Rjの登高漫歩
山歩記 - 八ヶ岳:阿弥陀岳(2004.10.01)

last modified: 2004.10.06


概略

経路(標高) 地形図
舟山十字路(1620m)〜旭小屋(1740m)〜立場岳(2370m)〜無名峰(2540m)〜2564m峰〜阿弥陀岳(2805m)〜不動清水上(2260m)〜御小屋山(2137m)〜虎姫神社(1820m)〜舟山十字路 Couloir 45l AXS GTX 八ヶ岳西部 (北東)

†出発/通過/帰着点の標高はおおよそです。

※2010.03.09追記:関連記事→ 山歩記 - 八ヶ岳:阿弥陀岳(2010.02.24-25)

景色のいい阿弥陀南陵と難関の御小屋尾根


アプローチ

雨で大きな被害を出した台風21号も去って好天の期待されたこの日、予てより行ってみたかった八ヶ岳・阿弥陀岳南陵へと足を伸ばしてみました。このルートは国土地理院の1/25000地形図や昭文社「山と高原地図」シリーズ「八ヶ岳」には記載が無く、事前の情報はwebと昨年登った赤岳頂上小屋の兄ちゃんから得たのみでした。webには冬期の山行記 が多く、登攀具を持たない私にはちょっとラベルの高い感じ。頂上小屋の兄ちゃん曰く、「普通に尾根を辿れば(登攀具無しでも)登れますよ。」とのことだったので、ひとまず行ける所まで行って危なそうだったら引き返そう、というスタンスでの挑戦です。

出発は、「舟山十字路」という名のT字路(手前=西側から見ると├字路)。昔はもう一本道があったのでしょうか。中央道方面からだと、まず八ヶ岳美術館を目指します。美術館前の交差点から北へ進むと、僅かで次の十字路に出ます。そこを右折(東進)。交差点の南東側には「八ヶ岳登山口」と書かれた大きめの物体が立っているので、注意していれば大丈夫でしょう。その物体には、よく見ると小さい字で「舟山十字路を経て阿弥陀岳に至る」とも書かれています。道は初め舗装路、やがて(2004.10.01時点では)未舗装になりますが、構わずそのまま道なりに進むと再び舗装路となり、前方に通行止めのゲートが見える辺りで右に道が生えている広めの交差点が舟山十字路です。ミヤマシロチョウの説明看板やら導標やらがあります。ゲート手前に、車数台分の駐車スペースがあります。晴れていれば、ゲートの辺りから正面に目指す阿弥陀岳が見えるかもしれません。(実際のゲート位置は、昭文社の山と高原地図シリーズ「八ヶ岳」2003年版のそれよりも舟山十字路寄りとなります。ごく最近作り直されたもよう。)


登り:阿弥陀南陵

舟山十字路から阿弥陀岳南陵への取り付きには二通りあるようです。一つは十字路を下から見て右折し、旭小屋を経て行くもの。もう一つは十字路を直進し、ゲートを越えて更に進んで行くもの。後者の方が時間的には早いそうですが、私は廃墟となった旭小屋を見てみたかったので、前者を選びました。

下から見て右(南)への道を行くとすぐに阿弥陀聖水と地図に書かれた水場があります。ここへ水を汲みに来る人も多いようです。飲んでみると、冷たくてまあまあ美味しい。水道水の入ったペットボトルの水と入れ替えました。更に進むと、道が分かれています。そのまま下ると反対方向へ行ってしまうので、導標に従って左に曲がります。やがて枝沢(広河原沢)を渡り、すぐにまた沢(立場川本谷)に出ます。道は直進。対岸の先に車止めのゲート(鎖で封鎖されている)が見えます。

渡るのですが、この日は台風直後だった為か水量がやや多く、靴を履いたまま気軽にぴょこぴょこ渡れる雰囲気ではありませんでした。靴と靴下を脱いで冷たい水に足をさらすか、渡りやすい所を探すか。ひとまず後者を選択。上流に少し歩くと、比較的楽に渡れそうな所がありました。でも飛ぶのは冒険なので(滑ってコケたらずぶ濡れイヤン、水は冷たく、気温は8℃くらいでした)、水中に没した岩に手を付いて対岸の岩に足を飛ばす、という方法を採りました。これなら冷たいのは手だけで済みます。やった。

