uchiujin Rjにっき - 2002/Q4 uchiujin


もくじ

周辺きじ


2002ねん・第四四半期

2002.12.31

大晦日。無事片付けも終わり、すっきりした気分で新年を迎えられる・・・はずもなく、相変わらずゴミの山と格闘しております。でも、気分転換にちと単車で出かけてきました。片道30分くらいのところにある、知り合いのお総菜屋さん。実は行くの初めてでした。買ってきたものは正月の食料になります。楽しみ。

夜中に本格的にどっかへ出かけるべく単車の様子見も兼ねていたんですが(上々でした)、何やら雲が出てきました。天気予報によると、南関東でも今宵から明朝にかけて雪だそうです。雪が積もると単車は苦しい。山方面には行けません。どうしようかな。東京湾にでも初日の出を見に行こうかどうしようか。天気次第かもしれないし、それ以前に片付けでへばって気力が失せるかもしれません。まあ、自分独りでの行動ですから、行き倒ればったりで決めます。

みなさんは初詣に行きますか?夜中から行く人、寝て起きてから行く人、いろいろだと思います。私は自分では行かないけど、誰かに誘われたりして行くことはあります。一年前はどうしてたっけな。思い出せないので、メールを検索。あ、大したメール来てないや。お正月の挨拶がいくつか。掲示板も見てみました。んー、大したこと書いてないや。要するに、大したことしてないに違いありません。今回も同じかな。せめて「片付けをしていた」と思い出せるくらいには頑張ろうっと。

てことで、ご挨拶。今年一年お世話様でした。来年も宜しくお願いします。みなさん、よいお年をお迎え下さい。


2002.12.30

土曜日のイベントは無事に終了したそうで、何よりでした。掲示板へのはっとや他の方の書き込みを見ても、その熱気が伝わってくるようです。(私は、ちょっとしたトラブルにより遅刻&早退。失礼しました。m(_   _)m まあ、またの機会にでもじっくり楽しみたいと思います。あのイベント、是非とも続けて下さい。 > RMS諸氏)

その後、私の方はと言えば・・・28日から三日連続で行われたはずの別の大きなイベントにも行けずに、部屋の片付け等に追われております。何年分なんだか既にわからないくらい溜め込んでしまったツケは、やはり大きいようです。今年中に片付けるのは無理でしょう。でも、明日は気晴らしにちょっと単車でどこかへ出ようかと思ってます。寒いかなぁ。軟弱に近所をうろうろするだけになるかもしれません。


2002.12.26

今日は気持ちの好い冬晴れの日でした。風が少し強かったこともあって、やや寒め。夜になったらまた冷え込んできました。私は通常暖房の効かない空間でこのにっきを書いています。足元には一応セラミックヒータと呼ばれるものがあるのですが、「弱」以外に設定するとすぐ止まります。最近、「弱」でもすぐ止まるようになってきました。危険防止の為の温度センサか何かがやややばいらしい。よって、大体いつも寒いところで書いてます。ホントはこたつが欲しいのです。。。

懸案事項、自室の片付け。大分進みました。しかし、ものすごく「まだまだ」です。我ながら恐ろしい魔窟を作ったもんだ。進み具合は、見た目で言うと一時的に退行すらしています。今なんて完全に寝る場所ねーよ。不貞腐れてどっかそこらでごろ寝でもしそうになりますが、それはあまりに寒すぎるのでこの後頑張って寝る場所を作ろうと思います。

そうそう、再入院していた単車が戻ってきました。まだゆっくり走り回る余裕が無いので残念です。そのうち落ち着いたらぷらっとどっかに行こう、杉花粉が飛び始める前に。っても、最近は「季節の前倒し」現象が激しいので、油断してるとあと二三週間で飛び始めるかもしれません。ま、そしたら深夜に出かければいいか。夜は杉花粉があまり飛びませんゆえ。


2002.12.25

夜になって、やたら風が強くなってきました。こういう晩、単車に乗る際は気をつけないといけません。単車は軽いので、風に弱いのです。でも、私の単車はこないだの入院で治しきれなかったところがあって、今は再入院中です。要は、治療費をけちって古い部品を交換せずそのまま使ってみたらやっぱりダメだった、という話ですけど。。。

さて、いよいよ藤沢フォークフェスティバル第二十回記念・年末スペシャルが迫ってまいりました。28日の土曜日夜ですから、もうあと三日ですね。はやいもんだ。私も出来れば顔を出したいと思っております(確約は出来ませんが)。大勢の唄い手が集うはずですから、見る方もやる方も存分に楽しめるでしょう。こういうイベントに参加したことの無い人も、気が向いたら是非お越し下さい。朝までやってますんで、終電の心配は要りません。

年末というのはみなさん色んな用事があることでしょう。人付き合いの希薄な私ですら、この時期はなんだかばたばたします。28日なんて、「身体が空いてたら参加したい」催し/集まりが他にも二三あります。普通に人付き合いのある人なら、五つや六つ重なってても不思議ではありません。大変です。とは言え、それが土曜日ですからその後は少し落ち着くのでしょうか。

けど私に落ち着いてる余裕は無さそうです。28日までに部屋の片付けが終わってるとは到底思えないし、買ったパソコンもまだ箱の中だし、他にも何か少し動く必要があるかもしれません。昔話をすると、だいぶ前は年末年始というとあちこち出歩き回って遊ぶのが常でした。ゆっくり落ち着いて年を越す、なんて考えもしなかった。でも、今ではゆっくり落ち着いて年を越すってのもいいのかな、と思ったりしてます。歳食ったと言えばそれまでですが、その当時とは色んな意味で環境が違いますから、そのせいもあるのでしょう。

みなさんはどんな風に新年を迎えるご予定?


2002.12.24

何やら週末は狂った鼠の如くばたばたしてまして、冬至(22日)の柚子湯にも入れませんでした。気付いたらもう今宵はクリスマスイブですか。今日から明日にかけて、楽しい予定がある人もない人も、厳かに耶蘇の生誕を祝う人もそんなの全然関係無いけどケーキは喰うぜっていう人も、自分がサンタになるっていう人もサンタなんて居ないと言う人も、トナカイなんて居ないと思ってる人もトナカイは居るぞって突っ込む人も、そもそもクリスマスなんて知らない人も大昔の某チャリティアルバムは偽善だと思う人も、そしてこれらのどれにも該当しない人だって勿論、みんな穏やかで和やかで静やかで嫋やかな夜を迎えられますように。って、別に今宵に限った話ではない and/or そうでなくて楽しい夜もあっていいのですが、まあ、たまにはそういうのもよいかと。

私っすか?

あははははは・・・ははh

・・・訊くの、きんし。

話を逸らそうっと。先日、知り合いの人から「Salmiakki(サルミアッキ/サルメッキ/さろみあっき)」という謎のお菓子を送ってもらいました。なんでも、その知り合いの人はフィンランドにいる知り合いの人からそれを送ってもらったそうです。甘草(かんぞう)を原料に据えた、グミキャンディみたいなものです。独逸では、「Salmiak(ザルミアク?)」と呼ばれているとかいないとか。「Lakritz(ラクリッツ)」というのも似たようなもんだとか同じようなもんだとか。(ラクリッツ/リコリスって甘草のこと?甘草ってのは、健胃、消炎、鎮痛、解熱等に効果があるとされるマメ科の薬草です。そこらの漢方系胃薬にも入ってたりしそうです。)

で、喰いました、サルミアッキ。(事前に、私にくれた知人の周囲の人達は全員吐き出したとかいう話を聞いていたので、まあそれなりの覚悟はしてから。)んー、absinthe(アブサン:仏蘭西の怪しいリキュール;ニガヨモギを主体にウイキョウ、アニス等の抽出液を入れた、アルコール度数のやたら高い緑色の危険な酒。19世紀末の頽廃系芸術家の一部が好んだ。水を入れると白濁する。)みたいな味/香りです。要するにお薬ですね。後味/残る香りは納豆みたい。なんか発酵させてるのかしら。いくつか種類があって、xylitol(キシリトール)入りのすーすーするやつ(仁丹みたいな味)もありました。いずれにせよ、これは普通の日本人の味覚にはあんまり合わないかもしれない。でも漢方系胃薬の好きな人なら案外平気、或いは病みつきになるのかもしれません。私は、吐き出す程の違和感は覚えませんでしたが今のところ病みつきにもなってません。「ふうん、変わったお菓子よの。」といった程度。

