性等は問題無いだろう。 防水透湿素材でも、冬は寒いので結露が凍る。霜も降りる。朝はばりばりになっている。そんな状態でもしまいやすいように、本体の収納袋はかなり大きめに作られている。ごわごわの状態でわしゃわしゃ丸めてもさっくり入る。実際に使う局面を考えた作りだと思う。 大きさは長さ210cm、奥行き100cm、高さ105cm(内寸100cm)で、独りで使うには丁度良い。でかいザックやら靴やらをテント内に入れてもぎちぎち感は無い。前室フライは不要かと思ったが、セットで安かったので買った。軽いし、夏は使うかも。 ペグは雪の上では自作の竹ペグを雪に埋めて使う。適当なサイズの竹を割り、15cm×2cmくらいの短冊状にして、張り綱に付けるための捨て紐=麻紐の輪っかをベール・スリング・ヒッチで止めるだけ。(ベール・スリング・ヒッチと言うのをこれを書く段になり調べて初めて知った。ガースヒッチ、カウヒッチ、ひばり結びとも言うらしい。)朝はピッケルなどで掘り出す。雪が緩い場合は竹を2つ使って十字形にすると抜けにくくなるそうな。まだやったことはない。割り箸でもよいと思うが、強度的には恐らく竹ペグの方が有利。竹は、近所の竹材店で端材を貰って来た。通販でも買えるようである。直径5cm前後のものがいいと思う。(太過ぎる竹は厚いので重くなる。)ノミ[鑿]等で、上から割ると綺麗に割れる。 |
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初めてのシュラフとして、当初カモシカオリジナルのダウンシュラフ450DX(ナンガ製:Nangaの製品で言うとポーリッシュバック450 SPDXに相当?)を買おうと思っていた。が、暖かい時期はこれで間に合うし雑に扱えるし汚れても気軽に洗えるということで、ひとまず化繊を使ってみることにした。中綿量600gにしては軽く、多分外気温0℃くらいまではこれで行けるだろう・・・と思っていたが、2℃くらいだと寒かった。慣れが必要? シュラフのしまい方について少々。ダウンの場合、足の方から順に袋へぎゅうぎゅうぐしゃぐしゃに押し込んでいけばいいそうな。化繊の場合、ものにもよるだろうが、私の場合を記す。上半身の部分を縦に二つに折り(細長くなり、その幅は袋の長さと同じくらい)、それをそのまま、或いはぱたんと横に二つに折ってから筒状に丸めていく。朝テント内で詰めるのが面倒&ザック容量に多少の余裕がある場合、少し大きめの別の袋を用意すればいい。 シュラフカバー(写真左)はナチュラムで安かったから取り敢えず買ってみた。【2009.11.13追記】夏場は全く使わないが、寒い季節にもテント泊するようになって使うようになった。ゴアテックスのものは持っていないから違いは較べられない。結構重たいので、モンベルのブリーズドライテックの軽いやつが気になっている。 【2009.11.25追記】結局モンベルのブリーズドライテック U.L.スリーピングバッグカバーワイドというのを買ってみた。軽い。袋込みで実測212g。値段はゴアテックスの同等製品より数千円安い12,000円。2レイヤーなので単体使用不可(ウェザーテックのやつは3レイヤーで単体使用可)だが、単体で使わないので問題無い。非常にコンパクトに収納出来る。ただ、ナンガのオーロラのように初めからシュラフ表皮に防水透湿素材を使ったものと較べて、「不要な時に装備から省ける」以外の利点があるのかどうかは不明。 |
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ナンガのOEM、FP値は780。ナンガの旧SPDX相当、手摘みのポーランド産ホワイトグースダウン95%、フェザー5%。ふっかふか。表地は30Dリップストップナイロン、サイドジッパー付きのモデル。価格は改定前で35,000円しなかったと思うが正確なところは失念。現在は税込み40,635円になっている。ナンガ純正で言うと、ナノバック720SPDX辺りと近いか。価格の低さは魅力。 |
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名前は'swell-bag'=膨らむ袋、の意だと思われるが、本家ナンガの正式表記は「スウェルバック」。ナチュラムなどでは「スウェルバッグ」と記されている。上側はボックスキルト構造、下側はシングル構造。生地は20Dナイロンシレ撥水加工。cirer加工とは、布地に熱や圧力を加えたりウレタン樹脂などをコーティングしたりして表面をてらてらにする方法。多少の霜は払えば落ちる。 公式サイトでは |
