今日は運動してきました。今季一番手強い相手だと思ってましたが、やってみたらそうでもなくて、勝てる見込みは結構ありました。でも色々あって、ぎりぎりのところで負けました。
今ちょっと荒れてます。キケンなので近寄らないこと。
昨夜ははっとのところへパソコンを診に行ってきました。起動音も鳴らないというので代替機を持ってったんですが、別に壊れてませんでした。一発起動して普通に使えました。よかったよかった。
やってくれますねえベイスターズ。ここまで、タイガースに1勝14敗。全体で言うと、次の試合で負けたら70試合で50敗という快挙いや怪挙です。同じプロなのに、ここまで差が開くのはちょっと不思議な気もします。
ベルセルク25巻とバガボンド17巻、発売。この二作品、気合いが違います。まだ読んだこと無い人、機会があれば読んでみてはいかがでしょう。おもしれえっすよ。
今日来たspam(迷惑メール)の本文見出し。
☆☆「超高速&超報酬バイナリー」+「新規事業権利」☆☆
・・・意味わかんねーずら。ニホンゴで書いてください。
先日の山行記。今回は、以前にも登ったことのある山へ別のルートから登ってみました。以前登ったのはその山への一番の急登、今回は山頂から北に続く稜線沿いのルートです。天気は朝のうちは晴れ、やがて曇ってくるという予報でした。
高速を降り、峠を越えてぐるっと向こう側からアプローチします。結構遠かったので、登山開始はやや遅めになってしまいました。大きな駐車場に車を置いて、まずは川沿いの林道を少し進みます。やがて川沿いの楽なルートから左へ分岐。川を渡ります。この川は、ぐねぐね千回くらい曲がった後に名前を変え、日本海へ注ぐもの。遥か日本海を思ってみたり。夏の日本海は静かで素敵なんですよね。
最初の目標は、山小屋のある峠。小さな沢沿いを歩き、脇からちょろちょろ流れ出る水を飲んだり汲んだりしながら登りました。驚いたのは、後ろからジョギングするおじさんが来て抜いていったこと。きっと峠まで行って戻ってくるのでしょう。荷物を背負わないこともあるかと思いますが、すごいや。私には真似できません。
しばらくきつめの坂を登り、折り返してきたおじさんに挨拶して少し行くと、見通しのきく尾根へ出ました。ここからはなだらかな道が峠まで続きます。これから通る予定の稜線が見えたりして、なかなか気持ちの好い道です。やがて峠に到着。山小屋のトイレに寄り、水を汲んでいると、後ろに気配が。振り返ればそこには妖怪べとべとさん・・・じゃなくて、山小屋の白い犬(小さい和犬)が挨拶に来ていたのでした。気立ての良さそうな、賢そうな犬でした。匂いを覚えてくれたようなので、遭難したら探してくれるかな。
犬に別れを告げて出発。ここからは稜線歩きになります。初めは第一のピークへの急な登り。小屋付近ではもう終わっていたアヅマシャクナゲが、高度を上げるに従って綺麗な花を見せてくれました。グラデーションが美しい。道は針葉樹林帯で、根っこや岩の上を進みます。それほど困難な路面ではなく、時折下山者とすれ違いながらどんどん行きました。でも、汗だく。
やがて道は岩場になり、わしわし登って行くと、お飾りの鎖を見送って最初のピーク。天気は、思っていたより良好。少し遠くの山も見えたりしました。これから行くべき第二のピーク(岩峰)や、その先のなだらかなピーク(目的の山=第四のピークより高かったりする)もよく見えます。ふふふ。楽しみ。少し休んでいると、十名程の中高年パーティが反対側から来たので挨拶して出発。
ここからも、道は思った程険しくなりませんでした。少し下り、ゆるやかに登って行きます。第二のピークは、見事な岩峰でした。下から見上げると、うずうずと登りたくなります。しかし、上への道には通行止めのロープが張られています。もう少し先へ進むと、数回の落雷で岩が脆くなっていて危険だから登るの厳禁、とかいうことが書いてありました。うーむ、残念。その先の岩峰へ登って振り返り、眺めるに止めました。白い岩で出来た峰で、よく見ると上部に二三箇所大きな亀裂が入っています。確かに、登っている途中に地震でもあってあそこから崩れたらおしまいだな、と思いました。
悔しいけど登るのを諦めた岩峰。
左手前は咲く前のハクサンシャクナゲ。
少し休んで先へと進みます。しばらく下り、鞍部に着きました。巨大な岩があります。巨大なだけでなく、へんちくりんな裂け目があります。尻みたいだ、ということで、尻岩という名前が付いていました。確かに尻みたいだ。そこからはゆるやかな登り。第三のピーク、この日の最高地点へと向かいました。ここら辺は、地べたや倒木が苔に覆われた樹林帯。いかにもこの山域らしい雰囲気です。好き。ルリビタキと思われる鳥もいたりしました。
ちんたら登って、思いの外らくちんに第三のピークへ到達。遠くからの見た目通り、なだらかな山頂です。まだつぼみだったけど、ハクサンシャクナゲが沢山ありました。咲いたら見事な空間だろうな。生憎天気は下り坂で、目指す第四のピークが見えたり見えなかったり。そっちは多分人が多いだろうから、ここで遅めのお昼ご飯を食べることにしました。他に誰もいないので(一人、向こうから男性が来て通り過ぎて行っただけ)、のんびり出来ました。
第三のピーク先から、目的の第四峰を望む。
そして目的の山まで、最後の下りと登り。下りはやや急で、登りは山頂直下まではかなりなだらかでした。楽なもんです。最後の急登も僅か。山頂から他の登山者(恐らく、ちょっと下にある山小屋の宿泊客)の声が聞こえてきて、登頂。登山開始から六時間ほど歩いたでしょうか。長かったけど、変化に富んだ楽しい道でした。
霧に包まれた山頂には六名のおばさんパーティが居て、がやがや賑やかでした。山小屋に荷物を置いて、景色でも見えないかと登ってきたようです。ちょっとうるさいけどそんなに非常識な感じではなく、まあいいか、といった印象。写真を頼まれ、シャッターを押したりしました。彼女らは、この山への一番の急登ルートから来たそうです。ご苦労さん。明日は天気がよくなるといいですね。
しばし休み、靴紐を下りモードに締め直して、下山開始。初めは、この国立公園内での最高峰方面へと続く主脈縦走路を下ります。道端にはイワカガミやら何やらの群生があったりして、心を和ませてくれました。少し先で、出発直後に見送った川沿いの楽な道(遊歩道)へと分岐。川の源も見ることが出来ました。この湧水が日本海へと注いでるんだな、なんて思ってみたりみなかったり。
遊歩道は、確かに楽そうな道でした。道は割とよく整備されているし、岩場も無いし、並走する流れは目や耳を楽しませてくれます。時間が遅めなこともあって、他の登山者或いは散策者に煩わされることもなく、ゆったりした気持ちで下りられました。とは言え、登りが長かったからか、思いの外きつい。特に、足の裏全体が重たい感じになりました。あまりペースは上がりません。去年までのしょぼい靴だったら、泣きそうになってたんではなかろうかと思いました。
それでも、途中の滝(岩の上を水が滑ってゆくやつ)や足元の小さな花、山腹に響く鹿の声、そして彼らの姿などに励まされつつ、足を挫いたりすることもなく無事に下山しました。最後の三時間は長かった。。。靴を脱いで足の裏をマッサージしたら極楽でした。
さて、次はどこへ行きますかね。
横浜ベイスターズの三浦投手が好投、上原に投げ勝って、巨人を倒しました。しかし断トツ最下位の横浜、阪神に負けまくって巨人に勝ってどうするよ。ま、阪神ファンの人には嬉しいことかもしれませんが、セリーグのペナントレースの盛り上がりを考えるとやや残念な展開。まだ分かりませんけどね。
はっとのパソコンが壊れた(はっとがパソコンを壊した? ;p)もよう。しばらく掲示板やメールでのアクセスが滞るかと思われます。悪しからずご了承下さい。しかし、初心者のはっとにはやっぱり「難しい」ものなんですね、パソコンって。ちゃんと使う為には学ばないといけないことが多すぎます。ビデオデッキや掃除機等の家庭用電化製品のレベルには程遠い分野だと改めて感じましたとさ。
昨日書いた謎植物について、某所で詳しい人に教えて貰いました。(Thanx! > Kさん)
「銀竜草(ぎんりょうそう)」という草だそうです。別名「ユウレイタケ」。でも、きのこじゃなくて草です。種子で増える植物。日本全国に存在してるようですが、私は多分見たの二回目くらい。微かな記憶として、以前山で見て「なんじゃこりゃ」と思ったことが。もう十年以上前でしょうか。
そういや、こないだ雲取に連れてったうちの一人に、私がどういうきっかけで山に登るようになったのか訊かれました。まず子供の頃、人に連れられて幾度か行ってます。沢歩き(と言ってもただのじゃぶじゃぶ級)とか笹藪漕ぎ(笹に覆われた登山道の痕跡を辿る)みたいなこともして、性分としてそんな「探検みたいな」のが好きだったから気に入った覚えがあります。
その後しばらく空白があり(林間学校で登山、なんてのもあったけど)、独りで山に入るようになったのは、育って単車の免許を取ってからでした。最初の単車が所謂「オフロードバイク」ってやつでして、山ん中の林道(砂利道等)を走りに行きました。初めは走るだけだったけど、そのうち「山」の魅力に惹かれ近くを散策してみたりするようになります。
そして、「山」目当てで出かけるようになったのは、面白いことに祖父の死がきっかけでした。彼は山登りをする人ではありませんでしたが、山の地図を見るのが好きだった。何か書物に出てくるようなところを地図上で辿ってみたのでしょうか。或いは純粋に地図を眺め思いをはせていただけなのかもしれません。彼の遺品に、昭文社エアリアマップ「山と高原地図」シリーズが沢山あったのです。それを貰ってきました。
これが決定打。お金や時間の都合であまり遠くへは行けないので、その古い地図を見て日帰り出来そうな範囲をいくつか潰しました。その少し前に身体を壊して体力が低下しまくってたから、気分としてはリハビリテーションも兼ねた山歩きだったように思います。それから、その頃の知り合いに山登りをする奴がいたこともあって、じいちゃんの遺品には無い範囲へも行ったりしました。
所詮素人装備の素人登山ですが、そんな経験の中で「一番大変だったところ」は彼と一緒に行ってます。中央アルプス縦走とか、日帰りだけど妙義山とか。今考えるとよくあんな靴で三日も歩いたな、とか、妙義は素人装備で行ける所としては多分一番大変な部類に入るんだろうな、とか。混みすぎで寝られやしない山小屋を出て見上げた満天の星空、予定より遅れて日が暮れてしまい、時々躓きながら歩いた夜の山道。そういった経験のどれもが、今の自分に至る貴重な糧となっています。
今その彼はちょっと具合がよくないので、エールを送る気持ちでうだむだと自分語りをしちまいました。そのうち具合がよくなったら、またどっか行こうぜ、って感じ。彼、いつかこれ読むかな?お見舞いがてら、こないだ見てきた花の写真など載っけておきます。
アカモノ | ユキワリソウ |
ホソバヒナウスユキソウ | ミヤマキンバイ |
週末、珍しく有名な山に行ってきました。梅雨時だし、天気予報でも曇り時々雨とか言ってたし、気象の読めないことでも有名な山なので、雨を覚悟で行きました。そう、ゴアテックスの雨具、お試しじゃあ!という気合いです。遂に買っちまったぃ。ところが、(下山中、多少の雨にぱらつかれたものの)山頂付近では陽射しを浴びたりして、いいんだか悪いんだかわからないけど雨具を試せぬまま無難に戻ってきちまったぃ。
この山にはいくつもの登山道そして登山道ではない登山ルートが刻まれています。私の選んだのは無難な尾根道、その登山口は国道の果て付近。車を停めた所から、舗装路を二十分程下って取り付きました。昔はかなり人気のルートだったそうです。しかし現在では、その横に付けられた(途中まで沢沿いの)新道やらお手軽なロープウェイ経由のルートが人気で、こちらはやや不人気となってるそうな。ま、途中からは人気の新道と合流しちまいますけど。
初めは樹林帯を登ります。結構がしがし登ります。美しい広葉樹林の中を、「ちびTちびTちびT」とかウグイスとかカッコウの啼き声を聴きながら、後でバテるといやなのでゆっくり登りました。どうでもいいけど、この山の「ちびT」は啼き声が早口です。どの山でもちょっとずつ違うし、その他に個体差もありますが、傾向として早口でした。因みにこの鳥、何て鳥なんでしょう?「ちびTちびTちびT」、もしくは「ちちPちちPちちP」と続けて叫んでるひとたち。関東周辺の山には沢山棲んでるようで、ここんとこいつも心を和ませてくれます。一度姿を見たけど、小さい鳥。
樹林帯にあった謎の植物。
高さ10cm程。きのこ?