因みに、向こうではこれをウオトカ(vodka/ウオッカ/ウオツカ/ウォッカ)に入れて飲んだりするそうです。ウオッカに飴を入れて飲むというのは、ポーランドあたりでもよく行われてるとかいないとか。(断片的な伝聞情報が多いので、表現がだいぶ曖昧になってます。何かを知ろうとして検索して来た人、すいません。)日本で焼酎に梅干しを入れて飲んだりするのと似てるのかな?(蛇足ですが、私はストレートで飲んでおいしく感じられる蒸留酒の方が好きです。最近あまり飲めませんけど。)

話が長くなりましたが、みなさんもいつかどこかでこの謎菓子「サルミアッキ」に出くわす機会がありましたら、是非一度お試しを。ついでに、出来れば多めに入手して周囲の人達にもばらまいてみることをお勧めしときます。


2002.12.21

「呪われた過去を清算する形式としての部屋掃除と何だか不明な風水観念。」

最近よくお世話になっているらいおんさんnaked text. 2002.12.20記事の見出し:1年を受け入れる準備としての模様替えとがんじがらめの風水鑑定!を真似してみました。ふむ。部屋の家具等を配置する際、「風水」なるものを意識に入れるとな。他にもそういう人はいらっしゃるようですが、実は私それが何なのか殆ど理解してません。

で、困った時のweb頼み。(私はいろんな理由から最近ではYahoo! JAPANを利用する機会が多くなっております。)「風水 由来 定義」で検索し、いくつか漁って見つけたのがここです。

んー、今一つ説得力の足りない文章のような気もしますが、一応受け取っておきましょう。要するに、家や何かに関して先人が永年にわたって試行措誤を繰り返しつつ発見し、体系化した知恵の集積である、と。

取り敢えず、私にも一応そういう知恵はあります。経験に基づく、確かなものです。「物が多すぎるとどうしようもない。」これだ。今はそういうレベルで奮闘中death...


2002.12.20

夜になって冷え込んできてます。空気の感じからすると、明日あたり雪が降ってもおかしくはないような状態。週末は天気悪めでしょうか。低気圧のコース次第かもしれませんが。しかし・・・師走の天気とは思えないような日が結構あります。季節、一ヶ月前倒しはいつまで続くのか。


2002.12.19

先日、新しいパソコンを買いました。この数年、知人から古いものを譲り受けたりしてパソコン自体は増えてるのですが、新品を買うのは実に・・・えーと、五年ぶりかよ。今の時代、メインのパソコンを五年も買い替えないで使うなんて自分でも驚きです。

一応、今まで主に使っていたパソコンのある場所に置こうと思ってますが、新品へのメモリ・HDD等の追加もしたいと思っていて、一旦置いちゃうとまた出してきて中を開けるのが面倒だったりするのです。まだメモリもHDDも入手してません。新機種が「メイン」になるのはいつの日か。

部屋の片付けも続行中です。だいぶいろいろ捨ててるんだけど、まだまだ先は長いっす。文字通り片が付くのはいつの日か。嗚呼。


2002.12.17

昨夜から今朝にかけては雨が降ったりしつつ異様に暖かかったんですが、昼間は風が強く、夜になってかなり冷え込んできています。忙しい天気だ。

さて、某所で少し話題になっていたもの。「大和撫子度チェック」。女性は素(す)で、いや、男性も素でやると面白いかも。まあ、男性の場合、現実的には「こういう女性が好みです。」という立場から選んでいく方が無難かもしれません。因みに、私(♂)は素でやって、深田恭子級と言われました。でも実物をよく知らないので、どのくらい大和撫子なのか不明です。


2002.12.15

今日は、最近もののはずみで読み始めたどこかの主婦の日記「まあまあいいじゃん♪」の話題。2002.12.14記事です。まず初めに、こちらをお読み頂きたく。子供さんを病院に連れてった話です。

で、その一節。

そうか、やっぱりね。
そう、簡単に認めた自分がいた。
やけでもない、あきらめたわけでもない。
ただ、認めただけだ。

私には自分の腹を痛めて産んだ子供なんていないので(痛めようにもその「腹」がありません)、これがどういう重みを持つことなのかは想像不能です。しかし、(こういった話に限らず)そこにある何かを「認める」というのはすごく大事なことだと思います。加えて、もし自分が「子供」だったら、こういう事実をこういう風に認めてもらえる方が嬉しいと思います。

もし誰かにとって「進むべき」方向というのがあるとすれば、そこへ向かう為にまず必要なのは、この「認める」ということなのではないかと。見たくない現実からは目を背けたくなります。少なくとも私はそう。「だけど、それじゃいけないな。」といつも自分に言い聞かせてはいるつもりですが、自分の力だけでは難しいこともあります。そんなとき、身近な誰かから直接、或いは見知らぬ誰かのweb記事を読んだりして、支え/後押しのようなものを貰えたりすると、ありがてえや、と感謝せずにはいられません。

自分独りで生きてるんじゃないんだよな、と。


2002.12.13

今日は13日の金曜日。まず思い浮かぶのは、あの愛嬌者「ジェイソン」君ですが、実際のところどうしてこの日が「縁起の悪い」日とされているのか、詳しく知らない人も多いのではないかと思います。私もよく知りません。「えっと、たしか基督教の何かでしょ?」くらい。

基督教の何かと言えば、クリスマス=耶蘇の聖誕祭。街の彩りも豊かになってきました。そしてこの時期の街頭に多数出現するのは、サンタさん。これも謎です。辞書を引いてみました。

サンタ‐クロース【Santa Claus】

(4世紀頃の小アジア、ミュラの司教セント‐ニコラウス(オランダ語方言 Sante Klaas)の転訛語) クリスマスの前夜、子供たちに贈物を配って行くという赤外套・白いひげの老人。この話はもとアメリカに移住したオランダ人の新教徒によって伝わり、クリスマスに贈物をする習慣と結合し、今では世界各国に広まった。サンタ。

広辞苑より

Santa Claus

[名]サンタクロース 《★【解説】 現在のサンタクロースの姿やイメージおよび贈り物と靴下という風習はオランダの伝承と他の伝承が混ざってアメリカで発達したもので,もともとはクリスマスとは直接の関係がなかった; 《英》 では Father Christmas ということも多い》.
【子供の守護聖人「聖ニコラス」(St. Nicholas) の名から】

研究社新英和中辞典より

要するに、ハロウィーンのカボチャ大王か何かと同じで純粋に基督教由来のものではないようです。ま、この国では多くの人はそんなことにあんまり感心を持たないし、むしろその方が平和でよいとも思いますけど。楽しく過ごせるのが一番ですからね。


2002.12.11

最近、自室だけでなくコンピュータ環境の方も徐々に変化中。今私が使ってるマシンはもう数世代前の古いもので、無理矢理強化しまくったけど流石にもう限界。そろそろ新しい機械を買おうかと思ってるところです。で、そうすると、OSやその他の環境も変化することになり、今はその準備をしている段階。

短い文章を打ったり一日に数箇所web頁を見たりするだけなら、最近のパソコンではOS等が違ってもそんなに大きな差はないのかもしれません。しかし、ちょっとした使い勝手や見える文字の質、ファイル管理や大量web閲覧の手法など細かい(私にとっては重要な)点に目を向けると、何を選ぶかで随分違ってくる部分も多々あります。パソコンの使い方は本当に人それぞれですからね。

一口にパソコンと言っても、自分で「選んで」使っている人もいれば、「たまたま」それを使うことになっただけ、という人もいましょう。他のものと較べない限り、自分の使っているものの良い点、悪い点がどこなのかは判りにくいと思います。日頃パソコンに不満の多い人は、機会があれば他のものと較べてみるのも面白いかと。とは言え、店頭でちょっと触ったくらいでは分からないことも多いし、沢山持つにはお金や場所も余分に必要ですから、実際にはなかなか難しい面もあるかと思われます。


2002.12.10

やー、昨日は寒かった。東京大手町の最低/最高気温、0.9℃/2.8℃。雪であちこち混乱した模様です、この時期に。私の住み処付近では、5cmくらいの積雪がありました。

さて今日は、「音楽戦隊さいだーV」というグループの話をします。横須賀ダイエーショッパーズプラザやら横浜元町商店街でやってたり、FMナパサにゲストで呼ばれたりしてるようなので、もしかしたらRMSの人達とも接点ある/作れるのかな?と思った次第。