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羽毛量70g、750FP、ダウン90%/フェザー10%。生地はウェザーテック。価格は忘れたが4,000円ちょっとだったか。長いモデルと重量的には大差無いのだが、安いので短い方にした。あぐらをかくと足首周りがすーすーするので、そのうちお金に余裕が出たら長いのも買うかも知れない。 |
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(リッジレストは写真無し) 寝る時に下に敷くマットとその入れ物。リッジレストはかさばるという点を除くと評判は良いようで、実際使ってみても寝心地は良かったので気に入り。本体を買う時に専用の袋も一緒に買えば良かったのかもしれないが、別に買ったISUKAのやつは少し大きめでマットを雑に丸めてもさくっとしまえる。しっかりした生地で出来ており、口を縛っておけばザックの外に括り付けて薮漕ぎしても大雨に降られても安心。【2009.11.25追記】ザックへは、ストラップを使って背面に縦にして括り付けている。横にしたりザック側面に括り付けると、狭い所で引っ掛かって非常に邪魔なのでこの方法に落ち着いた。 リッジレストの長さは120cmなので、頭と膝下ははみ出す。頭は雨具などを枕にして、足元には休憩用の小さいマット(折り畳み式)を敷いている。それで特に不都合は無い。 |
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100円ショップで2個入りのものを買った。靴やザック等の装備をテントに持ち込む際、雪が付いていると中が濡れてしまうので、それを落とすのに使う。 下に敷いてあるのはふにゃふにゃのスポンジ系マウスパッド。これも100円ショップにて入手。ガスストーブで調理する際、下に敷く。ガス缶が滑ったり凍ったりしなくてよい。 |
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縦走用アイスアックス(雪山散歩用の杖:ヘッド部に'B'という刻印がある。ハードな使用には'T'の刻印のあるものがいいそうな)。コージツで10% offの時に買った。ブラックダイアモンドのピッケルにはもっと軽い「レイブン・プロ」というのもあるが、そっちはもう少し高い。 持ちやすく、比較的軽くて値段も安いので入門用にと買ってみた。両側と石突きを研いで、ざくざく刺す使い方もしてみた。縦走用としては扱いやすく、今のところ特に不満は無い。 巻き付けてあるピッケルバンドは、ICI石井スポーツで買った660円の肩掛けタイプのもの。下に置いてあるブレードカバーはKAJITAX、石突きカバーはCAMPのだったかな?バンドは15mm幅のテープ(登攀用品)等で自作可能/ブレードカバーは具合がいい/石突きカバーはちょっと緩かったので、靴の目止め剤'Liqui Sole'を内側に塗って対処。 |
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世界でも有数の多雪地帯日本で古より使われている雪上歩行具「輪かんじき」。登山にも、それそのものもしくはそれを(ほぼ同じ形のまま)軽金属や化学繊維等の近代的素材で再現したものを使う。最近は西洋式の「スノーシュー」というものが流行りだが、それぞれに得手不得手/利点欠点があるようだ。 さて、丈夫で手入れの楽なアルミワカンとして比較的広く売られているものに、エキスパート オブ ジャパンの「スノーシューズ」がある。所謂定番モデル。定番なのでこれを買うのが無難かとも思ったが、さかいやオリジナルは昔ながらの竹や木製わかんにより近い形。塗装してある為雪が着きにくく、中央部の縦方向バンドも二本あって安定しているとのこと(エキスパートのものと使い較べた人の話)。重さはほぼ同等。 実際春のしゃばしゃば雪で何度か使ってみた。浮力や歩きやすさの差は比較対象が無いので不明だが、事前には気になった幅の広さも気にならず、靴にしっかりついてくる感じで良い。ツボ足(靴のまんま)だと脚が丸ごと潜ってしまうような雪面でも、ちょびっとしか沈まない。ワカンはもっと重くて大変なのかと思っていたが、アイゼン無しのワカン単体だとその重さは気になるレベルではなかった。そのうちアイゼンとの組み合わせも試してみたい。 文句を一つ。さかいやのwebショップには、 |
