last modified: 2005.02.19
経路(標高†) | 鞄 | 靴 | 地形図 |
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日陰沢橋(550m)〜熊笹ノ峰(1523m)〜日陰沢橋 | Couloir 45l | AXS GTX | 中川 (北東) |
†出発/通過/帰着点の標高はおおよそです。
久々の山歩き、丹沢の熊笹ノ峰に行ってきました。出発は日陰沢橋。犬越路や檜洞丸等へ続く道のある所です。駐車スペースは神ノ川ヒュッテ利用者用の300円の有料駐車場と、林道の車止めゲート手前(路駐)。前者はヒュッテが開いてるかどうか分からないので無視して、後者に止めました。私の他には後から来た一人の一台があるのみ。トイレの駐車場もあるみたいでしたけど、入口に柵があって入れませんでした。柵が無くても、もともとトイレ用です。因みに日陰沢橋までの道は、しばらく晴天続きだったお陰で凍結箇所など殆ど無く、チェーンは使いませんでした。でも、雪の降った後などは滑り止めが必要になるかと思われます。
当初は檜洞丸まで行って戻るつもりでした。が、出発前に少々ごたごたしてしまい、かなり遅くなったので熊笹ノ峰までしか行けませんでした。それでも、雪が締まっていて楽に歩けたからそこまで行けたということで、もし膝くらいまでのラッセルが必要だったらもっと手前で引き返していたことでしょう。
出発は林道の車止めの脇を抜けて数分の林道歩きから。やがて熊笹ノ峰方面への登山道が湧いて出ます。導標があるので分かります。んで、そこからの急斜面、いきなりの雪、しかも凍ってました。アイゼン無しでもストックがあれば何とか登れるレベル、しかし面倒なので&どうせこの先雪の上を歩くことになるだろうから、さっさとアイゼンを着けました。と言っても五本爪の簡易アイゼン。(一応十二本爪アイゼンとピッケルも持って行きましたが、この日は全く使いませんでした。)
急な斜面を少し登ると、尾根に出て雪は希薄になりました。所々残ってる程度。杉の植林帯をのんびり登ります。晴れていて気温も高めだったので、あちい。夏は悲惨かもしれません。ずいずい登ると、やがて道は雪だらけになって先程の林道に出ました。横切って更に登ります。まだしばらく杉が続き、やがて道が緩やかになる頃にはブナなどの広葉樹林となりました。大室山やら蛭ヶ岳なんかも左右に見えてきて、いい感じです。
登山口 |
杉林 |
林道交差点 |
積雪は数十cmくらい(ちゃんと測ってないので憶測)、踏み跡も数人分くらいあってずぼっと潜ってしまうことは殆ど無く、快適に歩けました。時折、狐やら兎などの足跡も見られます。そこをちょこちょこ歩いたり走ったりしてる彼等の姿を想像すると微笑ましい。やっぱり山の空気っていいですね。やめられません。
他に登山者も無い中、さくさくと雪を踏んで登り、稜線に出た所が大笄と熊笹ノ峰の鞍部。向こう側(南側)が見えます。生憎雲が出てきて富士山は見えませんでしたが、右の方には南アルプス(赤石山脈)が見えました。やった。そこから檜洞丸方面へちびっとだけ進めば熊笹ノ峰です。でも、ここを目標の頂とする人は殆どいないでしょうね。通常はその先にある檜洞丸まで行くと思います。
広葉樹林帯 |
大室山 |
鞍部 |
めげずに先程の鞍部まで戻り、ゆったりおひるごはん。今回もラーメンと雑炊でした。ぽかぽか陽気だったので、リラックスして贅沢な時間を過ごしました。途中、大笄方面から背負子の単独おじさんが降りてきて、檜洞丸方面へそのまま通り過ぎました。時刻は既に14時近かったから、檜洞丸山頂ちょい下にある青ヶ岳山荘までの人だったのかもしれません。
さて下山。来た道を戻ります。下りは登りよりも足に体重がかかるので、時々ずぼっと潜りました。でも概ね楽ちんでした。久々に真面目に15kg以上背負っていたので脚力はどうかと思っていましたが、特に問題無く最後まで下れました。登山口まで一時間半くらいでした。万歩計は14600歩くらい。穏やかな雪上のお散歩をのんびりこんと楽しんだ一日でした。
帰りは、中央道相模湖ICまでの途中にある「藤野やまなみ温泉」に寄りました。600えんで、露天とかサウナとかあってよいオンセンでした。中央道から裏丹沢方面へ行く人にはオススメです。