正式な構成は、古典音楽で使う弦楽器四つ+ピアノフォルテなのかな?私が見た時には、コントラバス/ヴァイオリン/ヴィオラ/電子鍵盤楽器といった構成でした(多分)。ケルト民謡(アイリッシュ)をロック風にアレンジしたやつとか、タンゴ風のやつ、ジョン・レノンのHappy Xmasのカバー等をやってみました。CDを売ってたので買ってみたら、たまに唄も入るみたいです。

ある日街を歩いていたら、遠くでTempest(ノルウェイのケルト風ロックバンド)みたいな音が流れてるなぁと思って近寄ってみると、彼らが生演奏をやっていた、ってのが最初の出会い。しばし聴き入りました。活動方針とか現在どういった位置にいるのか等はわかりませんけど、ああいう形態(古典音楽基盤)でああいう活動(街頭演奏)をしているのは面白いと思います。

【私信 to はっと】:そのうち3F等RMS関連のライブにでも呼んでみるってのはどう?必要なら連絡先教えます。(彼らが応じるかどうかは謎だけど。)


2002.12.09

八日の零時を回って、東京、恐らく初雪。ほんまかいな。今年は十一月上旬から空気が「冬」になってしまっていたので、さほど不思議ではないとは思う一方、この時期の初雪ってのは記録的に早いのではないかと思ったりします。

雪、好き。

雪で思い出すのが、「キリン」という漫画の一場面。東京都内、外苑東通りか何かを単車で走ってる登場人物の台詞。(分かる人がいたら思い出して下さい。)そういや私の単車のその後。あんまり乗れてないのですが、週末にちろっと走ってみました。まだタンクに塗ったワックスが滑り、ニーグリップが決まらなくて走りにくい。リアのブレーキパッドも新しくしたのでまだよく効かないこともあって、大人しく走ってます。

しかし、三兄弟の末弟、こんなに力あったっけな・・・というくらいの応答(私の右手と彼の心臓の連動)の好さ、びっくりです。調子こいて白い単車に追われぬようにしなくては。特にこの年末という時期、酔っ払い運転が増えるし事故も取り締まりも増えますからね。慎重に行きたいと思います。単車に限らず、運転する人はどうぞお気をつけ下さい。


2002.12.05

年末ネタ続けます。みなさんは、「年末」ということで気合いを入れて部屋を片付けたり普段掃除しないところを綺麗にしたりしますか?私には、ここ数年そういった習慣はありませんでした。荒廃するに任せて放ったらかした狭い部屋は、自称「魔窟」或いは「腐海の底」。多分、普通の人の想像を遥かに超える状態になっております。

今年は何故か気が向いたので、片付けに着手。これまでにも幾度か試みたことはあったものの、最初の1/20くらい手を着けたところで悉く挫折しておりました。今回もそうなる・・・と、思われそうですが、今年は何故か気合いが続きそうです。もしかしたら、秋に山へ行きまくったこと等がよかったのかもしれません。何かが私の中で変わったようです。

と言っても、「普通の人の部屋」レベルに達するには、相当な手間暇を要します。まだ時間を見つけてちまちまやってるだけなので、見た目上は殆ど変化ありません。ただ、これまでなかなか捨てられなかったものをあっさり「ゴミ」と認定出来ている&実際ゴミとして出しているから、そのうち見た目上も変わってくると思います。年内に「片付く」どうかは謎ですけど。

関係なさそうでありそうな音楽:The Fall of the House of Usher
kiis music

2002.12.04

久々の連続更新。我ながら本当に気まぐれです。でも、こういう記事を私のような物臭が続けるには、気まぐれが一番だと勝手に思ってます。「毎日」とか「二日に一回」更新しなきゃ、なんて呪縛を自分に掛けると、きっと挫折します。他の事でもそう。適当に手を抜いて気楽にやった方が続くし、続けることの方が厳密にやろうとして挫折するよりもよい場合が少なくないでしょう。

話変わって、もうすぐJohn Lennonの命日です。John Lennonという名前を知らない人はこの記事の読者には少ないかもしれません。この時期、特に耳に入りやすいのは、ソロ時代の作品'Shaved Fish'に収められていた'Happy Xmas'でしょうか。平和を愛したJohnらしい唄、とも言えると思います。(あ、去年の12月11日にも言及してら。)

そろそろ一年を振り返る時期。年の区切りはニンゲンが勝手に決めたものでしかないけど、それはそれとして「一年」という地球と太陽の関係から導かれる期間に何がどうなったのか何をどうしたのかを見てみるのも面白いと私は思ってます。その上で、新たな年を迎える。来年は私にとって皆さんにとって、どんな年になるでしょうね。

関連記事(再掲)
The Beatles in Kansai-ben - [番外編] Happy Xmas

2002.12.03

単車、治りました。週末、メットとグローブを持って取りに行きました。店の前でエンジンを掛け、跨がらずにスロットルを1mm程動かした時点で違いがはっきりと判るくらい元気になってました。素晴らしい。ありがとう、整備してくれた兄ちゃん。初めに私が単車を預ける時の話の聴き方から実際のチェック項目や部品交換の詳細、そして最後の補足説明まで、全てを含めて誠実な整備でした。私が笑顔で気持ちを表すと、それに応じた笑顔を返してくれました。こういうのは気分のよいものです。

で、早速乗って帰ります。すげえ。同じ単車とは思えない程に活きがいい。流石に入院直前はあちこちへたってたので較べて違うのは当然だけど、私がこの単車を知人から譲ってもらったその時と較べても恐らく遥かに活きがいい。ちゃんと整備してやるとこんなに蘇るんですね。また愛着が増してしまいました。車格的には大したことない単車だけど、大事にしよっと。

そのまま高速に乗ってどこか遠くへ飛んで行きそうになりましたが、他に用事があったので断念。まあ、機会を見つけて出直します。


2002.11.28

藤沢フォークフェスティバル第二十回記念・年末スペシャル、情報載せました。(マチガイ指摘さんくすです。 > おーちまん@SWAMPS掲示板)

その前に今週末は第十九回の3Fこと藤沢フォークフェスティバル。実は私はこのイベントの「普通の回」に参加したことがありません。困ったもんだ。まあ、そのうち機会があれば、とか思ってるうちに終わっちゃったらやなので、長く続けて下さることを祈ってます。 > RMS

こないだ書いた単車の記事に関して、幾つか反応いただきました。(ありがとう > コメント下さったひと)「乗れば分かる」面もありますし、「乗ってたら分かってしまう」面もあると思います。全て踏まえた上で乗るか乗らないか選ぶのはその人次第、といったところでしょうか。

さて、もうすぐ十一月もおしまい。今月初めまでは山に行きまくっていた私ですが、今はちと他の事に追われています。でも、低い山なら来月でも行けそう。冬枯れの山というのもまたよいものかもしれません。時間作れたら考えてみようかな・・・どうしよう。(まだ具体的には何も考えてませんが。)


2002.11.26

2002.12.28の藤沢フォークフェスティバル第二十回記念年末スペシャルの詳細がはっとから届きました。早めにこのサイトで公開したいと思います。よろしく。

さて、単車の件、続き。きっちり検査して貰って、いろいろ悪いところが判りました。今、一回目の手術を終えて休んでるあたりでしょうか。あんまり擬人化して書くと危ない奴と思われそうですが、まあ乗り手にとっては「ただの機械」だけでは片付けられない何かが生じたりする場合もある、ということで。

どうしてか考えてみました。もちろん、車やパソコンその他思い入れのある機械に対して同様の気持ちを抱く人もいますが、私の場合には単車程ではありません。それは、単車が「危ない」乗り物である、ということと関係しているように思います。単車とその乗り手は文字通り「剥き出し」の身体で他の箱型の乗り物の群れに混じり、軽快な運動性能で高い速度を得やすいけれど二輪という性質上「コケる」とかいうことも起こります。

パソコンで事故って死ぬ人は稀かもしれません。車では死にますけど、それでも箱とシートベルトに守られているというのは随分違う。単車だと、すぐ死にます。本当にすぐ死にます。自爆だけではなくて、コケただけでも後ろから来たトラックに轢かれたら死にます。そういう意味で、怖い乗り物です。なら何故乗る?死にたいからではありません。むしろ、単車で死んでたまるか、という気持ちがあります。