有名な「鉄塔」を通過し、時折目指すピークを見上げながら二時間ちょっと樹林帯を登ると、森林が終わって岩稜に出ます。この山(尾根)には何故か針葉樹林帯が無いみたいです。広葉樹林帯から、いきなり岩稜に出ました。飾りの鎖が付いた小さなピークを二つ三つ越えた所で、右から来る新道と合流。見てる間に、他の登山者が計十数名程そちらから来ました。左からは別の沢沿いの道が上がってきてるようですが、そちらを登ってくる人には出会いませんでした。(後者は、最近の登山用地図には「廃道」と書かれています。)
そこからは、目指す山頂やその下のルンゼ(岩壁に食い込むようにできた岩溝)、雪渓、左に見えるロープウェイ経由の尾根、その向こうに延びるやけに細い尾根等を見ながらの登りです。しばらくは時々手も使う急登。岩質が不思議ところころ変わります。この辺から、小さな花(と虫)が増えました。所謂「高山植物」の豊富な領域。やがてやたらすべすべ滑る岩場を抜け、名のある岩を左に見やって、山頂下のなだらかな所に出ました。ここには雪田が残っています。私の取ったルートではその上部をほんの少し掠める程度でしたが、もっと雪の多く残る時期には霧が出ると迷いやすいというのも頷ける地形でした。
左がとまぴょん(仮名)、右はおきぴょん(〃)。
縮小前の写真では、とまぴょん上に人影が五つ見えます。
すぐ上が目指すピークその一(仮に「とまぴょん」)です。人がわらわらしてるのを見上げながら、ちまちまと登って到達。ふー。何故ここで晴れてるんだろうと訝りながらも、遠くまでは見えないけどそれなりに楽しめる景色を眺めました。こないだ登った「修験の山」が見えるかな?見えないかな?といった天気具合。下に停めた車と登ってきた尾根はよく見えました。車、小さいねえ。(後で地図を見て大雑把に計算したら、直線距離で約2.6km先でした。)けど、ここって・・・やはり人気の山は違います。人だけでなく、ハエの数が。かなり鬱陶しいのをこらえつつ、おにぎりを食べました。因みにここまで、万歩計は7200歩弱。登山口までの舗装路二十分で1500歩強でしたから、登山道だけだと5600歩くらい。ちんたらとは言え四時間以上歩いたのに、やたら少ない数字です。
続いて、目指すピークその二(仮に「おきぴょん」)へと進みます。ちょこっと下って、ちょこっと登るだけ。おきぴょんの方がとまぴょんより十数メートル高いそうです。でも、とまぴょんの方が「岩峰」という感じで突き出しています。おきぴょんの向こうには、かつて滑落死で有名だった岩壁があります。その岩壁、私は以前下から見上げたことがあるだけで、自分で登ろうと思ったことはありません。ちゃんとした岩登りの道具と技術が必要な領域です。そういやおきぴょんは不人気らしく、私が休んでる間に来た人はとまぴょんにいた二人組のうちの一人だけでした。こっちでおにぎりを食べれば良かったな。
余力があればその先のピーク(別の名前がついた山)へも足を延ばそうかと思っていました。けど霧も出てきたことだし、そっちはまた後日別ルート(登山用地図では赤破線の尾根道)から登ることにしました。何百回も何千回も登る人がいるこの山へ、私は初めて登ってるんですからね。そうがっつくこともないや、と。靴紐を下りモードに締め直して、おきぴょんからとまぴょんへ戻りました。とまぴょんはそのまま通過し、雪田脇の小屋(工事中で入れません)へ立ち寄りました。トイレがあります。やたら細い尾根の方からそこへ登ってくる人も結構いました。そのうち私もそっち(一番急だと言われる尾根:やたら細い尾根から派生してるやつ)を登ってみよう。或いは彼らはもっと向こうからやたら細い尾根を縦走してきたのかもしれませんが。
下山路は、ロープウェイ方面へのゆるい尾根。最初は雪田脇を下り、やがて雪に乗ります。ちょうど登ってきた三人組がいたので、「雪の上、どれくらい歩きます?」と訊いてみました。三人、少し当惑し顔を見合わせて、一人が「50mくらい」と答えました。雪の状態と斜度と彼らの足元を見て、アイゼンは要らないかなという雰囲気。道を外さぬよう張られたロープ沿いに、しゃかしゃか降りました。実際は100m程だったかしら。登ってきた人なのに、短く言うってのはちょっと不思議です。
その後は雪も無く普通に下ります。挫折しそうになっているらしい登り途中の男性に「あと二十分も掛からないと思いますよ。」と言ったり、左の登ってきた尾根をまだまだ続く雪田越しに見やったり、「けっ、こんなとこに天狗は溜まらねえよ。」とこっそり毒づいたりしながら、無難に降りてゆきました。一時間程で別の道との分岐にある避難小屋へ到着。中にはビールで乾杯してるパーティがいました。個人的には、酒は下りてから飲んだ方がいいように思います。
この道には、噂に聞いていた(web等で読んでいた)「木道」が確かに多く、やっぱりロープウェイ経由のお手軽登山者向けなのかなぁと実感。やがてスキー場の頭となる山やらロープウェイ方面への分岐を経て、ロープウェイ下の尾根道へと進みます。ここは歩く人が少ないのでしょう、ぬかるんでいるだけでなくてやや路面が悪く、木々の張り出しも多い道でした。が、安藤製靴万歳、というかちゃんとした登山靴なので、あまり細かいことを気にせずにがしがし降りられました。
避難小屋から休憩含め二時間程で、車の入れる林道風の道に出ました。遥か上空をロープウェイが通っています。こんな時刻なのに、まだ上に向かう人も少なくない。ゴンドラの中の人に手を振ると、手を振り返してくれたりします。沢沿いの道で、ごうごう轟音がするので行ってみると大きな滝がありました。雪解け全開の為か、水量が多く豪快です。華奢な感じの名前がついた滝なので、その豪快さはやや意外でした。
幾度か沢を渡り(つっても、でかくて四角い筒状のコンクリートブロックの橋があるので安心安全)、ロープウェイの上の駅にあるレストハウスからの排水は垂れ流しかよとか思いながら(沢の水がやたら汚い)、三十分程で国道に戻りました。国道を車まで登って、無事山歩き終了。万歩計は20500歩程、最後の舗装路で2000歩くらいだったので、最初の舗装路1500歩も引くと山道部分は計17000歩くらいでした。歩いた距離や時間を考えると、かなり少ない結果です。ゆっくり登ったし、下りはぬかるんでたりしたせいかもしれません。
靴の慣らしは大分進み、今回は最後まで特に「痛い」ところは生じませんでした。まだ「マメ・靴ずれブロック」を貼ってますけどね。
他に、幾つかの草花とツツジ数種、紫陽花みたいなの等が咲いてました。こうして挙げてみるとだいぶ多いです。全部出てるサイトを探してるけどまだ行き当たりません。
山行記。今回は、とある人造湖のほとりからの登山。登山口まで、練馬ICから三時間くらい掛かる所。比較的不人気の山&天気が悪かったので、登山開始から下山まで誰にも会いませんでした。独り占め気分満喫且つある種の緊張感を伴う登山です。割と好み。
出発点の駐車場は標高1540m程。目指す山頂は約2140mですから、標高差だけで言えばたった600mの登り。道はよく整備されていて、歩き辛い箇所はあまりありませんでした。しかし、ちょこまかした上り下りがやけに多い。加えて、雨。手持ちの安っちいビニール製雨具でどのくらい行けるか試してみることに。結果、思いの外「厳しい」登山となりました。
雨の早朝、雨具(上)を着て歩き始めます。少し登り、降りて沢を渡ります。水量は少なく、壊れそうな橋よりも下を渡った方が安全な感じ。そこからは普通の登り。ほうほうけきょやら名も知らぬ鳥達の啼く中、雨に打たれてちんたら登ります。四十分程で、お地蔵さんのあるという峠へ。峠と言っても、こちらの道から見るとただの登り途中です。左から合流してくる道で言う「峠」でしょう。小休止して、また登ります。
なんだか細かい上下が多い。気のせいかもしれませんが、細かい上下が多い。ってのは置いといて、雨の森には独特の雰囲気があります。物寂しいようでもあり、穏やかに優しいようでもあり。道が悪くならないので、大分気楽だったかもしれません。帽子からは滴がぽたぽた落ちますが、雨具は今のところきちんと働いてるもよう。一時間程歩いて、「水場」という標識のある開けた場所に着きました。ここまで、想像していたよりも長かった気がします。多分、細かい上下のせいです。
ガイドによると、三分程下れば水場があるそうです。でも、持ってきた水はまだ殆ど減っていないし、先は長いので、少し休んで通過。その先、いよいよ本格的な登りが始まります。少し行くと、雪渓が現れました。登り続きの登山道が雪に埋まっています。ちょっと乗ってみたら滑るので、アイゼン装着。でも、結構滑ります。歩きにくい。四本爪(正確には五本爪、靴の土踏まず部分に収まるやつ)では力不足。ほんの数分でしたが、疲れました。今度六本爪のやつを買おう。。。
ずっと真っすぐ進むと迷います。
「水場」の標識から四十分程で、地味すぎるピークを超えた先の分岐点に着きました。南の尾根への道が分岐しています。稜線に出たという感じの場所。寒い。寒いのは何故か。服、雨具の内側がぐっしょり濡れているからです。しかし、雨具が水を通したのではありません。汗。全部汗。これが透湿性ゼロの雨具の脅威か、と実感。この時点で、値段も高いけど透湿性の高い雨具を買ってやる、絶対買ってやる、と心に誓いました。待ってろよ、ゴアテックス。
雨は上がりつつあり、そこからは(登山用の地図によれば)「展望のよい稜線歩き」だそうです。でも、その日はずっと雲の中にいるようなものだったので、目指すピークはおろか100m先もはっきり見えません。ちょっと残念に思いつつ、沢山咲いているアヅマシャクナゲやら足元の名も知らぬ小さな花を見やって歩きました。ハイマツの間を抜ける道。ジーンズが濡れます。冷たい。ジーンズで登山するというのはそもそも邪道だし、それにしても雨具の「下」を持ってるから履けば濡れずに済みますが、何となく意地っ張りにジーンズのまま行きました。