無事渡り、道に戻ってまた歩きます。左側に1820m峰を見ながら、しばらく幅の広い林道を行きます。緩やかに登り、再び沢へと接近する所の対岸に広場が見えました。その上に旭小屋があるもよう。で、また徒渉。先程と同じくそのまま楽には渡れそうもなかったので、少し上流へ行って同じように手を付いて渡りました。少々無駄に時間を食ったかな。普段はもっとさくっと渡れるのかもしれません。

広場の上には旭小屋がありました。小屋としての形状は保たれていますが、扉が斜めになって外れそう、そこから覗いた内部もかなり厳しい状態。気軽に泊まったり出来る様子ではありません。下の広場でテント泊をした方が幸せだと思われます。ただ、時期によってはこの辺り吸血虻が多いそうです。暖かい時期は虫除け等忘れずに。

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舟山十字路からゲート方向
amidaseisui
阿弥陀聖水
asahikoya
旭小屋内部

道は小屋の手前側、向かって左へ続いています。腐った木道跡のようなものに滑らされつつ僅かに下ると、右への急登が始まります。いよいよ尾根への取り付きです。所々に赤テープ等の目印があるので、霧で10m先も見えないといった時を除けば特に問題無いでしょう。踏み跡も思ったよりしっかりしていました。

尾根に出ると、左からもう一つの道が合流してきます。分岐の導標もあり。ここで、左から登ってきた単独行の男性と出くわしました。登りで他の人に会うとは思っていなかったので、ちょっとびっくり。相手も同じ思いだったかもしれません。前後して尾根を登り始め、二十分程歩いた広場で休憩しがてら多少の話をしました。彼は茅野に住んでいて、八ヶ岳にはよく来るそうです。冬とか。冬(の阿弥陀南陵)は本格的な登攀なのではないですかと訊くと、最後の方にちょっと足場の狭い所があるけど、そんなに難しくはないとのこと。

休憩後もまた前後して登りました。互いに単独行のつもりだったから、少し距離を置いて私が後から行きました。歩く速度は同じぐらいでしたが、私が途中で写真を撮ったり鼻をかんだり水を飲んだりしているうちに段々離されました。きっと上の方に行くに従って距離はどんどん開くことでしょう。

樹林帯の道をずんずん登るうちに、傾斜が緩やかになりました。地図を見て、そろそろ立場岳に近づいたと知ります。程なく立場岳(1/25000図によれば標高2370m)に到着。樹林に囲まれ、展望はよくありません。「立場山 二、二四八米」と書かれた標識が木に括り付けられていました。地図と100m以上も違う数字ってのはどうなのよ?とか思いながら、ここで軽く休憩。でも天気が好くて寒くない時期だったら、もう少し先まで行く方が景色も好くていいかもしれないと後で気付きました。

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立場岳への登り
tatsuba
もうすぐ立場岳
gongen
立場岳の先から権現岳

出発し、樹林帯のだらだらした道を少し進むと、視界が一気に開けました。テントを三つくらいは張れそうな平地と、焚き火跡と、崩壊地と、周囲の山々が見えます。「青ナギ」ってのは崩壊斜面のことなのかな?よくわかりませんが、気持ちの好い場所です。崩壊斜面の上には歩く場所がちゃんとありますし、左側には北アルプスがずずんと見えてきます。右には権現岳やら編笠山やら。そしてその間には、目指す阿弥陀岳も見えてきました。わくわく。

shiratamanoki
シラタマノキの実
gozentachibana
ゴゼンタチバナの実
aonagi
青ナギ上部から阿弥陀岳

やがて道は急登に。いわゆる「無名峰」への登りです。標高も上がってきて、息が切れます。まだ先は長いので、ゆっくりのったり登りました。それ程の困難もなく「無名峰」に到着。古くなって半ば読めなくなった小さい標識がありました。展望は開け、いよいよ稜線に出たぞ、といった雰囲気満点です。やった。

すぐ先に尖ったピークがあります。あれがきっと2564m峰。微妙に下り、少し登って到達。岩が露出して眺めがますます良くなっています。富士山やら、金峰山の五丈岩(五丈石)やら。赤岳も間近に迫っています。いいですねえ。こういう気持ちの好さは、来てみないと分からない、言葉や写真では伝えられないものではないでしょうか。

ontake
樹間の木曾御嶽
kinpu
甲武信ケ岳〜金峰山
p_2564m
無名峰から阿弥陀岳〜2564m峰〜赤岳
p_amida-aka
2564m峰から阿弥陀岳〜中岳〜赤岳