んー、説明は難しい。世の中には単車に乗る人は大勢いますけど、単車乗りになる人はそんなに多くない。意味不明ですかね。


2002.11.24

気付いたらもう一週間経ってました。世の中では、季節外れの台風25号がじわじわと近寄ってきたり、大相撲の話題にも触れぬうちに早々と朝青龍の優勝が金曜日に決まったりしているようです。近鉄の中村(のり)は阪神に行くのかな?裏チャットの方では、あべっちさんに励ましのお言葉を頂いたりして、嬉しい限りです。この通り気まぐれなにっきですけど、今後ともよろしくお願いします。

さて、最近の私事。たまにしか乗っていなかった単車に、火が入らなくなりました。うう。普段はかなり放ったらかしにしているけど、動かなくなってしまうと無性に哀しい。もともと自分で選んだ車種でないとは言え付き合いは長く、愛着があります。老朽化したあちこちに手を入れて復活させることにしました。私の伎倆では自分でやることが困難な部位も多い為、職人さんに頼むことに。電気系統の致命的な故障やタイヤ交換時を除いて、他人の手に委ねるのは実は初めてです。これまでのぞんざいな扱いによく耐えてくれたな、相棒。こんな機会だから、ゆっくり身体をほぐしてもらってきてくれ。そんな気持ち。

もう一つ。時々、近所の川沿いの遊歩道をふらふらします。ここんとこ、急激に初冬の雰囲気に。落ち葉がわさわさしてます。わさわさしている落ち葉を見ると、焼き芋を思い出してしまう。普段は、落ち葉を集めて焚き火をしてそこでさつまいもを焼く、なんて機会はありません。それが街に暮らす者の常態。でも、以前幾度かそういう楽しみを持つ機会がありました。落ち葉焚きで焼く芋はんまい。外、寒い中で喰うからとか赤外線の具合がいいからとかいろいろ理由はあるのかもしれませんが、結果、とにかくんまい。また機会を持ちたいな、と思ったりしてますけど、最近は御無沙汰。それが街に暮らす者の宿命。


2002.11.17

昨日、土曜日のこと。江古田倶楽部にてSWAMPSのバンドライブを見てきました。バンドを見るのは久し振りで、とても楽しみにしていました。江古田倶楽部というのも確か初めて行くところで、どんなところだろう、と思って行きました。

まず江古田倶楽部について。小さいお店でした。しかし、いや、だからこそ、と言う方が適切かもしれません。濃い。濃すぎる。悪い意味ではありません。逆。あの狭い空間と気さくな(だけじゃない)マスター、そしてそれに惹かれた常連さん達が、きっと長い時間をかけてあんな独特の味のある「作品」を生み出し熟成していったに違いない、と表現したくなるような不思議なところでした。あのレコード棚にある古いLP群もきっと更なる濃さを感じさせるものだったんだろうなぁ。

次、バンドライブについて。今回はドラムセットの代わりにおがちんさんはボンゴとスネアドラムを主に使いました。大体、私の斜め前1.5mくらいのところ。まさやさんは弦の多い電気ベース、浜野さんは電気ギターでした。この人達はいつも素晴らしい演奏を聴かせてくれます。気取らないけどカッチョイイ。頼もしくて力のあるはっとの仲間です。今回も、二回に分けたステージで(はっとのトラブル時含めて)沢山いろんなものを見せてくれました。技術だけでなく、mind, spirit, soul, heart, moodなんかを伴った演奏。

一方、はっと。風邪っ引き。声に伸びが無いだけでなく、体力的にも相当辛そうでした。非電子ギターの弦も二回切れました。(ま、お陰で御三方の懐の深さを感じさせる遊び心に満ちたオマケを二回も楽しめたのですが。)「完璧」には程遠い状態です。でも、はっとにも歌声(の質)だけではない何かがあります。それが、はっとをはっとたらしめている部分なのかもしれません。風邪のお陰で、逆にそんな部分がよく見えたような気もしました。最後にマスターと二人で無理矢理頼んでやってもらった'Let It Be'もよかったな。

小さいお店なので、お客さんの数は私も含めて十人程度。だけど、いや、それゆえ、演奏者までの物理的/心理的な距離の近さもあり、他では得難い貴重な時間を過ごすことが出来ました。みんなありがとう。

一つ、ライブとは別に気になったこと。deja-vu。私があのお店に行くのは初めてのはずだけど、以前どこかであんな「空気」の中に入ったことがあるような無いような。実際の記憶(似た雰囲気を持つ店に行ったことがあるだけ)なのかもしれません。或いは、単なる脳の誤作動なのかもしれません。


2002.11.13

活動予定更新&先日の下北ライブ写真公開しました。

野球の話。大リーグの選りすぐりが来て日本の選りすぐりと戦ってます。中にはイチローや大家といった日本人の大リーガーもいて、なんだかちょっと楽しい感じ。日本チームは頑張ってるようですね。巨人の上原とか、西武のカブレラとか、近鉄の中村(のり)とか。みんな大リーグでも通用する選手だと思います。

まあ、レギュラーシーズン後ということで体調や気分等最善ではないにせよ、こういった催しは楽しいものだと思います。そして、やる以上どっちも「勝ち」に行って欲しい。大リーグにせよ日本のプロ野球にせよファンあってのものですから、ファン、特に子供たちに夢を与えられるよう頑張って欲しいところです。新庄なんかはその点偉大だったりします。

夢を与えると言えば、はっとを含め音楽をやっている人にも言えることです。私もこれまでにいろんな音楽から沢山の力を貰いました。これからも沢山の力を貰うでしょう。音楽はよいものです。


2002.11.11

日付に'1'が四つ並んでるような気もする秋の一日。ええと、そんなことはどうでもよくて、昨日は下北沢のLOFTにライブを見に行ってきました。

まずは「ガイネ&次郎」。初めて見る人達です。「ガイネ」というのは、ネパールの音楽屋の俗称だそうです。で、それを名乗って弾き、吹き、唄う日本人のガイネさんと、打楽器担当川内次郎さんとのユニットでの演奏でした。ガイネさんはなんやら色々手作りの楽器を持ってきて演奏してくれましたが、いいですね、ああいうの。好きです。亜米利加土着民の笛とか、ネパールの弓を使って弾く弦楽器(サーランギ)とか、魂に響く音色です。また、唄の方は唄い手の心を映したような優しさを感じさせるものでした。

次、我がSWAMPS。この日ははっとの弾き語りでした。(弾き語りというより弾き騒ぎと言った方がいい曲もありますが、まあ流して下さい。)昼間、京急杉田駅前でうすいまさとさん企画のライブに出てきた後なので疲れ気味なのかなと思ってましたが、やややけくそになったようなテンションで最後まで楽しませてくれました。(個人的には、酒とたばこで荒れた喉に「橋の上に座って」のこんずパートはきつかったというのもありましたけど、10-MINUTE TICKERのO-chさんとりぶさんのけんぢまんさんがちゃんと歌ってくれていたので安心でした。なんて豪勢な「観客」だ。)

で、最後。10-MINUTE TICKER、バンド形態。相変わらずのストレートなRockです。いつも思うけど、この真っ直ぐさには本当に力がある。言葉ではうまく説明できません。ただその直球勝負の性根に勇気づけられる。そんなステージでした。

やー、楽しかった。

そういや、はっとが(昨日のライブ後に)掲示板でこんなことを言ってました。

そういえばね、やっぱ一つ一つの出会いがまさしく今につながってると最近しみじみ考えてた所だったんだ。すごいよやっぱ出会いつうのは。関わっている人も偶然って気が全然しないものな。出会うべくして出会ってるって感じ。

って感じですね。本当に不思議なもんです。


2002.11.09

完全に冬になったような雰囲気。今日の空は私に「大晦日〜正月」の頃の風を思い起こさせました。熊谷では平年より52日も早い初雪が観測されたとか。102年振りの記録更新だそうです。綺麗な冬型の気圧配置。明日も晴れるかな。

そんな空の下、知り合いのところへ猫を見に行きました。正確に言うと、猫と遊びに行きました。まだ三、四ヶ月の若猫で、やんちゃな盛りという感じ。でも、見せる「野生」はホンモノです。たいしたもんだ。私もたまにはああいうのを思い出さないといけません。街で暮らしてると、どうしてもそういう面は脆弱になりがちですから。

みなさんも、時々は「内に潜む野生」を解放してやる機会を作るといいやもしれませんよん。


2002.11.06

先日、また山に行ってきました。今秋六回目?何だかムキになってるような感じです。でも、行けるうちに行っておきたいな、という気持ちでした。まあ、山が雪に閉ざされたらまた来年行けばいいんですけどね。