調べたら、多分シラネアオイ。
他に、ミツバオウレン、コイワカガミ、ミヤマキンバイ、ミネザクラその他名称不明の花幾つかが咲いてました。
幾つかの上り下りをこなし、ちょびっとだけガレてきた稜線を黙々と進み、分岐から一時間十分程で目指す山頂に到達。登山開始から約四時間、万歩計は11000歩程。雨がまた少し降ってきました。寒い。天気が好ければ、景色も良さそうな山頂。先(東)へ続く道は笹藪に覆われかけていましたが、一応道らしき踏み跡は判別出来るようです。尤も、奥へ進むとどうなってるんだか分かったものではありません。この先は素人お断り、といった雰囲気でした。
寒いので少し戻り、風の来ない登山道中の岩陰で休憩。風が来なければそんなに寒くありません。道を塞いでも、「どうせ誰も来ねえよ」といった雰囲気満々なので気にしません。いや、万一誰か来たら勿論道を空けますけどね。やがて雨も上がり、気合いを入れ直して来た道を戻ります。地味なピーク下の分岐まで、一時間程かかりました。出発からここまで、結構しんどかったです。こんなに上り下りの多い道だとは思わなかったよぅ。しかも、手を使って登る箇所が殆ど無いので、負担は全部足に。うう。
分岐点で再び休憩。雨はもうあまり降らないようだし(ここで雨具を脱ぎました)、来た道を戻るのではなく南の尾根(と、その先の峰)経由で戻ることにしました。ここまで、「ええっ、また小ピーク越えがあるの?」と、幾度となく精神的ジャブを食らい続けてきたので、ここからは「ちきしょう、三条の湯から雲取に登るくらいの気合いで行ってやる!」ってな心積もりで進むことにしました。
正解。やっぱり上り下りの多い道でした。「ちょっと降りてちょっと登ればおしまい」とか思って進んでいたら、精神的ボディブローを二三発食らっていたかもしれません。けど、冷静に考えれば合計で高尾山一回分くらいの登りしかないわけですから、雲取級を覚悟して行けば楽なものです。分岐から一時間四十分程で最後のピーク(標高約1935m)に着きました。万歩計は19300歩程。ここは、出発点の駐車場付近から直接登ってくる楽な道があるので、結構人の訪れる場所のようです。小さな廃屋の内側には「記念」らくがきがいっぱいありました。
三十分程休み、下山。初めは少し急な下り。そのうちに、なだらかな尾根下りとなります。やがて木々の隙間から下の湖が見えたりして、結構気持ちの好い散策路かもしれません。いろんな種類のツツジが咲いたり咲きそうになったりしてました。山頂から四十五分程で下の国道へ。でも、100m程先にまた山道がありますゆえ(1619.8mの小ピークに展望台があるそうな)、そっちを行きました。なるべくなら舗装路なんて歩きたくない。
十分程登った所の展望台には、ベンチが三つありました。霧が出ていたので殆ど何も展望出来ませんでしたが、後ろで盛んに啼く鴬をお供に最後の休憩。もう出発点の駐車場はすぐ下です。というか、既に帰着した気分だったり。しかし、たとえ五分の下りでも気を抜くまい。最後は丁寧に下って行きました。
んで、無事駐車場に帰着。出発から約九時間、万歩計は24800歩程でした。やー、大したことないだろうと思ってた割には大変だったっす。山、侮るべからず、ですね。
先日、群馬・長野県境の山付近で父娘が遭難した件。報道で知り、「どうして遭難したんだろう」と気になってました。で、こんな頁を見つけたので紹介。
ふむ。確かに雪渓は怖い。私も、少ない経験ながら雪渓の上を歩いていて「あれれ?登山道どっちだろ?」と思ったことが幾度かあります。まあ、雪渓では正規のルートを失いやすいという意識があるので、本格的に迷う前に気付いて引き返したりしてますが。。。
地図と方位磁針があれば、この遭難は防げたかもしれませんね。自分の進むべき方向は東なのに、北寄りにしばらく進んでいたら「あれれ?」と思う余地はあります。それと、道を失ったと気付いたらちゃんとした道まで戻る、この原則を忘れちゃいけません。少し山に慣れた人だと、(登山道は尾根にあるのに)「沢を下ればどうにかなろ。」とか甘く考えがち。実際、どうにかなる場合もありましょう。しかし、普通の登山装備ではどうにもならない沢も少なくないと思います。
んー、私も気をつけよっと。
今日は、朝早く起きて運動してきました。結果は惨敗ならぬ惨勝。んー、思ったより気温の上がるのが早かったことと関係あるか無いかは分かりませんが、後半ばてまくり。体調はそんなに悪くなかったはずなのに、なんでだろう。不甲斐ない勝ち方でした。次は恐らく今季一番厳しい戦いになると思われるので(実力的には敗色濃厚)、少し気合いを入れて身体を締めて行かねば。たとえ負けるにしても、やれることはやる、と。
あ、METALLICAの'St.Anger'、買いました。これからじっくり聴いてみます。
このところ打撃は不振だったヤンキースの松井、昨日は五打数四安打、しかも一本は本塁打で残りは全部二塁打だったそうです。二塁打三本はすごい。ここまでの「不振」も、彼にとっては全て(それこそ一球一球)が進化のための基盤となる経験。この後すぐばかばか打てるようになるかどうかは分かりませんが、じっくり見守りましょう。
さて、全然違う話。もうすぐLED ZEPPELINのライブとMETALLICAの新譜が発売されます。他にもいろいろ出ますが、取り敢えずこの二つは押さえないと。っても、METALLICAは新参の「指弾き」ベーシストが参加してない録音なので、評価はライブを見てからの方がいいのかもしれません。ZEPは昔の音源なのでそのままOKですけど。
昨夜、はっとんとこに行ってパソコンをセットアップしてきました。既にケーブルテレビ業者と契約済み、モデムも来ていたので、線を繋いでほほいのほい。その後、主にアプリケーションの使い方の基本を(最低限だけど)教えておしまい。近くでラーメンを食べて別れました。
パソコンは、うちで余っていた古いもの。多少の強化はしてありますが、最近の物に較べたらおもちゃのような性能です。それでもwebを見たりe-mailを送受する程度なら何とか使えるレベルでしょう。
後は、はっとがどれだけ自分で色んなことを学んでいけるか。頑張って欲しいところですが・・・まいっか。
修験道の山、下山篇。山頂のとこから。パーティが去り、山頂には柴犬を連れていた男性と彼の犬と私が残りました。犬は大人しくて可愛い。私が招くと寄ってきて、撫でると喜びます。おにぎりを食べようとして取り出したら、お座りして「ちょうだい。」って(目で)言いながら見上げてます。ふふ。でも、ニンゲン用おにぎりには塩分が多いのであげられません。残念。
犬を連れてきた男性は、よく喋る人でした。別に感じが悪いとかそういうんではないんですが、よく喋る人でした。「ヒャクメーザン」がどうの、という話が多かったようです。すいません、私それあんまし興味無いんですけど・・・「ヒャクメーザン」ってのがどうしてそんなに重要なのか、よくわからんちん。
そのうちに、風が強くなり雲が下から上がってきました。まだ晴れているけど、台風から繋がる雲がじわりじわじわと近寄ってきてるようです。山の上は、天候の変化に敏感。本格的に崩れてくる前に、早めに下山することにしました。山頂滞在時間は三十分、まだ午前十一時でしたが、吹き上げる風は何だか私を急かすような雰囲気を持っていました。犬と男性に別れを告げ、気合いを入れ直して下山開始です。
雪田を渡り、ぬちゃぬちゃの崩落部分を横切り、笹清水と第5峰を見送って、登る時やたら苦労した第4峰まで約五十分。万歩計は14400歩程。ここから山頂までと、山頂からここまでで同じくらいの計数でした。ここでは水を飲むだけであまり休まずに通過。まだまだ先は長いのです。でも、尾根のちょっと下を歩くことが多いので、風の雰囲気はそれほど険しく感じらなくなりました。陽射しが強く、雪面での反射と合わせて陽に焼けそうな天気です。下りでも、すたすた歩くと汗だくになります。
途中の雪渓から、大湿原方面。
来る時にはちゃんと上へ登った第3b峰には、巻き道も付いています。折角なので巻き道を行ってみました。しかし殆ど人が歩かない為か、かなり荒れていました。これなら上を通った方が楽だった・・・と思いながら必死こいて薮を抜けると、どうやら私の歩いた道は古いもので、もっとよく踏まれた(路面の整った)道がちょっと上にあり、そこへ出ました。んー、どこで間違えたんだろう。まいっか。続いて、崩れて通行止めの第3a峰へ。見上げる岩壁には長い鎖が付いていますが、岩は第3b峰と同じく平らな地層で階段状になっているので、上で道が崩壊してなければ比較的安全に通れそうなところでした。
第3a峰を北側から。
よく見えないけど、通行止めのロープとその奥の長い鎖。
鞍部(馬の鞍のように凹んだ所)まで下り、少し登って、第2峰へ。へんなおっさんの銅像がある所です。山頂から一時間五十分。地図にあるコースタイムと同じじゃんかよぅ。すたすた歩いてきたつもりだけど、雪とか泥とか巻き間違いとかあったので少々遅くなったみたいです。体力も結構消耗しています。山頂でゆっくり休めなかった分を補う感じで、長めの休憩を取ることにしました。約四十分。万歩計は16700歩程で、この区間(第4峰から第2峰)も往きとほぼ同じくらいの計数でした。