固くない雪で斜面も厳しくなければ=お気軽な雪上ハイク程度なら、一番上の五本爪のもの(通常の四本爪の他に、中央部に前後方向の滑りを抑える少し大きめの爪が付いている)が便利。軽いし、特に歩き方を変える程でもないし、下が凍っている場合等にあると無いとでは大違い。アプローチの林道が凍っていたりする場合にも使える。 夏の雪渓歩き等では、土踏まずに埋もれてしまう四本/五本爪だと意外と滑りやすかったりするので、(特に慣れない人の場合は)六本爪のものが歩きやすい。LXT-12は、他の出刃と比べてないから詳しくは分からないけれど、軽いし左右非対称なお陰か引っ掛けたりすること無い。前爪だけで登降するようなおっかないところへはまだ行っていない。 爪が丸くなったら、鉄工用の平ヤスリ(仕上げ目/細目)で研ぐ。研いだ後、マジックインキのペン等で錆び止めをしておくと万全。(余談。研ぐとよく分かるが、やはりカジタのものは硬い。ニッケルクロムモリブデン鋼?) |
上3つはゴアテックスを使用し、上2つはアイゼン装着時に破けにくいよう下の方を丈夫にしたものだが、パイネのものは下の方にゴアテックスを使っておらず、蒸れる。ヘリテイジのは下までゴアテックスを使ってあり、蒸れない。かもしかスポーツの岳楽多市で型落ち処分品が半額だったので、冬用スパッツを「買い直した」という状態。 パイネのものはバンドが安っちい(すぐ切れそうな)ゴムだった。別途ネオプレンゴムの丈夫なものを買って取り換えてある。【2009.11.26追記】上のゴムが伸びてきたので、引退。 BAILESUはコージツのショップブランド。バンドのつまみ部分が一回の山行で取れちゃった。結んでそのまま使うも、5回目くらいでバンド付け根部分の生地が破れた。ショートスパッツはそんなに過酷に使うものではないようだ。 ISUKAのものは長いのに軽い。サイズ的に革の重登山靴は厳しいが、スカルパのトリオレにはちゃんと付く。生地も210Dナイロンで、実用に耐える丈夫さ。サガルマータは型落ち半額で買ったので除外すると、コストパフォーマンスは上々と思う。 |
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「ネオプレンのフリース裏地付きフェイスマスク使ってる。先月近所のオリンピックにスキー用品探しに行ったら見た瞬間に即決した。カッコイイ、マジで。そして安い。装着すると暖かい、マジで。ちょっと感動。しかもネオプレンなのにフリース裏地付きだから装着感も柔らかで良い。フェイスマスクは守備範囲が狭いと言われてるけど個人的には暖かいと思う。バラクラバ(目出し帽)と比べればそりゃちょっとは違うかもしれないけど、そんなに大差はないって店員も言ってたし、それは間違いないと思う。ただ眼鏡やゴーグルが曇るとちょっと怖いね。フリース裏地付きなのに前が見えないし。 ・・・悪ふざけのGTOコピペはさておき、安物のフリースヘッドバンド/ニット帽+フェイスマスク+雨具のフード+スキー用ゴーグルで、頭部や顔面の防寒は特に問題無いように思う。「冬山には高価なハードシェルが必須」とお考えの方は、ヌルめの山で一度お試しあれ。(荒天の厳冬期3000m級は知りません。) 因みにネオプレン(Neoprene)というのは米国デュポン社の合成ゴムの商品名で、一般名だと「クロロプレンゴム」。 |
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初めて買った山用ストーブ(バーナー)。小さくて軽くて火力も強く、五徳は四本で安定していて特に不満はない。耐風性がどうなのかは分からないが、今のところ(そんなにゴーゴー風の吹く所で使ったことが無いので)困ったことは無い。 最初の数回だけ、五徳を閉じる(畳んで、回す)のに少し苦労した。使っているうちに馴染んだ。買うときの対抗馬はEPIのRevo-3500だったが、プリムスのこれにした決め手は、収納時の形状と値段と開いた時の状態。最後の項目、店頭での比較ではこっちの方が安定してそうに思えた。 日本での気軽な山歩きやキャンプを想定するとガスを使うものが選択肢の中心になるかと思われるが、ガス以外にもいろいろあるストーブの選び方についての米国アウトドア用品通販大手REIの記事を翻訳してみたので、興味のある方はどうぞ。(補足として、プリムス/EPI/snow peakのカートリッジのガス混合比率等について勝手に加筆。) 燃費について少し。小さい鍋を使う場合、炎が鍋の底面からはみ出すとガスの無駄になる。かといって火が弱すぎると沸くまでの時間が掛かってこれも燃費悪化に繋がるので、適切な強さを見出すとよい。消費するガス量は風の強さや鍋の形状等によっても異なるが、私の場合は気温(〜水温)10℃で500mlの水を沸かしてインスタントラーメン一食を作ると20g程のガス(ノルマルブタン)を消費するようである。 |
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それまで単車用の簡素な革手袋の古いものを山で使っていたが、破けてきたので買ってみたもの。甲側は微妙な撥水性を持つ速乾性素材、掌側は滑り止めの凹凸の付いたべたっとした素材。タグにはポリエステル100%と書いてある。 岩場等で手を付く時は勿論、高い所で雨に降られると夏前後でも手が冷たいので、手袋はあった方がいい。普通の綿の軍手は、濡れたら悲惨なのでお薦めしない。このPAINEの手袋、見た感じは脆弱そうだったが、使ってみると意外に丈夫だった。もっと厚くて重たくて蒸れる革のものよりは寿命は短そうだが。 |