さて、いよいよここからが・・・と思って歩き始めたものの、踏み跡はしっかりしているし天気はいいし岩峰は悉く巻いてしまうしで、「おっかない岩稜歩き」を期待していた身には少々拍子抜けでした。三つ目くらいのでっかい岩峰(いわゆる'P3')の基部左側にはルート案内板があり、直登ルートと巻き道があるようでした。直登もしてみたいけど&見た感じでは手掛かりや足掛かりは豊富にありそうだったけど、初めてなので&万一落ちたら死にそうなので無難に巻き道を選択。向かって左をトラバース気味にやや下り、足場の狭い所を抜けてその先の岩溝を登るようです。ロープがぶら下がっています。

gongen
P2付近から権現岳
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シャクナゲ
P3
多分これが'P3'

その岩溝(P3のガリーとかルンゼとか言われている所)はそんなに急ではなく、「急坂」と「岩壁」の中間くらいでした。手を使いますが、「壁をよじ登る」ではなくて「坂を這い上がる」感じです。滑りにくい岩で手掛かりや足掛かりも豊富な為、氷雪の着いていない時期であれば左程の困難無く登れると思います。斜度が緩いので恐怖感もあまりありません。(上に人がいたら落石が恐いかも。)ただ、この日はちょろちょろ流れる水の一部がまだ凍ったままでした。凍結部分が増えるとちょっと厄介かもしれません。全部つるつるになったら、アイゼンやピッケル等の道具無しには登れないでしょう。

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P3岩溝への取り付き
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岩溝、登り始め
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岩溝、下方向
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岩溝終了後

その岩溝を上がると、あとはもっと楽に登れる道になりました。岩がぼそぼそ崩れかけているので、あまりぼそぼそ崩さないようにのったら登りました。と言っても、私の場合はこの高度でこの斜度だと息が切れまくるのでどうせしゅたしゅたとは登れませんけど。そんなこんなでちんたら登るうちに、不意に山頂の導標が見えました。無事登頂、やった。出発からちょうど五時間くらい、思ったより早く登れました。

P4
P4(右)と山頂
kokemomo
コケモモの実
ireihi
慰霊のプレート

純粋に岩場部分の登りの難易について言うと(無雪期)、大したことありませんでした。赤岳の真教寺尾根やら県界尾根をあまり鎖に頼らず登降出来る位の技術があれば、問題無く(自前の登攀具やぶら下がってるロープ等を利用すること無しに)登降可能かと思われます。強い「高所恐怖症」でさえなければ、懸垂が一回も出来なくたって平気でしょう。岩稜までの踏み跡探しも、一部微妙にシャクナゲやハイマツで腕が擦れる程度ですから、特に難しくありません。ただ、山歩きに慣れぬ人がいきなり、というのはオススメしません。流石に東京八王子の高尾山なんかとは違います。また、多少の落石の危険がある為、大集団でというのも避けるべきかと思います。

山頂。上空には雲一つ無い快晴、眺めは最高。風は弱く気温も高く、Tシャツ一枚でじっとしていても暑いくらいです。写真をいっぱい撮り、おひるごはんを食べました。山頂はそれまでの急登からは想像しにくい程に広く、のんびりするには持ってこいです。近くや遠くの山々を眺めていると、色々な思いが湧いてきます。あ、あれは○×山だ、あそこに行った時は確か、云々。そしてそんな回想を終えても、眺めているだけで飽きません。至福の一時。

因みにその一、私が山頂に着いた時は他に誰もいませんでした。そのうち一組の夫婦が関西方面から赤岳経由で来ましたが、一時間後に下山開始するまで他の人は来ませんでした。平日とは言え、人気の山域でこの好天です。やや不思議。赤岳だけ登って降りちゃう人が多いのかしら?もし赤岳を訪れる機会があったら&下山方向が美濃戸側なら&天気がいいようなら、阿弥陀岳にも寄るといいかもしれません。赤岳山頂よりも広くてのんびり出来ます。

因みにその二、この日は稀に見る「すごい晴天」だったようです。南アルプス、中央アルプス、北アルプスのみならず、既にどこだか私には分からないような遠くの山域まで見渡せました。赤岳等が邪魔する部分は見えませんでしたけど、それ以外は100km以上先の山もくっきり見えてました。乗鞍岳の左奥に見えたのは加賀の白山?(因みにこの日、至仏山からは富士山、白馬岳からは飯豊山地まで見えたそうな。)遮る山々が無ければ太平洋と日本海が見える感じです。そういや、恵那山の南に続く山塊(木曽山脈の南端、ということになるのかな?)の向こう側の平野の辺り(三河方面)には、ちょぼちょぼした雲が浮かんでいました。見られた雲はその辺だけ。他にもくもくしているものと言えば、最近ちょっと元気な浅間山の噴煙も見えました。ちょうど硫黄岳の上辺り。