さて、いよいよ最後の試練。第1峰の通過です。第2峰から東へ逃げれば、もっと楽な道を通って出発点の小屋に戻れるのですが、やはり修験道の山だから昔行者の通った道を行くべきでしょう。軽く身体をほぐし、靴紐を締めて、もう一度気合いを入れ直します。朝出発してからここまで、靴紐は登りモードのゆるゆる状態でした。ここで初めて下りモードのきつきつにしました。(因みに、靴擦れは軽く済みました。後で見たら、踵その他二三箇所で表面が赤くなっていた程度。)
隣のスキー場のリフト降り場を見やり、「無言の坂」を(独りだから下りでも)無言で降り、時折手足を駆使してシャクナゲの間を抜け、ずんずん下ってゆきます。やがて第1c峰(天狗岩)を越え、第1b峰(バン字岩:「バン」はパソコンで出せない&出せても読めない梵字)脇の鎖場へ。来る時は割と楽に通過した、この日一番の「怖いところ」です。鎖の下へ辿り着くまでに少々息が上がっていたので、整えてから挑みます。う。狭い。手前側の「背すり岩」、降りる時よりもその狭さが重荷になりました。身体がへばっている所為もありましょう。折り返し部(下がよく見えてひゅうひゅうなところ)で少し休みました。後半は長い鎖を少し頼って降下。(ここにも何か名前が付いていたようですけど、木札が古くて読めませんでした。)
続いて、「カニの横ばい」という、名前から状況の想像しやすい所を抜けます。来る時はらくらく通ったような気がするのですが、これも疲労の為か少々気を遣いました。ふへー。でも、足場となる鉄の杭が打ち込んであったりするので、基本的には楽です。無事通過。そして第1a峰(不動岩)へ。ここにも鎖があります。往路では何も考えずにしゅるるっと降りた所。今度は、登りなので鎖を使わずに行ってみました。ちょっとした岩登り気分。で、底の固い登山靴ってのはこういう場所には向いてないと痛感しました。岩の表面がまるっこくでこぼこしていて、手掛かりは楽に見つかるんだけど足が不安定。もっと柔らかい靴底なら接地(接岩)面積を稼げて楽になるはず。
この日こういった鎖場を通過する際、自分がどのように手指や足を使っているのか確認しながら進みました。結構器用なもんです。もし私が事故等で手足のどれか一本を失い、義足や義手を着けた状態でこんな所を通れるかなと考えてみるに、結論は「ちょっと無理」でした。何か他の道具を使えばまた話は違ってくるのかもしれませんが、少なくとも装備無しでは難しいと感じます。もっと穏やかな登山道なら、義足や義手でも行けそうな所は多いんですけどね。
そんなこんなで、第1a峰へも無事登りました。第2峰から四十五分、万歩計は19000歩強。やっぱり、往路と大差ない計数でした。僅かに多いくらい。結構下ってるんだけどな。そこで十五分程、予定としてはこの日最後のまとまった休憩。水が減ります。上で汲めなかったら、そろそろ残り少なくなってるはず。景色を堪能しつつ、ここまでの行程を振り返りました。色んな道があったなぁと。ここからは神経を使うような場所もなく、普通に下れる道です。長いけど。
出発。ここから先も、しばらくは根っこや岩を手足駆使して降りたりします。まだ所々にシャクナゲ。下へ来ると、もう散っているのも目に付いたり。倒木を跨ぎ倒木を潜り、すたすたと降りてゆきました。三十分程で野営場への分岐に到着。万歩計は20900歩ちょい。水を飲み、手袋を外して、ちんたら尾根下りモードに入ります。水は、ここまでで合計2リッター位飲んじゃいました。
ちんたら尾根下りと言っても、膝はそろそろ泣き言を言い始めそうな雰囲気。この日はもう他に誰も通ることが無いだろうから(と言うより、この日ここを通ったのは私だけなので)、コケて怪我したりしないように注意して歩きました。上での緊迫感が嘘のような、穏やかな午後。色んな種類の木が生えた広葉樹林は、山の懐の深さを感じさせます。色んな種類の動物が棲んでそうです。何だか分からないような足跡もありました。
道に生えてきた笹を蹴ったりしつつ緩やかな道をどんどん下り、やがて最後の少し急な坂を下り切って、無事下山完了。出発点の小屋に戻るまで、最後の分岐から五十分。山頂から休憩含めて四時間五十分、朝ここを出てからだと十一時間ちょうど。万歩計は25240歩で、歩いた時間の割にやたら少ない数字でした。
あー疲れた。久々に「疲れた。」という感触の生じた登山でした。でかい山のでかさをそのまま堪能させられた感じ。でも無事に帰れてよかった。楽しい一日でした。また元気に色んな山へ行きたいと思います。
昨日は日比谷公園開園百周年記念日だったそうです。台風から変わった温帯低気圧の影響で、夕方近くまで雨が降ったり止んだりの天気でした。(その後、いきなり晴れまくり。)
さて、先日の山行記の続き。えーと、第1峰(三つの岩峰群)を通過した所まで書きましたっけ。その後も、きつい登りが続きます。木の根っこやら岩ごろごろやら笹原の急登を、時折雪渓を踏みながら汗だくだくになってずいずい進みます。陽が高くなってきて、あちい。標高はもうかなり高いんですが、あちい。たとえ知人と一緒に来ていてもこんな急登続きでは無口になるだろうなぁ、と思った辺りに「無言の坂」の看板。その通りじゃ。
しばしば両手両足を駆使しつつぜえぜえ言いながら必死こいて登ってるってのに、ふと横を見ると・・・隣の尾根下に刻まれたスキー場のリフト降り場と同じくらいの高さです。ああもう、以前あのリフト降り場から何度も降りたことあるよちきしょう!とか思ってしまいました。因みにこの時期もうスキー場はおしまいで、リフトは動いてません。ある意味、救いなのかも。
色とりどりのシャクナゲやら足元の小さな花々を見送りつつ一時間ちょっと登ると、ようやく第2峰に着きました。標高2040m程、万歩計は7000歩強。下の野営場や別のスキー場方面からの登山道との合流があります。目指す主峰から続く尾根は、一応ここまで「高い」状態。ということは、ここから主峰まではもうそんなに大した登りはない・・・といいな、と願いたくなる場所です。何故かそこには遠くを眺めるへんなおっさんの銅像がありました。台座にある説明書きを読むと、大昔の伝説に因んで作られた伝説上の偉いおっさんの銅像、再建版だそうです。そういや、この山の名前も漢字で書くとこの偉いおっさんの名前の後ろ半分と同じでしたっけ。山名の方は、普通には読めませんけど。
汗で湿った服に風を通し少々乾かしつつ十五分程休んで、出発。まずは少し下ります。そして、この日の行程ではいちばん「尖った」峰、第3峰へ向かいます。ここには二つの峰があるので、手前(南側)を3a、奥を3bと呼びます。第3a峰は、その上部南東側斜面が十二年程前に崩れ落ちたそうで、そこへ付いていた登山道も失われています。右(東)に新しく長い巻き道が付けられているので、否応なくそちらを行きます。
そして第3b峰。こちらはもっと痩せて尖った峰で、巻き道もありますが上へも登れます。上へは、鎖のある垂直に近い岩場です。けど、平べったくて欠けがちな地層のお陰で、手掛かり足掛かりに困ることなく鎖無しで安全に登れました。頂上は眺め最高。但し、立ちくらみ等で落ちたらおしまいです。ひゅうひゅう。そこからは、これから行くべき第4峰から主峰の第6峰までがよく見えました。主峰の山頂には先着の登山者らしき人影が二つ。あっちからはこっちを見にくいかもしれませんので、声を掛けてみるのはやめときました。
第3b峰頂上から。
祠の左が第6峰(主峰)、右が第5峰。
地図を見る限り、ここから次の第4峰までがこの日の「登りらしい登り」としては最後です。あとは標高差の小さい尾根道になる予定。その第4峰までも、大した標高差があるわけではないので(100m程)、高を括っていました。しかし。異様にきつかった。既にここへ来るまででバテていたのでしょう。普通の山なら、歩き始めから四時間もすれば頂上に着いている頃。ここまでのペース配分を間違えたという感じでした。うはー。
へとへとになりながらも、第2峰から一時間で第4峰に到着。万歩計は約9500歩。遠くから見ると「頂上」らしく見えるここは、行ってみると単なる登山道の一部という雰囲気でした。丸太で段差に作った腰かけと「火の用心」の赤い杭(吸い殻入れ?)、道を示す標と山名を示す(そこらに転がった)小さなブリキ板が無ければ通り過ぎてしまいそう。でも、へばへばだったので少しだけ休みました。
そこからはようやく楽な道になります。雪渓を歩き、ちまちまと登って、三十分弱で第5峰下の分岐点へ。第5峰へは登らないでいいみたいです。これ、気分的には随分助かりました。見えている第5峰は結構上の方にあって、「アレにも登るのかなぁ・・・」と思いながら歩いていたから。そこを過ぎると、笹原からちょろちょろと水の出る所があります。こんなに山の上の方なのに水が出ている所は珍しい。(地図では「笹清水」、修験道風に言うと「隆界の水」だそうです。「隆界」って何だろ?)既にここまでで1リッター程の水を消費していましたので、ボトルに汲み足しながらそこでも少し飲みました。んまい。
その水場で、この日山へ入ってから初めて人に出会いました。私と同じくらいの歳に見える、単独行の男性。反対側から登ってきて、私の来た方へ(但し第2峰まで)降りていくそうです。人が多すぎるのは嫌いだけど、このくらいの接触ならよい感じです。相手の人もそんな感じでしょう。「じゃ、お気を付けて」と言い合って別れました。
その先、一箇所、幅100m弱に亙って山腹が崩壊してました。登山道ごと崩壊してるので、雪解け水でぐぢゃぐぢゃになったぬかるみをぐぢゃぐぢゃ歩きました。踏み跡は少なかったから、歩きやすくはありませんでした。そこを抜けると、今度は最後の雪渓(雪田)。もう十箇所目くらいでしょうか。ここでは、多分250mくらい雪の上を歩きました。そして最後の僅かな登り。もう目指す山頂は目と鼻と口の先です。降りてくる初老の男性とすれ違い様にしばし立ち話をして(彼は今度女性二人を連れてこの山に登るとかで、その下見だそうです。全然下見などせず初めて行くコースで知人二人を雲取に連れてった私とは違い偉いだ。)、やっと主峰(第6峰)に辿り着きました。