今回もすげえ早く出て行きました。寒いっす。登り始めたのは日が昇った後ですが、それでも寒気が来てるせいか寒かったっす。風がびゅーびゅー吹いてて、東京で言うと冷え込んだ真冬の朝ってな寒さ加減でした。刺すような、文字通り身の引き締まる空気。私にとっては「懐しい」ものでもあります。結構好き。

天気が好くて人気の山だったので、人の多さは覚悟の上でした。最初は不人気な登山道を選んだお陰で先に行った人の足跡を見る程度で済みましたが、途中からは人気な登山道に入り、周囲を他の登山者に囲まれたりしつつ登りました。静かな山が好きなので、個人的にはかなり厳しい状況です。でも、後ろに見える富士山があまりにも見事だったからいいや。霜柱もそこらにいっぱいあったし。

この山は大雑把に言って南北に長く、その南北に延びる尾根を登っていく形になります。そのため比較的緩やかなところが多く、途中には「○×平」と名のつくようなのんびりした地形も見られます。しかし、山頂に近づくにつれて岩場が多くなり、痩せた尾根が岩場に覆われている場所も出現します。事前に調べた情報では、頂上までの間に三ヶ所の鎖場があるとのこと。ちょっと楽しみ。その前に、平らなところへごそっと顔を出した名のある岩の陰でおにぎり休憩。岩の上からは、やっぱり見事な富士山とその下に佇む広い盆地がよく見えました。朝冷えに陽を浴び光る盆地かな。人の痕跡って小さいものですね。

おにぎり休憩を終えてずんずん登り行くうちに、やがて最初の鎖場へ。でも、横に巻き道(鎖のある岩場を回避する普通の道)があります。なんだ、そんなもんかい。鎖のあるルートも、別に鎖が無くても登れる程度に手掛かり足掛かりがありました。そこを越えてまた少し進み、次の鎖場。巻き道はあったかどうか忘れました。いずれにせよ、最初の鎖場と同じく鎖が無くても登れるところでした。三点確保しつつわしわし登ります。たとえしくじって落ちても、せいぜいどこかを擦りむいたり打撲したりする程度で済みそうな場所なので、気楽に登れました。(と言っても、あまり山に慣れていない他の登山者の中にはかなりこわごわ登っている人も見られました。「鎖場」というだけで重圧が掛かるのでしょう。)

急な岩場となだらかなところを交互に通るうちに、最後の関門、この山の名物として通っている岩へ。これまた事前に調べた情報によると、高さ約10mの垂直に切り立った岩で、その下の方は手掛かり/足掛かりが無い、ということでした。確かに、最初の一歩から先は足掛かりが無く、鎖に頼って二歩程登る必要がありました。しかし、「垂直」と言える程でもなく、その後は鎖無しで登れる部分が容易に見つかりました。鎖頼りの部分も、「落ちたらどこかを擦りむく程度」なので、自分の体重を二本の腕で支えられる人ならさほど問題無いと思われます。加えて、それが無理な人の為の巻き道もあったようです。

で、その岩を登ると山頂。ごろごろした岩が露出する狭い空間に、常時二十人以上がひしめくという謎の状況でした。風はびーぶー吹き抜けます。山頂を示す標識の前では、入れ替わり立ち替わり記念撮影をする人の嵐が吹き荒んでいます。私も一枚頼まれました。デジタルカメラは苦手。。。その後そこでおにぎりを食べて、(この山の売りの一つ、「360度の展望」をゆっくり楽しむ間も取らず)前々日あたりに降ったと思われる初雪の名残を拝みながら下山開始。

登山道には鎖場等もあるため、下山ルートは別になっています。上下線ともに(人の多い休日は)実質上一方通行。それでも下り初めにははしごがあるせいか、いきなり「下山渋滞」に遭遇しました。何のこっちゃ。でも少し進むと道は普通になり、渋滞も解消してさくさく降りることが出来ました。しばらくは急な道が続きますが、道自体は悪くないので安心です。時折前を行く下山者に追いついたり後ろから来る下山者に追いつかれたりしたものの、比較的静かな山を堪能しながらの下山となりました。時間的にも余裕があったので、ゆっくり目に降りて行きました。

下山時の気分というのは、登山時のそれとは大分異なります。登山時は、早く頂上に着きたいという気持ちが主。景色もだんだん迫力のあるものに変化してゆきます。一方で下山時は、(時間的に厳しくない限り)早く降りたいという気持ちはあまりなくて、景色はだんだん穏やかになってゆきます。場合によっては、振り返ると登ってきた道や山頂を眺めることも出来ます。ああ、あそこを通って来たんだな、と。今回も登ってきた尾根を木々の隙間に時々見出すことが出来ました。先刻迄の自分と今の自分。そこには大した変化は無いのかもしれないけれど、「一つ、山を越した」という点で何かがちょっとだけ、しかし確実に違っています。そんなことを感じながらの下山というのも悪くないものです。

そんなわけで、今回も無事登って降りてくることが出来ました。後日新聞を見ると、山での遭難事故の報道がちらほら載っていたりします。そろそろ山は本格的に厳しい季節を迎えつつあるということです。私も、今年はもうあまり高い山へ行けないでしょう。冬山は本格的な装備が必要で、私はそれを持っていません。今後行くとしたら低めの山か、来年雪が融けてから、ということになりそうです。

因みに、一シーズンにこんなにいっぱい山に登ったのって初めてです。なんかすごく楽しかった。


2002.11.02

いよいよ今年もあと二ヶ月を切りました。日本シリーズもハロウィーンも終わって、昨日は巨人の松井の話題でもちきり。念願の米国リーグへ移籍するようです。個人的には、行けぃ!という感じです。力は十分あります。そして何より、彼の人生は彼のもの、彼こそが彼自身の動向を決する彼のボスなのですから。行ってすぐに野茂やイチローやだいまじん佐々木のように活躍できるかどうかは分かりません。でも、行ってやるうちにいろんなことを学び、力をつけていけると思います。

野球に限らず、新しいところへ行って新しいことをしてみるというのは勇気のいることです。たとえそれが「今までやってきたことと似たようなこと」であったとしても、全く別の環境で行えば全く別のことのように感じられるでしょう。つまずいたりするかもしれない。過去の経験が役に立たない場面もあるかもしれない。しかし、自らを信じて一歩一歩進めば、きっといいことあるんじゃないでしょうか。

結果を恐れずに真っ直ぐ進んで欲しい。


2002.10.31

今日の晩はHalloween。スヌーピーに出てくるLinusの崇拝するカボチャ大王が降臨し、子供たちは仮装して近所の家々を巡り「いたずらか、もてなしか!」と住人を脅迫します。元は古代ケルト人の秋祭り、それに基督教の「万聖節」前夜祭という意味合いが加わって出来ていったようですが、同じ基督教圏でも国によって風習はいろいろ異なるようです。日本でもバブル期にはこの時期に仮装パーティ等が行われる場合もあったみたいですけど、定着せずに廃れていったのはみなさんもご存知の通りです。

先週のPower Rock Today(bay fmでやってるRock番組)では、Helloweenの'Halloween'が掛かりました。全曲、十三分強。Kai HansenとMichael Weikathのguitar soloの掛け合いを含め、変化と刺激に富む大曲だと言えましょう。たまたま車を運転している時に流れたんですが、思わず怨霊を・・・いや、音量を上げて聴き入ってしまいましたとさ。

さて、プロ野球の日本シリーズ。あっという間に終わりました。巨人の四戦全勝。原監督、就任一年目にしてすげえ結果を出しました。勿論、野球はチームで戦うものですから、監督の力だけでどうにか出来る部分はそんなに大きくありません。しかし、監督の力でどうにかなった部分もあったのではないかと思われます。おめでとう。


2002.10.30

先週末、今秋五度目の山行。今回はかなり早い時刻に家を出て、少し歩き甲斐のあるところへ行ってきました。といっても、登山開始地点から頂上までの標高差は1200m程で、途中に大きな登り下りがあるわけではありません。日帰り登山の対象として「大したことない」部類です。(帰りの尾根道がやたら長いだけ、とも言う。)隣の某「百名山」と違って不人気な山なので、週末とは言え人も少なく、深みのある登山になりました。

前日降っていたであろう雨もすっかり止み、朝から快晴。これが空の青だと言わんばかりの青空の下、陽光に映える紅葉をたっぷり楽しみながらまずは急な尾根をがしがし登ります。きつい。はっきり言って、きつい。ちぃちぃさえずる鳥やそよそよそよぐ木々はこんなにも穏やかなのに、登る自分はへろへろへろへろと汗だくになりながら息を切らせて頼りなく足を進めるのみ。あはは。