sanchou
阿弥陀岳山頂
南陵方面から
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蓼科山〜天狗岳
蓼科山の左は白馬、右は妙高
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硫黄岳〜横岳
硫黄岳の上に浅間山
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赤岳
左に両神山、右に甲武信ヶ岳
akaishi
赤石山脈
真ん中左が鳳凰山、右が北岳
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木曽山脈〜御嶽
左奥に恵那山
hida1
諏訪湖と飛騨山脈南部
乗鞍岳左奥は白山?
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穂高岳方面
右の方に槍ケ岳
hida3
飛騨山脈北部
立山〜劔岳方面

下り:御小屋尾根

一時間ほど山頂でまったりしてから、下山。御小屋(おこや)尾根というのを下ります。西側へ続く尾根です。山頂から、ちょっと下にある阿弥陀中央陵との分岐導標が見えます。初めは歩きやすく、でかい岩を梯子(無くても上がれる)で越えてその分岐までは特に大きな問題は無いでしょう。

sanchou
山頂から富士山見納め
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梯子のある岩峰
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ミヤマダイコンソウ

問題は分岐の先(下)です。急な坂道で、路面はガレザレです。足を置くと殆ど全ての石が崩れます。左右に掴まれる木の根っこ等は希薄です。いくら落石を起こしても構わないならそのままづしゃづしゃ下ればいいのでしょうけれど、下から人が来るかもしれないのでそうも行きません。(実際、この急な領域周辺で計四人の登山者とすれ違いました。)慎重に足を置く場を選び、静かに静かに下りますが、結局二回程こぶしよりも大きな石を転がしてしまいました。落石の通り道となる下方に人がいないことを確認しながら降りたとは言え、冷や汗たらたらもんです。ここを登る人は、くれぐれも上方からの落石に注意して下さい。

amida
中央陵分岐付近から
bunki
分岐導標
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御小屋尾根

非常に崩れやすい所はそのうち終わりますが、その先もしばらくは急な坂が続きます。崩れやすい所で無駄に脚力を使ってしまい、その後が苦しくなる人もいるようです。急がず焦らず、無理のないペースで下るとよいでしょう。

やっと急坂が終わる頃、標高差にして550m程下った辺りで、不動清水への道が分岐します。「←水場/3分」と書かれた小さい標識があり、それを無視して下るとすぐ先にツェルト一張分くらいの空間があります。そこで軽く休憩。鳥や今降りてきた道を眺めながらぼーっとしていると、幸せな気分になれました。

下山を続けます。すぐ先で、不動清水への道がまた分岐していました。ここからだと2分だそうです。標高差もあまり無いと思われます。私はまだ水を沢山持っていたのでそのまま通過。緩やかになった道を気持ち良く下ります。ここいらからとんぼが増えました。赤とんぼ中心。陽射しは強く、気温が高くて汗だく。左には登ってきた南陵の下の方がちらちら見えたりします。

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下ってきた道
sumire
ヤツガタケキスミレ?
sora
青い空と紅い葉と
tonbo
御小屋山と赤とんぼ
gongen
権現岳
fudoushimizu
不動清水入口

微妙に登ったり下ったりしながら進むと、やがて倒壊した標識のある細長い広場に出ました。昭文社の地図に「財産区境界標識」と書かれた地点でしょうか。下に向かって右(北側)へ下る道とその道脇の木に付けられた赤いペイントマークが目に入りますが、地図には「踏み跡に入らぬこと」と書かれています。ここに限らず、この付近にはその「財産区」とやらの境界標識があちこちにあって不思議です。何がどう財産なんだろ?と思って少し調べてみたら、どうやらマツタケのもよう。お金が絡むと山も物騒になりますね。その広場でまた休憩。ぼーっとしながら鳥や虫を眺めていると、幸せな気分になれます。私にはマツタケ財産争いも関係ないし。

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タカネマツムシソウ
maidurusou
マイヅルソウの実
kudari
緩やかになった道
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財産区境界標識
bunki
御小屋山の分岐
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ススキの穂