標高は2160m弱です。第4峰から一時間、登り始めてから五時間四十分、万歩計は約12000歩。今年の登りでは最長。山頂には、十名程の中高年パーティ(女性が多い)と、もう少し若い男性一名、彼の連れてきた柴犬ひとりが居ました。天気は晴れ。でも、360度のうち1/3くらいは雲を見下ろす感じで、遠くの山々は見えませんでした。
山頂から、登ってきた尾根を望む。
手前左から順に、第5峰、第4峰、第3峰。
また長くなったので、続きは後日。
昨日は、また掟破りの平日山行。台風の来る前にということで、いそいそと行ってきました。行ったのは、修験道の行場となっているらしい、ほぼ独立峰と言えるでかい山。山頂付近からは、近くの大きな湿原を囲む山々や「累積遭難死者数世界一」の山などが(天気が好ければ)見えるところです。
天気は、少し雲はあるものの晴れ。朝早く、山の南にある無人の小屋脇から登山道に入りました。標高は1050m程度でしょうか。入山届を出すポストがあります。入山届はノート形式に閉じられたものもあり、見ると、最近では前日に一名ここから登ってるようです。私も書いて入山。ま、無事に戻れるとは思いますが一応念の為ってことです。
最初は尾根登り。地元の村の観光案内によると、猿が出るそうです。熊の多い山を歩く身としては、猿如きにびびってられません。でも、無用な争いは避けたいので鈴を鳴らしながらの登山。初め三十分は身体が慣れてないこともあってきつかったけど、その後は傾斜が緩くなり楽に登れました。登山道の所々、「修験」に絡めた名前が付けられています。「鉄砲登り」って何だろう?「賽の河原」はよくある名前だけど。
ところで修験道(しゅげんどう)って何でしょう。何となく「山伏が山で苦行をする」という想像は出来ますが、詳しく知りません。平凡社マイペディアによると、日本民族固有の山岳信仰と密教の呪法・修行法が結合して成立した実践的宗教。その行者を修験者または山伏という。始祖は奈良時代の役(えん)の行者とされる。
(以下略)だそうです。仏教臭い、謎の宗教?こうした宗教の混合は、排他的な一神教以外ではそう珍しくもないことでしょうか。
さて、話を戻します。猿に出会えぬまま鳥の囀り賑やかで静かな尾根を登り、やがて下の野営場から短絡してくる道と合流。ここまで約一時間半、標高は約1600m。ここからは、相の異なる尾根伝いに峰へと向かって登って行きます。峰と言っても、目指す最高峰の他にもいくつかあるので、手前(南側)から順に第1峰、第2峰等とでも呼ぶことにしましょうか。その中で更に細分化して、1a,1b,1c,2,3a,...とか。
道はきつくなりました。根っこの段差を登り、やがてごろごろした岩を登るようになります。倒木も多め。それでも危険な箇所は無く、この辺までは初心者のひとでも大丈夫でしょう。(但し、手袋は欲しいかもしれません。獣のように両手両足を駆使して登ります。名付けて「畜生の道」だそうな。)短絡路との出会いから約四十分、第1峰が間近に見えました。ふへー。岩峰です。第1峰は三つの峰が連なっているので、手前から順に1a,1b,1cと呼びます。
ここからは岩稜歩き。修験道っぽく?なってきます。で、第1a峰。眺めがよいので、少し休みがてら景色を堪能しました。ここまで万歩計は4802歩。相変わらず登りはカウント漏れが多いし、岩登りとなるともっと増えるみたいです(っつーか、「一歩」の概念が崩れます)。鎖を下りて次へ向かいます。第1b峰。コレは登れない。巨大な、一般登山者には無愛想な岩。人間の犬歯みたいな感じです。岩肌もなんだか掴み所が無さそう。登山道(鎖)も無いし、仮にあっても恐ろしそうなところです。なので、大人しく脇を抜けてゆきます。岩峰の東側の肩にちょっと割れた部分があるので、そこを通ります。っても、登り/下り共に長めの鎖づたい。地元の村サイト情報によると、ここがこのルートでは一番怖いところだそうです。
第1b峰東半分を北側から。
左下、岩の裂け目を通ります。
確かに、手掛かり足掛かりが少ない。ちょっと鎖頼りの登り下りでした。その頂点から向こう(北側)は狭いし。荷物が邪魔になります。「背すり岩」だそうで、なるほど。身体の固い人は少し大変かもしれません。あと、下(写真左下の、写ってる範囲外)がよく開けているので、高いのが怖い人は結構泣きそうかも。もしここを通らずに下を巻く(岩峰を避けて下の方の安全そうなところを通る)ことにするとしたら、100m近く余計に下らないといけないんでしょうね。面倒です。その後、第1c峰。ここはただの岩峰で、普通に登って通過出来ます。
この第1峰付近から先、シャクナゲが沢山ありました。花、全開です。世の中には「お花」を見に登山する人も結構いるようですので、そういう人にはうってつけ・・・と言いたいところですが、そういう人は中高年の女性に多く、悪いけど彼女らの(平均的な)身体能力では恐らくちょっと厳しい場所でした。文字通り、高嶺の花?このシャクナゲの他にも、色々な花が沢山咲いていました。そういう時期なんですね。
咲きまくりのシャクナゲ。
つぼみは色濃く、咲くと段々白く。
長くなったので、続きは後日改めて。
台風来てますね。この時期に珍しい。九州地方等で風が強く/波が高く/雨が多くなるかもしれないそうですので、そちら方面の方はお気を付けを。
先日(2003.05.26記事の最後)、山で腕輪を落としたと書きましたが、ありました。ええと、登山に使ってる鞄の、外側の両脇にある飲料瓶を入れやすい形の網袋の底に。んー、どっかで飲み物を取り出した時か何かにたまたまそこへ落ちたと思われます。今日まで気付かなかったってのは我ながら相当間抜けです。すいません。
ボロの安物だけど、何となく愛着が沸いていたので、見つかって嬉しいのでした。
昨日は三軒茶屋グレープフルーツムーンでKUZUHA 2nd CD発売記念ライブの前座、SWAMPSバンドライブを見てきました。もちろんその次のKUZUHAも見てきたよん。
まずSWAMPS。よかったっす。いつも思うけど、各パートどこを取り出して聴いても楽しめます。こういう言い方がいいのかどうかはおいといて、ああいった音楽をやっているバンドでそういうのってなかなか貴重なのではないでしょうか。今回は特におがちんさんのドラムが楽しかったっす。絶妙のセンスですね。SWAMPSの「思わず身体が動いてしまう」乗りというのは、彼の音が基盤になっていると思います。そこへ、各人の個性がうまく絡み合う。みんなが個性を発揮しつつも、同じ方向を向いているという感じ。それは、例えばイングヴェイ・マルムスティーンとジョーイ・ディメイオ、コージー・パウエルにロブ・ハルフォードを仮想的に重ねたような・・・恐ろしい「我の張り合い」とは違ったものです。そこにあるのは、言うなればクイーンのような調和(っても、音の成り立ちが似ているという意味ではありません)。
ただちょっと残念だったのは、まさやさん(ベース)の音がちっちゃめだったこと。好きなんだけどなぁ。あそうだ、はまのさんの'Jimi Hendrix風'技披露、すげかったっす。今度は是非歯で弾いて下さい。あと、はっとはKUZUHAの「愛されたままの」をちゃんと全曲歌い切って下さい。よろしく。
途中一曲だけ、りぶさんが演奏しました。これもこういう言い方がいいのかどうか分かりませんが、私が今まで彼らを見た中で一番気持ちのこもった演奏でした。SWAMPSを「バック」につけたりぶさんってのも初めて見ました。なんだかすごいです。
次、KUZUHA。バンド形態でのライブは初めて見ましたが、バックの人達はみんな上手で、隙の無い伴奏を務めていました。肝心のKUZUHAは風邪をこじらせてるとかで、声はやや悲劇的でした。でも、すごく嬉しそうにそしてしっかりと最後まで(アンコール含め)歌い倒した辺り、また(変な意味じゃなく)逞しくなったように思います。とは言え、終わった後の一瞬にこぼれた様子を見ると、何だかちょっと心配です。ゆっくり休める時間を取れるといいのですが・・・
てなわけで、楽しい一夜でした。演奏したみなさん、ありがとう。また機会を作って見に行きたいと思います。
昨日の夕方、気仙沼沖で大きな地震がありました。停電や交通機関の麻痺のみならず、怪我人も多数出たもよう。お見舞い申し上げます。地震大国というか地震の巣の上に住んでるような我々には避けがたい災害ですが、普段の備えが被害を小さくすると信じてがんばりましょ。
で、一つ。日曜日に雲取山へ行き、後山林道というところを走りました。落石がいっぱいあります。走りながら、「今地震があったらごろごろ落ちてくるのかなぁ、怖いなぁ。」と思ってました。震度三くらいの揺れでも結構落ちてきたりするだろうと思うと、大雑把に言えば「紙一重」という感じです。危険と隣り合わせのぢんせい。
さて、今宵は三軒茶屋Grapefruit MoonでSWAMPSとKUZUHAのライブ。久々に顔出そうと思ってます。「前座」SWAMPSのライブはどうなることやら。CD発売記念ライブでご両親も見に来るらしい、かわいい「姐御」KUZUHAの方も期待。ちょっと話逸れますけど、昨日そこで知り合いの知り合いがフルート吹いてたりするんですよね。私は直接会ったことない人なんですが。
昨日は山へ。いつもと違って、今回は知り合い二名の「引率係」として東京都最高峰の雲取山(2017m)へ行ってきました。東京都最高峰っても、実際には埼玉・東京・山梨の境界にあります。山頂は東京都が分捕ったって感じなんでしょうか?では、大まかな時刻表示付きで行程紹介。私も初めての、三条の湯(三條の湯)からのルートです。
