Rjの登高漫歩
山歩記 - 大菩薩嶺(2004.07.18)

last modified: 2004.07.24


概略

経路(標高) 地形図
上日川峠(1590m)〜富士見山荘(1700m)〜富士見新道分岐(1750m?)〜神部岩(1990m)〜雷岩(2040m)〜大菩薩嶺(2057m)〜大菩薩峠(1897m)〜熊沢山(1990m)〜石丸峠(1900m)〜上日川峠 Air Master 32 #2500G 大菩薩峠 (北東)

†出発/通過/帰着点の標高はおおよそです。

富士見新道

中里介山(弥之助)の小説「大菩薩峠」で有名な大菩薩。webに山行記を書き始めてから、これで三回目です。東京圏から近くて景色の良い山ということなんですが、その分人も多いです。今回は、人があまり通らない「富士見新道」から登ってみました。実は初めて。

出発は軟弱に上日川峠(ロッヂ長兵衛前)。標高は既に1600m程ありますので、ここから山頂までの登りは高尾山口駅から高尾山頂への登りに毛の生えた程度です。好天、「海の日」連休ということもあってか、朝七時過ぎに着いた峠の駐車場はもう溢れていました。よく見ると、すげえ色んな所から来ているようです。近県ナンバーが少ない。。。峠から少し奥に入った駐車場まで行ったらやっと空きがありました。そこに車を止めて準備、出発。

上日川峠でトイレに寄り、登山道と並行する車道を通って福ちゃん荘まで20分程。登山道を通っても大差ありませんが、この区間の車道を歩いたことが無かったので歩いてみました。樹林帯の中の気持ち好い道、しかし既に汗だくです。どうなることやら。

福ちゃん荘の前を抜け、大菩薩峠(新峠)へ通ずる車道を少し行くと富士見山荘の前に出ます。富士山は生憎その頭に帽子を被っていました。今日辺りは富士山に登ってる人もすげえ多いんだろうなと思いつつ、山荘前から分岐している富士見新道&大菩薩峠(旧峠)への道へと進みます。

yuri
林道途中のゆり
mushi
駐車場のむし
fujimi
富士見山荘前から
azami
あざみ
shindou
富士見新道入口
kugaisou
クガイソウ

旧峠(賽の河原)への道との分岐点までは、以前も歩いたことがあります。樹林帯を緩やかに登り、特に問題ありません。やがて分岐点の導標を見て、更に登ります。ここからは道が少し薄くなるかと思っていましたが、思っていた程には薄くならず。要所には赤テープ等の目印もあって、特に問題ありません。スズメバチの斥候みたいなのが頻繁に周囲を飛んでいましたけど、目の前に来てアゴをカチカチ鳴らす威嚇は一度も受けず。「ちょっと通りますね。」と思いながら普通に歩いていれば大丈夫です。

やがて見通しの利くガレ場に出ます。少し登り、草地の斜面を遠くの富士山と道端のカキツバタか何かを見やりながら更に登り、再び樹林帯に入って少し進むと、岩場の基部に出ました。岩場には鎖があったようなのですが、入口やら途中の看板に書かれていた通り撤去されています。しかし、岩場自体は鎖無しでも楽に登れる上に、岩場の脇には普通に歩ける道もあり、通過には特に困難はありませんでした。ただ、ガレガレ部分は人為落石を起こしやすい。前後に人がいる場合には、自分が落石を起こさぬ様、他人の起こした落石に当たらぬ様気を配る必要があるかと思われます。

odamaki
ヤマオダマキ
bunki
富士見新道分岐
gareba
見通しの利くガレ場
kakitsubata
カキツバタ
fuji
富士山
koke
再び樹林帯
shimotsuke
しもつけ
iwaba
岩場登場
iwaba
岩場途中
ana kan'non
穴観音
usuyukisou
ウスユキソウ
gareba
落石注意

途中、穴観音や何とか岩と名の付いてそうな岩を通り、最後の長めの岩場を登ると(或いは脇にある「安全ルート」でその岩場を回避して登ると)「神部岩」に到着。稜線を歩く散歩者達の喋り声が山に響き渡っています。稜線の「プロムナード」で言うと、丁度標高2000mの標識がある付近です。そこからは俗世間に突入。