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2007年の初詣で丹沢の大山に行った時、土砂降りの中を革手袋で歩いて手が革の染め色になってしまったので嫌気が差して買ったもの。完全防水なので、水が手首側から侵入しない限り中は濡れない。ウェザーテックの透湿性はゴアテックスには劣るが、こんな手袋をするような気温だったら大丈夫。汗で蒸れる程暑かったら脱げばいい。掌側は滑りにくい素材で、使い心地は悪くない。【2009.11.26追記】耐久性も十分。イスカは良い製品を作ると思う。 |
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冬用。革とブラックダイアモンド独自の防水透湿素材BDryを使った旧型。現行モデルはGORE-Texになっている。インナーグローブは別に買った'Thinner core'。取り敢えず、気温-5℃くらいまでは暑くて使えない。レイングローブで十分。-10℃くらいになるとレイングローブでは厳しくなるので、これを使う。 |
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スイス・レキスポーツ社(ドイツのLEKI社とは別)のシンプルなトレッキングポール。かもしかスポーツの岳楽多市(春先にある、処分品安売り企画)で買った。衝撃吸収機構付きモデルとどっちにしようか迷ったが、アンチショック型は500えん(二本買うと1000えん)高くて収納時の長さが5cmくらい長いのでやめた。衝撃吸収機構が無いという点に関しては、今のところ特に不満はない。 雪上以外を歩く時に付ける石突きカバーは独LEKI社の標準品とそっくりな涙滴型で、接地部のパターンは豪KOHLA社のものともほぼ同じ格子型。どちらもやや滑りやすく抜けやすく、数回の山行で二つ失くした。シナノ(ICI石井スポーツオリジナル=PAINEブランドのストック等を作っている日本のメーカー)のやつ(PP-07;8mm径)の方が滑りにくくて抜けにくい。 |
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レキスポーツのが壊れたので買った。一本22g程の差だが、重量バランスの違いもあってかかなり軽く感じる。ぐるぐるひねって固定するタイプではなく、フリックロックという、レバーをばたんと閉じて止めるタイプ。適切に調整しておけば、力を掛けた瞬間に緩んでずるっと縮んでしまう心配が無い。慣れるとぐるぐるタイプには戻れそうもなくなる。 グリップエンドが固いので、掌で包むような持ち方をする人には不向き、或いは手袋着用がお薦め。(自分はストラップに体重を掛ける使い方にほぼ落ち着いているので問題無し。)耐久性は上々、但しストラップのカバーはすぐに破けた。どうでもいいのでそのまま何十回も使っている。 †重量はカタログ値だと「トレイル」が516g、「トレイルコンパクト」が500gとなっているようだけど、この516gはトレイルコンパクトの実測値。収納長さが6.5cmも違うと結構変わってくる(岩場でザックに付けたりした場合に、飛び出すと引っ掛かりやすい)のでコンパクトを買った。自分の使い方で125cmより長くして使う機会は無いし。 |
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八海山の下りで滑ってこけた際にトレイル・コンパクトが折れたので買った。多少の曲がりを直しつつ使っていたので、金属疲労が進んでいたのかもしれない。ブラックダイアモンドのフリックロック以外が選択肢から消えてしまったことと、同じモデルを二度買うのはつまらないということで、初めて炭素繊維のこのアルパイン・カーボン・コルクを選んでみた。 グリップエンドは初代トレイル・コンパクトから改善されている。掌で包むような持ち方をする人にも問題無い。また、コルクの握りは感触が良さそう。まだ使っていないので、そのうち追記するかもしれない。 【2009.12.15追記】何度か使ってみた。重量バランスが良い。トレイル・コンパクトではあまり使わなかった長さにしても振りやすい。ただ、コルクグリップは握り心地は良いのだが多少気を遣う。以前は岩場でしまうのが面倒だとそのままグリップを岩に着けて体重を掛けていたりしたが、コルクは脆いのでそれはあまりしたくない。 |