登りのカウント漏れを考慮して、おおよそ30000歩の旅でした。(お疲れさん&お世話様。 > 同行諸氏)私の靴慣らしも大分進んできたような気がします。これだけ歩いて、踵の皮がちろっと剥けた程度。でも、まだあと数回は予備の靴を持って行きます、一応。
蛇足。いつもしてる腕輪、登山中にどっかで落としちまいました。もし拾った方が居たらお知らせ下さい。銀の、鎖状で結構ぼろいやつです。
かなりの「もののはずみ」系で、「sleeping sickness」とかいう日記を発見。で、その2003.05.23記事から2003.02.01記事を辿ってみました。美容室で髪を洗われる話です。
誰かに髪を洗ってもらうというのは気持ちのいいもの。っても私はここ数年「美容室」のようなところへ客として入ったことは無いのですが・・・猿などの毛繕いとも同じでしょうか。体毛の付け根付近の神経がある種の「気持ちよさ」をもたらすのは、人間に限らず哺乳類で多く見られる性質のようです。猫を撫でてみても分かりますね。ごろごろ。
んー、髪をブラッシングするというのは、ある意味で「自慰行為」と言えるのやもしれません。や、それでバルトリン腺液とかカウパー腺液が出てくる人は少ないにしても。
久々のひつまぶし。「“4つの運命”判定テスト」とな。
私ぁ王様タイプ
とか言われました。
- 行動をキーワードで言うと?
- 熱しやすく、冷めやすい
- 表現がオーバー
- 世話好き
- サービス過剰
- みんなと仲良く
・・・どうなんでしょ。
プロ野球セリーグ、ヤクルト対巨人戦。先発の高橋尚成が150球以上投げて2-1の完投勝利。気迫のこもった投球内容でした。んー、あの精神力は大したもんだ。同じ巨人軍の上原投手も大した気力を発揮しますが、上原は「外向き」の気合い、尚成は「内に秘めた」気合いという感じがします。
さて大相撲。ここまで、横綱朝青龍が一敗、大関千代大海が二敗。この二人が優勝争いを展開しつつある展開になってます。千代大海も、負けた取り組み以外は自分らしさのよく出た所謂「いい相撲」で勝ってきてますので、終盤戦が楽しみです。横綱に土を着けたのがモンゴル出身の先輩力士旭鷲山だったってのも何だか面白いですね。思い切った両手突きの、よい立ち合いが勝ちを呼び込みました。
緊張感のある勝負ってのはいいものです。
先週に続いて昨日も運動してきました。今回は何てことない相手だったにも拘わらず、身体を調え損なってたのでやや問題ありでした。反省。
その前日、土曜日は、山に行ってきました。へんちくりんな山。ちょっとした独立峰みたいなところで、岩がごつごつしています。その最もごつごつしてそうな、ピーク北側に続く尾根から登ってみました。小雨が降ったり止んだりの、霧の中の登山でした。景色は見えないけれど、独特の雰囲気があるのでこんな天気も好きです。
霧に煙る岩峰
最初は穏やかな道を峠まで行き、峠からは岩稜(岩石の露出した尾根)を辿ります。途中、鎖場(登ったり降りたりする時の助けとなる鎖がぶら下がってる箇所)が沢山あって、距離や高低差は小さくても結構体力を消耗するようなルートです。この日は霧や雨で岩が湿っていたこともあり、多少の経験が無い人にはオススメ出来ない状況でした。
離れて見ると「おいおいこんなとこ登れんのかよ」と思うような角度の岩場が多くありました。でも、近づいて見れば手掛かり足掛かりとなるごつごつが多く、実際には鎖を使わずに登れる/降りられる所が殆どでした。天気が悪めだったので他の登山者もそれほど多くなく、渋滞にはまったりすることなく通れました。
よく見えないけど鎖場
山頂からは岩稜ではなく山腹と尾根を下る楽そうな道があります。二十年程前の地図ではきちんと赤実線で示されていました。しかし、新しい地図では「廃道」と書かれ、赤の破線にすらなっていません。通れるかどうか分からないので、一応来た道を戻ることを想定して行きました。
出発が遅かったので、山頂まで行くと戻る時間が足りなくなりそうになりました。やや残念だったけど、山頂手前のピーク(峠からそこまでが鎖場の嵐で、そこからは楽そうな尾根道)で遅めのお昼ご飯を食べて戻りました。山頂へは、またの機会に別ルートからでも行ってみたいと思います。
そうそう、靴擦れと万歩計。今回は「マメ・靴ずれブロック」を貼って行った&大した登りがあったわけでもなかったので、踵は無事でした。やった。万歩計は、何と10000歩未満でした。折り返し地点まで3000歩強。3000歩っつったら20分のジョギングと同じくらいです。岩登りでは更にカウント漏れが増えるもよう。。。
ということで、土曜日の山行のお話。今回は、登山口まで行くバスの始発に乗る為にそのバスの起点まで行く電車の始発に乗るべく二駅手前の駐車場まで車で行く、という変則的な接近方法を取りました。バスの起点は電車の終点で、そこらへ車を置ければ電車を利用することもないのですが、生憎安心して車を止めておける駐車場がその付近には無いのでこういった経路となりました。
予定通り始発のバスに乗って終点まで行き、そこから登山開始。標高は既に高尾山頂より高く、晴れた空の下冷たい空気を吸いながら気持ちよく出発。手始めに、どげっとした岩峰を裏側から登ります。その後、下の写真では左に続く尾根を登っていくという感じ。
写真では見るからに登るのが難しそうな岩峰ですが、実際にはその肩(向かって左側)のところまでへのジグザグ道が土の上に付いてますので、急な登りの体力的きつさがある以外には特に問題無く登れます。初老の夫婦なんかも結構多いようでした。しかし、私は前回まで使っていた「BAND-AID マメ・靴ずれブロック」の代わりに(それが品切れで入手出来なかったので)「リガード スキンケアー」というのを使い、「ダメじゃん、これ!」という結論が早くも出てしまったという。要するに、既にこの時点で踵に靴擦れが発生しちまいました。
登山道は、岩峰の肩を通って目指す山頂へと続いております。岩峰の先っちょには「寄り道」する形。一応、赤いペイントの目印がルートを示しています。折角なので、寄り道してみました。ちょっとした(危険の少ない)岩登りみたいな雰囲気。戻って来る人とすれ違う為に待ったりしながらまったり登って、片道十五分で岩峰の先っちょに着きました。なかなかよい眺めです。気分は、お山の大将。
その後登山道に戻り、今度は尾根道を山頂へと進みます。急なところでは多少踵が傷みましたが、それでも休み休みちんたら登って約三時間、無事頂上へと辿り着きました。ここは「山頂」と言っても遠くから続く長い長い尾根の途中にぽこっと出張ったピークでしかないので、この山を目指して登ってきた人のみならず遠くから尾根を下ってきて一休みする人などもいました。
そこで聞いた話。四十台後半と思われる男性が、もう一人の(焼きおにぎりを作っている)男性に話していたこと。話し手の彼は、二十三歳の頃、人生に倦んで突発的に大岳山へ登って以来の登山だそうです。実に二十数年振り(と思われます)。今回彼が山に登ろうと思った経緯までは聞けませんでしたが、人生いろいろよの、と思った次第。詮無き「もし」シリーズで言うと、もしその時山に登っていなかったら、彼は自殺したり酒や薬に溺れたり犯罪に走ったりしてたのかもしれません。
朝は晴れていましたが、山頂では曇っていたので&気温が低めだったので、寒いくらいでした。気温は10℃前後でしょうか。止まってお昼ご飯を食べるには、防寒具が必須。そこで上着を羽織りお昼ご飯(今回はおにぎり)を食べて一時間程休憩しつつ、どうせまたズレやがるであろう「リガード スキンケアー」を貼り替えて、長い長い尾根を下る道へと進みました。
この尾根は長い。広葉樹林に覆われた部分が多く、新緑は鮮やかで道自体も歩きやすい。あまりに歩きやすい&斜度が緩いため、途中で眠くなる区間まであったとさ。そんな尾根から、先日登った山(2003.04.28記事)も見えたりしました。登ったのは、向かって右側の尾根から。
山頂から二時間程下った辺りで、下山中の若い女性二人連れ(ニポンジンらしき人)が登山中の三十前後と思われる男性二人連れ(アメリカ語を話すコーカソイド、しかも半ズボン)と話しているのに出くわしました。聞くと、彼らはこれからこの長い尾根の果ての峰の更に向こう側にある有名な山荘まで行くという。おいおいちょっと待てぃ、そらあんた、無茶ってもんじゃないのかや?と思ってしばし話に加わりました。女性の一人は英語が達者で(多分語学留学かそれ以上の米国滞在経験あり)、通訳は面倒臭いので彼女に任せましたが、ええと彼ら二人はビバーク(露営:そこらで雨風を凌いで野宿すること)の用意は無いけどヘッドランプは持っている&体力には自信ありげの様子。私は地図を取り出して確認し(自分らも同じ地図を持っていると彼らは誇らしげに主張してました)、ここからすっ飛ばして行けば四五時間で着く=日没にはぎりぎり間に合うと見て&途中にも幾つか非難小屋のようなものがあるので、幸運を祈るよと言って見送りました。しかし・・・無茶すんなよなぁ。トラブったら対処不能じゃん。
ま、それはそれとして、こちらはこちらで途中の小さなピークに立ち寄ってカロリーメイトを食べたりしながら、長い尾根下りを続けました。下の方では、ヤマツツジらしき花が綺麗に咲いていたりもしました。電車の終点まで、休憩時間を除くとほぼコースタイム通りの無難な下山でした。万歩計の数値は約26000歩。山頂で7500歩程だったので、実際には約30000歩でしょうか。今年の登山では最長かな?