でも、ちょっと立ち止まって吹く風に耳を澄まし漂う土の香りに鼻を和ませ色とりどりの山肌に目を潤しながら登山口付近で汲んだ山の水を口に含めば、登りの辛さなんて本当に取るに足らぬことだと感じられます。静かで、賑やかな山。全てを包み込むような深い懐。やめられません。

ちょっとずつ山頂に近づき、尾根から山腹を斜めに上るような道になってくると、生えている木々の種類=登山道に落ちている葉の種類がちょっとずつ変わってきます。高さによって同じ山でも様相が異なるのは楽しいものです。登る物好きを飽きさせぬように山が配慮してくれているような気さえします。

途中で遠くに富士山などを望みつつ一歩一歩登り、開けた鞍部で少し長めの休憩。陽当たりのよい岩の上で、このまま昼寝して帰ってしまっても不満は残らないかもしれないなどと軟弱なことを考えそうになりましたけど、やはり山に来たからには山頂を目指します。実を言うとここまでの間にちょっと身体がだるくなったりもしたのですが、なんとか持ち直して上を目指すことが出来ました。この辺から先、多少の岩場に出くわしたりもします。道をつけられないところでは、木で組まれた小さな橋のようなものを渡ったり。(高所恐怖症の人にはやや試練かもしれませんが、普通に歩いて渡る分には危険の無いものです。)

山頂直下は針葉樹に覆われた急な登り。でも、もうすぐ山頂だという雰囲気がびしびし伝わってくるので、身体は重くなりません。喉はやたら乾くので水を飲み飲み、へばることなくずんずん登りました。

そして間もなく山頂。何故ここが隣の山と違って不人気なのかというと、一つには山頂からの展望がよくないから・・・だと思ってました。確かにそこは周囲を木々に囲まれたやや平坦なところで、遠景の望める角度は大して広くありません。しかし、あれほど見事な霊峰富士がその裾野までをきっちり晒してくれていたら、それ以上何かを望む気など生じません。壮大なる天と地に感謝しつつ、人の作ったおにぎりで腹を満たしました。

さて下山。来た道を戻れば比較的早く下へ降りられます。しかし、欲張って違う道から下ることにしました。一回の山行で山の色んな側面を味わいたい、私はいつもそんな気持ちなので、選択の余地がある時にはなるべく(多少時間が掛かっても)異なるルートから下りようと思っています。今回、時間的にはあまり余裕が無かったのですが、そんな欲張りな気持ちから長い長い尾根道を下るルートを選びました。

最初は樹林帯を抜け、その後岩場の急な下り。近くの山々や遠くの富士などを拝みつつ、ずしゃずしゃと下ってゆきます。岩場と言ってもそれほど危険な場所は無く、砕けた石がずりずり滑るのにさえ気をつければかなりのペースで下ることの出来る道でした。やがて急な部分も終わり、のんびりとした尾根道下りの始まり。紅葉が美しい。紅葉前の緑の葉も美しい。陽の光を通して輝く木々の葉、道に積もった落ち葉、そして、その木々の隙間から遠くにちろちろ見える山々。それらが、通る私を一瞬たりとも退屈させない。思わず歩くペースが下がってしまったからといって、私はその自分を責めることは出来ません。

途中幾つかの小さなピークを越え、そこで先刻までいた山頂を振り返ったり身体に水を補給したりしながら、やがて広い尾根に出ました。ややまばらな木々に覆われていて、道を失いそうな広い尾根です。歩ける場所は沢山あり、ちょっとした公園のような雰囲気でもあります。そして、進むうちに・・・道を失いました。あれれ、いくらなんでもこの先に道は無いぞ、と思いつつ地図を取り出し、何かを警告するような鹿の鳴き声に心の中で感謝しながら、「やっぱり違う。」という結論で少し戻りました。尾根の分岐を見落としてただけでした。

そこからは迷うこともなく順調に下りました。でも、時間的に少々きつくなってきたので、速足で下りました。道自体はなだらかで滑らかなので特に危険はありません。脚もまだまだ元気だったので、そのまま進みました。そのうちに以前自転車(を担い)で来たことのある峠に着き、ちょっと休んで登山口方面への道を再び歩き始めました。この時点で日没まで一時間弱。ここまでこんなにかかるとは思ってなかった・・・上の方で、周囲の光景に気を奪われすぎて少し歩くペースが遅かったようでした。

そこから順調に行けば真っ暗になる前には下れるだろう、と思っていました。しかし、がけ崩れか何かで通れなくなった個所があるらしく、登山口へ下るべき道は途中で閉ざされていました。あれま。まあ、それでも(途中で分岐した)近くの山小屋へ下る道へは戻れるようなので、そっちを行きました。このくらいの段階になって、下った分を再び登るのはややきついものがありますが、山ではこういったこともある程度想定してないといけません。気を取り直してがんがん進むことにしました。

が。がんがん進んだのは気持ちだけで、続く登りに息が上がり、脚はちまちまとしか進みませんでした。空はそして道は徐々に暗くなってゆきます。勿論、暗くなっても大丈夫なように懐中電灯は常時携帯しています。最悪の場合、そこらで一夜を明かすことが出来るくらいの食料と防寒具もあります。しかし、一応道も安全なようですし体力も尽きるまでにはまだ大分あったので、熊に出会わぬように気をつけながら(鈴をわざわざちゃらちゃらさせながら)山小屋への道を進みました。

日もとっぷりくれて空に星星がその存在を誇示し出した頃、ようやく山小屋へ着きました。そこから登山口までは大した距離もなく、懐中電灯を持って下ろうと思えば下れたのですが、宿に空きがあり風呂がオンセン(正確に言うと、沸かした鉱泉)だったので、泊まることにしました。山小屋に泊まるなんてすごい久し振りで、しかもオンセン付き。あはははは。下山が順調だったら得ることのなかったであろう楽しみを、期せずして得られた形になりました。

他の宿泊者はもうみんな風呂を終えていたらしく、オンセン独り占め。ゆっくりと浸かって疲れを抜きました。風呂から出て空を見上げると、一秒にも及ぶような流星が夜空を大きく横切りました。満天の星空に横たわる天の川。いつ見てもよいものです。その後ゆったりとした部屋で眠り、きゅっと冷え込んだ翌朝も快晴でした。朝食をとり、登山口への沢沿いの道を途中幾つかある滝へ降りてみたりしながら、ゆっくりと戻りました。言葉では表現しきれませんが、本当に素晴らしい自然がそこには確かに残っています。失いたくないものです。

オンセンを含めて、今回も刺激に満ちた忘れ難い登山となりました。でも、山行計画とその実践としては、今回は失格です。違う道を下りたいという欲望に負け、時間的に見て余裕の無いルートを選んだのが反省すべき点でした。(一応、途中で暗くなる/その日のうちに街へ帰れなくなるという可能性が少なからず存在することは踏まえての選択でしたけど、よい読者のみなさんは真似しないで下さい。)


2002.10.27

日付の変わった夜。冬を遠くからいざなうような雨。太平洋側、今日は気温低めで晴れるかな?

気付いたらプロ野球の日本シリーズが始まってました。私の勝手な予想だと、第一戦で巨人は四点くらい取るだろう/上原が松井・カブレラ・和田にそれぞれソロホームランを打たれたとしても三点だから、それ以下には抑えるだろう、という感じでした。結果は、カブちゃんが最後にソロを打ったけど西武はその一点だけ。一対四で西武が負けました。

その後、別の放送局では映画「Last Action Hero」をやってたもよう。見てませんが、この映画はサウンドトラックが凄かったのでCD持ってます。Megadeth、AC/DC、Aerosmith、Queensrÿche、Anthrax等等等。でも、実はあんまり聴き込んでません。やっぱりこういう「寄せ集め」よりも、アーティストのオリジナルアルバムの方が私は好きなのかも。

静かな週末の夜。街のざわめきを覆い隠すような雨。夜明け前に出て、また山に登ってきます。


2002.10.26

昨日は横浜でビトさん企画のライブがあったはず。行きたかったけど、雑務に追われて無理でした。ち。

・・・とかいう話題をいきなり書くと、もしかしたら「え。何それ?」と思われてしまうのかもしれません。ここが何のサイトだったのか最近忘れそうになる不届きな私も、自分で書いてみてちょっとびっくりです。

そもそもこの記事は、SWAMPSサイトのトップで「枯れ木」的賑いにでもなればと思って始めたものです。露骨に言えば、ちょくちょく見に来て貰えるように。そして、みなさんのお陰で見事「2001年中に一万アクセス」を達成し、今ではこうして別の頁に置いています。けどまあ、書く内容が私Rjの気の向くままだって点では同じですか。これからも気ままに気まぐれに行きますので、気の向く範囲でどうぞよろしく。

さて。低気圧が来てますね。2500m級の山にはそろそろ初雪が降るかな?これが通り過ぎると、また一段と秋が深まるのでしょう。静かな秋の夜長、みなさんは如何にお過ごし?