ものによって適切な方法が異なるかもしれぬゆえ、参考までに私の場合を。
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†重量はアルカリ単三電池三本込み。 ブラックダイアモンドのヘッドライトは、傾向的にPetzlよりも安い。例えば、ほぼ同等製品と思われるLED3灯+クセノン球のミオ3は7000えんくらいする。しかも、ジェミニは単三電池3本使用なのに対してMYO3は単三4本で重たくなる上に点灯時間も短い。その分微妙に明るいのかもしれないが・・・ ジェミニのしわくちゃなリフレクターは結構具合がいいようで、照射ムラは気にならない。よく整備された(ルートファインディングを要さない)縦走路を歩くのであれば、月光が無くともLED2灯で十分な光量がある。ケイヴィング(洞窟探検)とかクライミング(岩登り)をする人にはもしかしたら使ってこそ分かる値段分の差がペツル製品にはあるのかもしれないけど、へたれハイカーの私には多分その差がよく分からないだろう。 【2009.11.13追記】最近は半分の重さで倍の明るさ、十倍以上の点灯時間を誇るLED灯のものが主流になってしまった。買い替え検討中。 |
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†重量はアルカリ単四電池三本込み。 LEDのみのモデルが流行り始めた頃のもの。小さいのを2つ点けるモードと、全部点くモードがある。テント泊時に使ったりするには暗いモードが便利。全部点けると結構明るいが、初期のLEDなのであまり遠くは照らせない。整備された登山道歩きなら十分だとは思うけれど。電池のもちがいいので、普段も予備として持ち歩いている。 |
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†重量はアルカリ単三電池一本込み。 日亜の0.5w灯を使ったもの。安いので買ってみたが、非常に明るい。NightRayの全灯より多分明るい。連続点灯時間が10時間とか書いてある&暗めのモードが無いのでテント泊等には不便かもしれないが、富士登山とか非常用とか出発が夜明け前の日帰りとかであれば、十分以上の性能。 【2009.11.13追記】使っているうちにちらちらしたり消えたりするようになった。やはり値段なりか。 |
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†重量はアルカリ単四電池三本込み。 1W LEDを使ったもの。前記の如くGTR-731Hがちらついたり消えたりするようになったので買った。小さいのを3つ点けるモードと、1W一灯のモードがある。それぞれに強・中・弱・ストロボモード(点滅)がある。テント泊時に使ったりするには3灯の暗いモードが便利。電池のもちを良くする為か、強・中・弱モードでも実は「点滅」している。動きの速い物を見るとコマ送りになって面白い。 |
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まず愚痴。さかいやでこれを買う時、自分で探したが見つからなかったので店員に訊いた。そしたら、無いと言われた。無いと言った店員がレジ横のネット端末でさかいやのオンラインショップを調べると、そこにはこれが出ている。彼が改めて店内を探したら、他の商品の奥から出てきた。さかいやは扱っている商品の種類が多いせいか、店員が自分の店で扱っている物を把握しきれていないようである。他にも二、三回似たようなことがあった。 本題。これは頭に被る防虫用のナイロン製ネット(下部にゴムひも入り)。暖かくなると(概ね気温15℃前後から)、場所によってはむしにまとわりつかれて大変なことになる。アブやハエに刺されたら痛かったりかゆかったりするし、刺さないむしでも目や鼻や口や耳に入ってこられたら嫌。 写真は、袋へしまったシュラフに帽子を被せてその上から網を掛けた状態。実際にはシュラフではなくて人が被る。 |
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この頁の製品重量を量るのに使っている、タニタの調理用はかり。2000gまで、1g単位での計測が可能。重力の地域差を補正する機能や電源切り忘れ防止(オートパワーオフ)機能、容器の重さを差っ引く機能(風袋機能と言うそうな)も付いている。 狭義の山道具には含まれないかもしれない(山にこんなものを持って行く人は稀だろう)が、登山装備の軽量化を試みる上での必要度は低いとは言えないだろう。余談だが、2000gを超えるアルパインパック60を量る際には、これともう一つの(以前から使っていた)1kgまで量れるアナログ調理秤とベニア板を使った。 |