また行くじょ。
今日は運動してきました。辛勝。最後まで気の抜けない疲れる試合でしたが、充実感はその分大きめ。ひっさびさだった四週前よりはマトモに出来たと思います。次は来週。
そういや今日は大相撲五月場所が始まったはずですね。まだ何にもチェックしてませんけど、横綱は相変わらず朝青龍一人、大関千代大海が成績如何では綱取り、といった場所でしたっけ?武蔵丸はもうダメなのかなぁ?体重を増やしすぎたのがいけなかったと思います。まだやれるようなら、体重を絞って出てきて欲しいところ。
大リーグの松井やら誰やらの動向も気になります。松井は、一打席一打席を自らの糧として成長してる最中でしょうか。まだそれほど大きな活躍はしていまんが、成果はそのうち現れるはず。怪我や病気にだけは気を付けて、シーズン最後までプレーを続けられるといいですね。
さて、昨日は今春既に五度目の本格的な山行(っても、行った山や行程が凄いってんじゃなくて、私の気合いの問題で言う「本格」的)。飽きもせずよく行くのう、と呆れてる方もいらっしゃいましょう。ある種の「病みつき」状態です。そのお話はまた次回以降にでも書きます。
連休後半初日(5/3)、また山に行ってきました。(山の話がつまんない人、ごめんなせい。しばらくこんな感じの記事が多くなります。っつか、既になってますね。)
今回は低めの山。雪なんかありません。私にしては珍しく、電車とバスでのアプローチ。低めの山と言っても出発点の標高も低めなので、登る高さは前回と同じくらいです。しかもそこいらは谷が深いので、登山道の途中には結構危なっかしいところもあったりします。油断きんし。初めて山に登るような人にはお奨めできません。
前日の山行で作った踵のマメがまだ痛い&登山靴が乾いてないので、去年までのしょぼい靴で行きました。しょぼいと言っても一応底はそれなりにでこぼこしてるから、グリップは大丈夫です。しかし、下山時の足への負荷が違います。(同じだったら、本格的な登山靴なんて要らないかも。)今回、また改めて登山靴の威力を感じました。膝や足先への負荷、脚の疲れが違います。
最初はしばらく林道を登りました。新緑が綺麗。谷は深くて深いけど、ガードレールがあるから安心です。しばらく行くと林道から登山道が分かれ、いよいよ登山気分に突入。ですが人が多い。うーむ。ここは人気の山なので、この日付/時間帯/天候で人が多いのは致し方ないところ。
変化のある沢沿いの道を進むと、ここいら一帯では随一と言われる滝に出ました。随一と言われるだけあって、高く壮麗な滝でした。風が涼しい。既に夏のような気温だったので、気分最高です。そこでしばし休憩。みんな写真を撮ってました。私も真似っ子。
そこからは山頂への登りとなります。殆ど「崖」と言ってもいいような山腹を折り返しつつ登ってゆくうちに、汗がだくだく出てきます。夏山は(まだ春ですが、気温が・・・)水分と体力の消耗が激しい。飲み物は多めに持っていく必要があります。で、やっぱり速乾性の素材のTシャツ、正解。まあ、気温の高い時は別にびとびとでも気持ち悪いだけで寒かったりはしないんですけど、気持ち悪いよりはいいほうがいいですから。
やがて山頂への道は二手に分かれます。片方は、その手前から見えている尖った岩峰の肩を通るルート。もう片方は、ただ登るルート。人の話だと、後者の方が楽だそうです。前者は、分岐直後に少し下っています。人が多いのは後者、私が選んだのは前者です。お陰で、静かな登山の時間を少し持つことが出来ました。沢水を飲んだりも出来ました。岩峰に立ち寄って、すとんと落ちる尾根から下を覗き込み「おおお」と思ったりも出来ました。
急登を一歩一歩進んでゆき、小さなピークでお昼ご飯を食べてからそこを越え、山頂に着きました。人がいっぱい。人がいっぱい。人がいっぱい。突然くしゃみと鼻水が出だしたのは、私が人の多さにびびったせいでしょうか。ここの山頂付近には、ハエもものすごく沢山いました。
そして下山。ルートは結構沢山あります。私は、登りと反対側の、遠くまで下る長い尾根道を選びました。人が少なそう、ということで。そこへ下るには、まず登りが少しあります。こういった「反対」の条件があると、人はそこを嫌うことが多いようです。お陰で静かな以下略。
尾根道はゆったりしたものでした。途中、展望の開けるところもありました。案の定人は少なく、のんびりと静かな山を降りてきました。芽吹いた広葉樹林は美しい。しかし、所々荒れた杉の植林地帯を抜けます。伐採され放置されたもの、根こそぎ倒れたもの。杉には罪はありません。こんな無残な光景を作ったのは、一体何様なんでしょう?ニンゲン様様です。
とかいう風に複雑な気持ちになりながらも、やっぱり山はいいな、と思いつつ無事に下山しました。万歩計の数値は前回と同じく約23000歩。国道沿いの食事処で、ラーメン定食を食べて(こういった場所にしては値段と味のバランスがよいお店でした)、電車で帰りました。車内では爆睡。
爽やかなの陽気の連休中日。ゆっくりと過ごしています。
では、前回の続き。準備体操をして出発。最初は林道を登ります。野菜畑の横や白樺の林を抜け、約一時間。朝もやの中、「ほうほけきょ」とか「チビTチビTチビT」とか鳴くのを含めたいろんな鳥の声の他に、鹿の鳴き声も聞こえました。熊出没注意の看板も多々見かけましたが、鈴を鳴らしながら歩いているので幸か不幸か熊には出会わずじまい。
林道終点に着くと、沢音が近くに聞こえます。靴を履き替え、再び少し身体をほぐし、カロリーメイトを食べていよいよ登山道へ。入口からして廃れている感じです。案内標識も何もありません。心地よい緊張感とともに、薄暗い道を歩き始めます。こういった心境は、都会ではなかなか得られません。原始的な、不思議な感覚。
沢沿いを進むのかと思っていたら、いきなり巨大な岩に行く手を阻まれ、尾根へ登らされるようです。きつい登り。林道歩きで身体が温まっているからいいようなものの、林道終点まで車で来ていたらここで相当へばるだろうな、という感じでした。その後は尾根道をしばらくたらたら歩き、やがて沢沿いへ降りて進みます。日陰には雪が多く残り、頼りない道には融けて凍った雪の残骸が見事なつるつる路面を作っていたりしました。
途中、沢にかかる橋や急斜面の桟橋が結構あります。しかし、それらは朽ちて落ちそうになっているか、朽ち果てて落ちているか、既に土と化しつつある倒木と見分けがつかなくなっているか、どれかでした。恐らく三十年程前迄は綺麗に整備された登山道だったんだなと思い、微妙な感慨に浸ります。車道の開通/整備で登山ルートの盛衰が決まってゆく。そんな世の中です。
沢と、かつて橋だったもの
見事な滝を見た後はいよいよ本格的な登りに入ります。所々氷以外の足場を探すのに苦労しつつ、巨大な岩を左右に見ながら登りました。登山道に入ってから約二時間、ふと振り返ると、朝日を浴びて白く輝く見事な連嶺の右半分が見えました。はっとするような美しさ。気持ちが高揚します。やがて、「休所」という古いブリキの看板の所に着きました。ふへー。きつかった。
一休みして動き出すと、どう見ても雪だらけの道に入りました。んー、と。アイゼン着けよう。使う機会があるかどうか謎なままにこないだ買ったやつ。思いの外、早く活躍の場を得たようです。安っちい五本爪の簡易アイゼンですが、持ってきていなかったらこの日の登山はここで断念していたでしょう。よかった。備えあればうれしいな。
で、油断するとずぼっと腿まで潜ってしまうような道を、木に貼られたテープや下山者の踏み跡等を頼りにしつつ登りました。足跡の様子からすると、最近では恐らく4/27日に二人、4/29に一人が降りただけのようです。その日(5/2)登るのは私一人で、もし怪我等で動けなくなっても恐らく明日までは誰も通らないだろうと思われました。気を引き締めて行きます。
雪道は疲れました。快晴の空からは初夏の強い陽光が降り注ぎ、山肌の雪でそれが増幅されます。簡単に言うと、あちい。気温は低いのですが、あちい。足の運びは楽じゃないし、道には倒れ掛かった木々が多々あって行く手を阻んでいるし、空気も薄くなってきているので、はぁはぁ言いながら雪解け水の流れる登山道の上に積もった数十センチの雪の上をちんたら登りました。雪が無ければ恐らく一時間も掛からないであろう最後の区間を、二時間程掛けてようやく登頂。
ひゅー。
雲海に浮かぶ遠くの山々
この山のメジャーな登山道は南側の斜面に刻まれていて、私以外の全員がそちらから登ってきます。雪なんて全然無いらしく、山頂で出会った人の中でずぼんの裾までびしゃびしゃになってるのは私だけ・・・というより、彼らは靴すら汚れていないみたいです。靴を脱いで気休めに少し乾かしつつ全開のパノラマを堪能し、カロリーメイトを食べてしばし休憩。まだ人が少なかったこともあって、気持ちの好い空間でした。