出発。尾根上、そのまま西へ続く道を進むと、すぐに分岐がありました。右(北)は美濃戸口へ下る道、左は舟山十字路への道。赤く縁取られた導標の文字は辛うじて読めました。左へ進みます。少し下ると、また分岐。導標があります。右は御小屋を経由して美濃戸口への道、但し昭文社の地図によると、踏み跡は不明瞭だそうです。左が舟山十字路への道。ですが、導標の文字は殆ど読めませんでした。左を指す板に書かれた上下二行を先入観を元に頑張って判読してみると、上は「丸山地区別荘地」、下が「原村ペンション×××」と書かれているようにも思われます。左を指す方の板は、裏側が赤く縁取られていました。表もそうだったのかもしれません。陽に当たって退色したことが考えられます。

で、左へ進みます。この辺りから、謎の踏み跡があちこちで左右に分岐しています。雪の無い時期であれば、「素直に」「一番濃い」踏み跡を辿ることで正しい道を拾えるようです。結構神経を使いました。やがて右側に小さな祠を見出します。昭文社の地図に神社マークだけが描かれているのはこれでしょうか。更に下ってゆくと、谷をトラバースして越える所に「虎姫新道コース」だか何だか(うろ覚え)と書かれた導標を見ます。その少し先で、「←虎姫神社/50m」等と書かれた分岐導標のある地点に出ます。昭文社の地図で「虎尾神社」と書かれているのがこれでしょう。50m進んでみると、正面に大きな石碑がありました。その右(南)方面へ出てみれば、今朝登った南陵がばっちり見えます。阿弥陀岳の山頂まで見えました。一日を振り返るにはいい場所かも。

bunki
更に次の分岐
hokora
小さな祠
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虎姫神社
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阿弥陀岳南陵全貌

しばし景色を堪能して来た道を戻り、下山を続けます。すぐ先の広場状の所からは、林道っぽくなりました。四輪車が入れる道。広葉樹が増え、どんぐりが沢山落ちてたりもします。先日の台風のせいで、青いまま落ちてしまったものも多々見られました。ずんずん下り、間も無く舟山十字路へ続く道に出て右(西/下)を見ればゲートがあります。ゲート脇のニンゲン用通路を抜け、無事舟山十字路に帰着。万歩計は24003歩でした。結局、登りよりも下りの方が神経を使うことが多かったように思います。上の方では崩れる路面に、下の方では謎の踏み跡に。無雪期に関して言えば、阿弥陀南陵よりも御小屋尾根の方が「難しい」のではないでしょうか。

車での帰路、ICまで微妙に遠くなりますが、諏訪南ICではなく小淵沢ICから帰ると道中見事な甲斐駒ヶ岳〜鋸山やら鳳凰三山の景観をたっぷり楽しめてよいかもしれません。鋸岳は名前の通りぎざぎざしていてカッチョイイ。中央道に乗ってからしばらくは、よく見える富士山も楽しめました。贅沢な旅の締め括り。


参考山行タイム

私の脚力と心肺能力について。日帰りの荷物でよく整備された道を歩く場合、低山(1000m級)だと400m/hour以上で登れますが、高山(3000m級)だと300m/h未満に落ちます。酸素不足に弱いです。下りは酸素が足りなくなりにくいので、比較的速く歩けます。

というのを前提に、あくまで無雪期の参考例としてご覧下さい。(途中で写真をさんびゃくまいくらい撮ってますんで、写真を撮らない人なら私と同程度の体力でももう少し早いかも。)

地点到着出発備考
舟山十字路5:305:50駐車スペースは数台分。
旭小屋6:406:45徒渉で時間のロスあり。
尾根上の合流地点7:00-広河原沢からの道と合流。
休憩地点7:257:30南に西岳が見える。
立場岳8:208:30樹林の中。
青ナギ上部8:45-幕営可能。
無名峰9:209:25読めないプレートあり。
2564m峰9:30-三角点あり。
P19:45-巻く。
P29:55-巻く。
P3基部10:00-巻く。直登ルートもあり(要ザイル、とな)。
P3上部10:20-直登コースと合流。
P410:35-巻く。一部、足場が狭い。
竹中邦俊氏慰霊碑10:45-小さいプレート。
阿弥陀岳山頂10:5011:45広くてのんびり。
中央陵分岐11:5011:55御小屋尾根最上部はぐずぐず。
不動清水上12:5013:05水場への分岐は二箇所、下からの方が楽そう。
財産区境界標識13:4013:50細長い広場状。
御小屋山分岐13:50-導標あり。下に向かって左が舟山十字路方面。
更なる分岐14:0014:05同上。
小さな祠14:15-昭文社の地図にある神社マークか。
虎姫神社14:2014:25導標あり。登山道からやや逸れた所。
舟山十字路14:5015:05お疲れさん。

おまけのきのこ

kinoko1 kinoko2

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