2002.10.22

週末、更に山へ行ってきました。天気予報では曇り時々雨、前日からひまわり画像をチェックしつつ自分でも天気の見当を付けて、まあ少し雨降りそうだけどそんな大荒れにはなるまい、ということで、雨が降っても危険の生じないような、よく整備された登山道のある山へと。

登山口に向かう林道では佇む猫や既に全開に近い紅葉などを楽しみつつ、ここへ来るのは何年振りだろう、と思い出したり。登山口の駐車場に車を停めて準備をして、歩き出しました。この山は「百名山」でもないのに人気が高く、通常この時期の週末にはやや爆裂的な観光客(登山者、ではない。)が訪れて少しだけ大変なことになってしまうはずですが、この日は天気のこともあって人はかなり少なめ。私の選んだ登山道はまた不人気なところでもあったので、人に惑わされず霧に包まれた紅葉全開の静かな山を味わってきました。

歩き出して五分。さんにんの鹿に遭遇。みな若い個体でした。驚かしてごめんよ。でも、いきなりこういうことがあると何だか嬉しくなります。山には鹿が棲んでいて、他の生き物たちも沢山棲んでいて、(植林もあるけど)原生林があって、岩や石や倒木には緑の苔が生えていて、きれいなおいしい水がところどころをさらさら流れていて、よいものです。

きつい登りや尾根沿いの笹原、岩の露出した尾根などを通って、だんだんと山頂へ近づいて行きました。途中には幾つか山小屋があります。そのうちの一つは、かなり高いところにあるにも拘わらず車が入れる場所にあるので、潤沢な土産物を販売していたり飲食物を出していたりします。楽しそうな飲み会を催すパーティもいたりしました。

私のような者には哀しいことですが、この山には「山を楽しむ」という意図の無い人も沢山来ます。まあ、何をしに山へ入るかはその人の勝手ですけど。(ゴミを捨てたりするのは「勝手」じゃなくていけないことですがね。)

そこを過ぎると、また静かな山に戻りました。霧に覆われていて景色は真っ白でしたが、それはそれでまたよいものです。吹き荒ぶ冷たい霧交じりの風に漂う寂寥感。日頃の邪念まみれの精神を純化してくれるような気がします。

やがて山頂に到達。周囲は鬱蒼とした原生林でややなだらかな地形の為、展望は(たとえ天気が好くても)ききません。でも、やっぱり山に来たからには頂を訪れたくなるのが性。「登ったぞ!」という自己満足を得たいだけかな。

下山は、登ってきたところと違う道を選びました。普段は人の多いはずの道でしたが、やはり天気のお陰ですれ違う人もなく、紅葉を眺めたり鹿の鳴き声に耳を傾けたりしながらゆっくりと下りてきました。なんて優しい山なんだろう。以前来た時には、(他に人が多かったせいもあるし、自分自身がせっせか登り下りしたせいもあって)そんな風に感じる余裕が無かったと気付きました。

帰り道、山を下りる林道から見た夜景は美しいものでした。山の自然は素晴らしい。でも、人の営みの証をこうして眺めるのもたまには悪くないものです。


2002.10.17

東京は今日で十月に入ってから十一日目の夏日。観測史上最多記録を塗り替えたそうです。昨年夏から前倒しだった季節の運び、ここでストップかな?冬はどうなることやら。先の読めない日々です。

テレビでは、北朝鮮に拉致された人五人が故郷へ帰ったというニュースをやっています。二十四年振りに故郷へ戻るってのはどんな気分なんだか、拉致された経験の無い私には想像する手掛かりすらありませんが、きっと言葉にならぬ思いがどぅわっとこみ上げてくるのでしょう。

ところで、その報道。「感動の帰郷!」くらいまでは許容範囲でしょうか。でも、後は放っといてあげるのがよいのではないかと思います。


2002.10.15

好天の週末に関東近郊のとある有名な山に行ってきました。こないだ書いたように、通常はこんな条件だと他の登山者も多く、静かな山を堪能できる度合いが異様に下がったりしがちです。しかし、私はそういうのは苦手なので、回避。多くの登山者が安易な尾根伝いの遊歩道から山頂を目指すのを踏まえて、私はそことは別の不人気な登山道から行きました。(不人気と言っても、昔は「信仰登山の表参道」だったそうですが。)

車を止められる場所からしばし下り、沢沿いの道を行きます。やがて廃れた山小屋に出ると、そこから本格的な登りです。前回と前々回の山行はこういった登山の為の「準備運動」的な位置づけでしかありませんでした。やっと今回、「いよいよだぜ」といった気分。

山頂を訪れる人の多さに比してかなり利用する人の少ないルートです。踏み跡などは全く見られませんでした。しかし、少なくとも今期に入ってから一度は手を入れたと思わせる道しるべの真新しい赤いリボンや、古くなって色の抜けた=白くなった「赤かったであろう」リボン、岩の上で消えかかったペイントや二三年前に塗り直されたであろうペイントなどを頼りにしつつ、途中幾度か道を見失いそうになりながらも慎重に正しいルートを探って、薄い酸素の中の急登を一歩一歩進めてゆきました。

最後の方は山頂にある大きな岩が見えたり隠れたりします。両手両足を駆使してのきつい登りですが、文字通り抜けるような青空の下、雲に隠れたり雪をかぶった頭を雲の上に出したりする富士山を時折振り返って眺めたりしながら、はぁはぁぜぇぜぇ言いまくって山頂に辿り着きました。

やった!(この感慨を文章で上手に表現することは出来まい。)

因みに、そこまで他の登山者にはまったく遭遇しませんでした。降りてくる人もいないし、その日そこからその山へ登った人も他にはいなかったでしょう。ゆっくり山を楽しめる反面、何かあっても誰も助けてくれないという危険を伴う山行です。行く前には、出発点付近の山小屋か地元の警察か身近な知人などに計画を伝えておくことが大事です。戻らなかったら探してね、ということ。勿論、遭難を考えて、冷える山で夜を明かす為の装備もある程度持っていく必要があります。なんだか大げさですが、人の住む領域とは違うので。

んで、話を戻します。展望最高。このくらいの登山をするにしては出発がやや遅めだったこともあり、大勢の人で賑わっていたであろう山頂付近には、もうあまり人は残っていませんでした。遅めのお昼ご飯をそこで食べて、帰途につきました。帰りは遊歩道〜林道なので、山頂までの登りに較べたら気楽なもんです。おさんぽ気分。でも、相変わらず酸素は薄いので、途中にあるちょっとした登りでもへぇへぇ言ってました。弱い。。。

暗くなる前に林道(といっても、舗装されたよい道)に出て、そこから出発点の車までてろてろ戻りました。次第に暗くなる西の空のグラデーションを眺め、その後は皓々と輝く半月の生む自分の影が濃くなってゆく中、次第に輝きを増す満天の星空に都会では見られぬ天の川を見出したりして感慨に浸りました。流星も幾つか見えました。

オマケのエピソード。車での下山中、子鹿ふたり(親は薮に隠れてたと思われます)と狸ひとりに会いました。あはは。


2002.10.13

連休中日。昨日に続いて、呪わしい程の好天。昨夜から今朝にかけては、「冬の匂い」第一段が来ました。といっても、まだ本格的な冬の到来を告げるものでは勿論なく、その前哨みたいなやつです。もう少し冬が近づいて来ると、本当の冬の匂いがします。多分それは来月以降。


2002.10.10

今日は、旧・体育の日、現・ただの秋の一日です。天気よくて気持ちのいい日でした。

今年のノーベル賞受賞者が発表されました。日本人では、小柴昌俊氏がカミオカンデでのニュートリノ観測で物理学賞、田中耕一氏がLaserを使ったたんぱく質等の構造解析手法で化学賞をとりました。同じ年に二人もとるのは初めてです。すごいですね。でも、別に小泉首相のお手柄というわけではありません。