俗世間とは言っても標高2000mの稜線。空は青く風は涼しく、花々は咲き乱れています。思いのほか多くの花が咲いていて、ちょっと嬉しい誤算でした。でも、風に揺れまくっているので、写真はあまり上手に撮れませんでした。ピントも合わないし。やっぱり手動焦点合わせ機能の付いたカメラが欲しくなります。

kambe iwa
神部岩
promenade
プロムナード
nyohouchidori
ニョホウチドリ
azami
あざみ
hana
ふうろそう?
hotarubukuro
ホタルブクロ
nigana
にがな
mori
もうすぐ山頂
sanchou
山頂到着

花々を愛でながらちんたら歩いてゆき、やがて雷岩に到着。人が溢れていますが、富士は雲に隠れて見えません。そのまま通過して山頂を目指します。雷岩から10分程度。山頂は樹林帯の中で、展望はありません。写真をちまっと撮ってすぐに引き返します。雷岩を通過し、神部岩も通過して更にその先へ。避難小屋のある大菩薩旧峠を過ぎ、人の多すぎる新峠を抜け、突然静かになった道を熊沢山へ向かって登り、越した所でおひるごはんにしました。今回は、お手軽にコンビニおにぎりとサンドイッチです。石丸峠やその向こうの天狗棚山(1957mピーク)〜狼平〜小金沢山方面を眺めながら、花の咲く草地で食べました。

kiku
きく
kiku
あずまぎく
maruba
マルバダケブキ
hinangoya
旧峠の避難小屋
kumazawa
新峠と熊沢山
otogiri
おとぎりそう
kuma
熊沢山への道
nigana
にがな
ishimaru
石丸峠と天狗棚山

食べ終わり、幾度か写真を撮るべく立ち止まりながらゆるゆると下り、6分40秒で石丸峠に到着。石丸峠は草原の拡がる気持ちの好い場所です。ここからはトラバース気味にずんずん下ります。小金沢山がだんだん高くなり、熊沢山から南西に延びる尾根をくっと逸れる地点では、とんびよりも少し大きくて腹側の白っぽい猛禽が飛び立ち旋回しながら上昇気流を掴んで天空へ昇っていく様を見ました。カッチョイイ。

hana
なんじゃろ?
koganezawa
小金沢山と富士
hana
なんじゃろ??
hana
風露草?
keshiki
石丸峠付近の景色
moukin
上昇中の猛禽

急坂をぐいぐい下り、二回車道を渡ればもう降りたも同然。前回ここを通った時には無かった「親水広場」だか何だかというのが出来ていたので、ちっとうろうろしてみました。子供が安全に遊べそうな流れと遊歩道を人工的に作ったようです。いいんだか悪いんだかよく分かりませんが、ひとまず観光客は一人もいませんでした。

沢を渡ってちんたら進み、二代目石摩羅(石丸峠の名の由来;男根信仰の名残)を見送って更に進むとやがて大菩薩館跡に出ます。この歴史のある山小屋「大菩薩館」、前回来た時はまだ廃屋として辛うじて部分的に形を留めていました。しかし、今回は既に廃材が寄せ積まれていただけでした。大菩薩新峠の介山荘(土産屋&宴会場)に見る喧騒とは対照的な、栄枯盛衰の一つの象徴。何となく寂しい気持ちになりながらその廃材の山を見送って歩くと、僅かで上日川峠に到着。今日の山行も無事おしまい。新調した万歩計の数値は18016歩。駐車場からは金峰山の五丈岩も見えました。帰りは、「大菩薩の湯」に寄りました。3時間まで600円で、いいお湯でした。

shouma
ヤマブキショウマ?
sawa
沢を渡ります
daibosatsukan - now
大菩薩館の残骸
daibosatsukan - in former days...
在リシ日ノ大菩薩館
(昭和50年代発行の
エアリアマップより)
utsubogusa
うつぼぐさ
parking
駐車場から大菩薩嶺

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