どちらも、十五年程前の研究成果に対する授与です。今の日本の基礎科学力がどうの、という話とは別です。十五年前、自分が何をしていたか、どんな存在だったか思い出せますか?私は、今とは大分違った存在だったような気もします。感じること、考えること、社会的立場、その他もろもろ全てにおいて。寿命がせいぜい百年弱の生体にとっては、十五年というのはさほど短くない時間なのでしょう。(下手すると、まだ生まれてなかったなんて人も私のNetworkでの知り合いにはいたりしますし。)

さて、同じ十五年で、日本という国、或いは世界全体はどう変わったでしょう。これも随分変わってるところが少なくないかと思われます。でも、総体としての「人類」ってのは大して変わってないんでしょうね。十五年どころか千五百年経っても。一万五千年となると多少は変わってると言えるかな?百五十万年だと見かけはかなり違いそう。千五百万年になると、まだ「人類」として存在してません。けど、十五億年前にも地球は今と殆ど同じ大きさで太陽の周りの同じ軌道を回っていたことでしょう。たいしたもんだ。


2002.10.07

週末、また山に行ってきました。山に行ける状況が整ったのが割と最近&軽装備で山に行ける季節はもうすぐおしまいということで、隙を見つけてがんがん行くモードです。

今回は、こないだよりも低い山。まだ行ったことのないところへ行きました。天気はまあまあ、気温上がりまくりで、こないだと違ってなんやら和やかな雰囲気の山を堪能してきました。ブナ等の原生林さいこう。シカにも会ったし。

和やかといっても、山頂付近はどちらかというと「岩のそそり立った」ような地形でして、油断して落ちると大変なことになりそうな場所も少々ありました。こういうちょっとした緊張感はいいものです。厳しくもあり優しくもある自然と直に接することが出来ます。

といっても、周囲にわらわらと他の登山者が歩いている/屯している状況では損なわれざるを得ないものもあります。通常、好天の週末に関東近郊の有名な山に行くときにはそんな覚悟をせねばならぬはず。しかし、今回行ったのは比較的マイナーな山。すれ違ったり山頂で出会った人がいないことはないけど、行程の大半では周囲を気にせずに済みました。やった。

今秋中にもう一、二回行きたいな、と思ってます。


2002.10.03

台風一過で昨日は夏のような一日でした。あちかった。衣替え直後の方は結構辛かったりしましたか?

さてこの季節になると、「芋煮会」という催しをやる地域があります。(具体的に言うと、山形を中心とした東北で盛んだ。)仲間を集めてわらわら河原へ出かけてゆき、火を焚いてでっかい鍋で芋を煮て遊ぶ、という催し・・・ではなくて、芋を煮てみんなでがつがつ食う催し。勿論、オトナなら酒を飲むのもあり(というより、基本?)。煮るのは芋だけではなくて、(地域色ありましょうが)大抵は里芋とネギ等の野菜類とこんにゃくと肉。肉の種類と味付けは、典型的には「牛+醤油(山形の多数派)」とか「豚+味噌(仙台など)」とかそんな感じのところが多いんでしょうか。他にもあるようですが。味付けには他に酒やら砂糖やらを入れたりします。

で、ですね。

書いてたら食いたくなってしまったのです。どうしよう。


2002.10.01

今日は十月一日、都民の日。その「今日」に関連するネタを三つ行きます。

まず、「都民の日」って何じゃあ!?と思ったので調べてみると・・・

都民の日

目的:東京都民がこぞって1日の慰楽をともにすることにより、その自治意識を高揚し、東京都の発展と都民の福祉増進を図る(都民の日条例第1条)
公布:昭和27年9月27日 施行:昭和27年10月1日
由来:明治31年の市制特例廃止による東京市発足の日(10月1日)にちなんで制定

とな。こぞって一日の・・・「慰楽」って何じゃあ!?と思ったので幾つかの国語辞典を調べてみました。手元のものには出てませんでした。が、webで大辞林を引いたら出てました。

いらく ゐ― 【慰楽】

慰みと楽しみ。「萱場氏来宅あり。大に―するを得たり/欺かざるの記(独歩)」

まあ、そのまんまという感じですが、マニアックな語ですね。で、こぞって一日の慰楽をともにする日なのか。しかも、都民の自治意識を高揚し、東京都の発展と都民の福祉増進を図る日なのか。天気よかったら、都民の森にでも行って寛いだりするのもいいのかもしれません。でも今は強烈な台風接近中。

さて次、お隣中国では別の記念日です。これはwebの百科事典より。

国慶節

中国の建国記念日。中華人民共和国では、1949年10月1日に人民共和国成立式典が北京(ぺキン)の天安門広場で行われ、当時の首席毛沢東(もうたくとう)が人民政府の成立宣言をして以来、10月1日が建国記念日となった。一方、それ以前および現在の「台湾政府」の国慶節は、1911年10月10日の武昌(ぶしょう)における清(しん)朝打倒の革命勃発(ぼっぱつ)を記念して、10月10日に行われる。これは「十」が二つ並ぶので双十(そうじゅう)節ともよばれる。中華人民共和国ではこの記念日を「辛亥(しんがい)革命記念日」ともいう。

「毛沢東」なんて、私にとっては「歴史上の人物」みたいなものなのでよくわからんちんな所が多いです。最近はその中国でも「資本主義」的な動きが加速してきてるようで、車やら何やらいろいろなものをいわゆる「庶民」のひとたちが買えるようになってきてます。世界全体の経済を見るに、今後二十年くらいは「最も重要な市場」になるのかもしれません。そういや、昨日ユニクロの一号店がオープンとかいうニュースをやってましたっけね。

最後。今日から施行される、千代田区のいわゆる「歩きタバコ禁止条例」。私も、(吸うときはいくらか周囲に気を使ってる場合もあるとは言え)他人に掛けてる迷惑はゼロではないと自覚してる煙草吸いの一人ですが・・・千代田区の広報から一部抜粋。

Q

区内では、一切喫煙ができなくなるのですか。

A

この条例は、禁煙を定めたものではありません。他の人に迷惑や危険を及ぼすような喫煙をしないことをルール化したものです。

具体的には、区内の公共の場所での「歩きたばこ」はしないように努めることや、「路上禁煙地区」内では道路上での喫煙を禁止するものです。

広報千代田 2002年9月13日 臨時号([1ページ]/[2ページ])より
(これを二つのPDF書類に分割する利益は本当に不利益を上回るのか? > 千代田区)

オマケ。よくある「嫌煙家」と「喫煙家」の煽り合いですが、こんなものの中にも一面の真実が含まれている、ということで一つ紹介。(Yahoo! JAPANで「千代田区 歩きタバコ 条例」を検索したらトップ当選した2chの自作板のスレッドです。つっても、ここを読んでる人の大半は「自作板」なんて言われてもぴんとこないか。パソコンを自分で組み立てて遊ぶ人の集う掲示板です。)

【千代田区】秋葉原は歩きタバコ禁止!【条例】
http://pc.2ch.net/jisaku/kako/1022/10228/1022898307.html

山行記

該当にっき目的地経路(標高)行った日
2002.10.07黒川鶏冠山柳沢峠(1460m)〜黒川山(1710m)〜鶏冠山(1716m)〜柳沢峠2002.10.05
2002.10.15金峰山川上牧丘林道の途中(1950m)〜荒川・御堂川合流点(1800m)〜御室小屋〜金峰山(2595m)〜朝日岳(2579m)〜大弛峠(2360m)〜川上牧丘林道の途中2002.10.14
2002.10.22大菩薩嶺長兵衛山荘(1600m)〜大菩薩館〜石丸峠〜大菩薩峠〜大菩薩嶺(2057m)〜唐松尾根〜長兵衛山荘2002.10.20
2002.10.30飛竜山後山林道終点(930m)〜三条の湯(1103m)〜孫左衛門尾根〜北天ノタル〜飛竜山(2069m)〜前飛竜(1954m)〜熊倉山〜竿裏峠〜三条の湯2002.10.27
2002.11.06乾徳山乾徳公園(930m)〜徳和峠〜道満山(1314m)〜扇平〜乾徳山(2031m)〜下山道〜国師ヶ原〜錦晶水・銀晶水〜徳和2002.11.03

†出発/通過/帰着点の標高はおおよそです。

関連情報

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