んで、下山。強い陽射しの下を汗だくになりながら、ひょいひょいほいほい降りました。(速乾性の素材で出来たTシャツ、正解。汗でびとびとになりません。)この程度の山になると登ってくる人はそれなりに山に慣れている人が多く、すれ違いざま「こんにちは」の挨拶が出来ない人は大体三十人に一人くらいしかいませんでした。そのうち一人は、先日どっかで見たような(知人が買ってweb記事にその写真を載せていたのと同じ型の)靴を履いていましたとさ。
湧き出した沢の水を飲んだり汲んだりの休憩も含めて、約二時間で大きな山荘のある林道まで降りてきました。お昼過ぎ。異様にのどかでした。靴と靴下を脱いで履き替え、林道を出発点まで戻りました。登山用の地図では一時間半と書いてありましたが、沢音を聞きながら見事な新緑の中を下る最後の行程は四十分程で終了。思ったより早く戻れました。登山開始からここまでの万歩計の歩数は約23000歩。例によって登りでは大分数え落しがありましょうから、実際は三万歩近かったでしょうか。
遠くの山々や桜や桃や藤や富士を眺めながら今朝通った県道の「只今の気温」を見ると、22℃と出ていました。初夏よのう。単車でツーリングに来るだけでも気分さいこうだろうな、と思いながら帰りました。
初夏の風の中、掟破りの平日山行。夜明け前に出て、ほぼ日の出とともに歩き始め、まだ太陽の高いうちに出発点まで戻りました。歩いた時間は、休みも入れて十時間弱。実際足を動かしていたのは八時間弱。一日の行程としては無難なところです。
行ったのは、へんちくりんな山。遠目にもやたらごつごつしていて、実際歩くと「大きな」という言葉では言い尽くせないくらいでかい岩が沢山ありました。それでも一般向けの登山道には大した難所もなく、ジャングルジムで遊べる程度の運動能力さえあれば(部分的に見れば)誰でも通れるような所ばかりです。そんなの、ちっともへんちくりんじゃないやい。
ということで、私は地図に実線ではなく破線で描かれた裏ルートから登ってきました。破線で表される道は、要するに「歩く人が少なく、整備もされてなくて、荒れている。」ということです。以前にも幾度かこういった道を歩いてみて、大体どういうものかは想像がつくようになってます。案内が少なく迷いやすい+進むのが物理的に難しい、よって時間が掛かる、等等等。しょしんしゃのひとが単独でこんな道へ入ったりすると、本気で遭難しがちですのでご注意を。
行く時に通った県道にあった「只今の気温」表示は、6℃でした。そこいらは標高700m程度の所ですので、山の上は凍ってるだろうなと思いつつ通過。一般に、地表付近の気温は標高が100m上がると0.6℃程下がると言われています。1500mなら9℃くらい低いって計算になりますね。勿論実際には他の要因も多いため必ずしもこの通りではないのですが、参考にはなります。
歩き始めた場所の標高は1280mくらい。単純計算だと、700mのところが6℃なら3℃弱でしょうか。既に東京の真冬に近い寒さです。でも、歩き始めると(特に登りは)すぐ身体が温まります。ある程度寒い方が、登りには「好い」条件です。マラソンみたいですね。あんまり寒いと凍えますけど。
さて、ここまで書いたところで眠くて力尽きます。続きは後日、気が向いたら。
昨日は統一地方選の投票日。投票は事前に不在者投票で済ませ、山に行ってきました。二回目の「本格的な登山靴」での登山。こないだは登りの途中で踵の靴擦れにめげて履き替えましたけど、今回はどうでしょう。っつか、本来は事前にもっと慣らしをしておくべき。靴底の減りが激しい街歩き中心なら、底を一回貼り替えるまでは慣らしでもいいくらいだとすら思ってます。私は手抜き(足抜き?)の強硬手段(足段?)で、実戦使用が慣らしを兼ねています。行った山はコレ:
靴擦れした所の皮はもう新しいのが出来てるんですが、まだふよふよなので出発前に対策を少々。「BAND-AID マメ・靴ずれブロック」というのを登山用品店で入手し、踵にぺったり貼り付けてみました。少し厚みのある、ぶよぶよの人工皮膚みたいなやつです。使用感はまた後程。
今回も手軽に登れる奥多摩の低い山。人が多そうなので、朝早めに出発しました。ひまわり画像からは想像も出来なかった雲が掛かっていて、小雨の舞い降りる中の登山開始でした。初めは尾根を登ります。きつかったりゆるくなったりするので、こないだの山よりはある意味で楽でした。新緑と湖が美しい。時折霧の中に入りながら、ゆっくりと登ってゆきました。
上の方へ行くと、カタクリの花が目に付くようになりました。この時期、ちょうど開花しつつあるその清楚な花は、芽が出てから咲くまでに七年もかかるそうです。駒草みたいですね。通りがかったおばさんの話によると、以前来たときにはもっと沢山あったとか。誰かが食うために持ってっちゃったりしたんでしょうか。因みにシリーズ。カタクリの花言葉は「初恋」、いわゆる「片栗粉」ってのは最近ではじゃがいもから作られてるそうです。
眺めのよい小さなピークやちょっとした岩場、やや開けた尾根など様々な状況を経つつ、やがて山頂へ。人だらけです。しかも、なんちゃら山岳連盟の人達が何かを企てているらしく、アンケートのお願いまでされました。登山者のし尿問題について。人が増えすぎると、山の自然の処理能力を超えてしまって沢の水が飲めなくなるとかいう話でした。私もちっと考えてしまいます。携帯用トイレ等を持ち歩くべきや否や。ただ、そのなんちゃら山岳連盟の人達の作り出す騒音も「公害」に等しいレベルだったということは一応付記しておきます。
そのやかましい山頂でお昼ご飯を食べていたら、ヘリコプターがやって来て上空をぐるぐるしました。バラバラ音に負けないスピーカ音量で曰く、最近遭難者が増えています、早めの下山を、とか何とか。昨年日暮れを道中で迎えてしまった私には耳が痛いお話でしたが、それ以上に音量がでかすぎて耳の痛い状態でした。静かな山はどこへやら。まあ、場所が場所だけに仕方無いのかもしれませんけど。
帰りは違う道から降りました。少し尾根を下り、山腹をジグザクに落ちて谷沿いの道へ。新緑が目に痛い程美しい。この季節の山は本当に綺麗です。いつのまにか雲も減り、陽が射してきたので尚更。登って来る人が多くてちょっと辟易しつつも、やはり芽吹いた広葉樹林には捨て難い魅力があります。山腹に時折目立つ桜、巨木、足元の小さな花。途中、迷路のように交錯する散策路に惑ったりもしましたが、ゆっくりと降りてきました。
道沿いには案内板も何も無かったけれど、地図には滝が出ています。行ってみると、想像したよりも高い滝でした。二段、20m程でしょうか。直下まで降りる踏み跡があったので、降りてみました。遠くから木立の中に見る滝もよい。しかし、間近で見る滝にはまた別の魅力があります。空気も心なしか一層おいしく感じられます。
滝の落ちていた沢はやがて地中に消え、再びじわじわと地上へ染み出すところに水たまりがありました。カエルが居ます。何ガエルだかはわからんちん。かなり大きめのやつでした。ヤマアカガエルの雌かなぁ?卵もありましたゆえ。
その後、沢はまた地中に没してしまいましたが、やがて別の(水量のある)沢と合流し、名も無き滝(といっても結構見応えがあったり)を幾つか経つつ登山道のおしまいまで降りました。木洩れ日、水音、苔を纏った巨大な岩。贅沢な下山でした。そこから舗装路を少し下り、歩こうかと思っていた大きな川沿いの道を発見出来なかったので、バスで出発点まで戻って行程を終了しました。
靴擦れの話。登りの途中、踵の後ろ側はちょっと痛くなってました。が、持っていった予備の靴に途中で履き替えることもなく、登山道を全部登山靴で歩けました。やった。靴下を脱いで貼ったやつを見てみると、汗を吸って白くぶよんぶよんにふやけてはいたものの、ちゃんと貼った位置にくっついたままでした。効果はかなりあったと見ていいようです。次回も使おうと思います。他の部位では、左足の親指内側と小指の付け根外側にマメが出来ていましたが、痛みで歩きづらくなるような重たいものではなく、概ね順調だったと思います。少しずつ、靴に慣れてきた/靴が慣れてきた感じです。まだまだ「固い」んですけどね。
あそうだ、万歩計。間抜けにも、登山開始後にカウント開始してなかったことに気付き、途中からの計測です。15000歩強。ちんたらした登りの途中、実際に歩いた分をのうみそで数えて万歩計の計測と照らし合わせてみたところ、100歩歩いてカウントされた分は55歩でした。やっぱり数え落しが相当多いようです。しょうがないと言えばそうなのでしょう。
今日は靴の中敷き(インソール)の話でもしましょう。以前書いた如く(2003.03.12記事)、私は山靴用にIMPLUS CUSHION INSOLEというのを買って、(靴を買ったときに店主の安藤さんがくれた)#7000G用の中敷き(#2500Gに入っていたものよりも厚め)の下にそれを敷いています。私の場合は足の甲が低いということで、その調整も兼ねてのさくせんです。
以前から、他の靴にもわざわざ買った中敷きを入れてました。主にソルボライトとかそういうやつ。Sorboは1976年か何かに英国かどっかで開発された「人工筋肉」とも呼ばれる素材で、歩いたり走ったりした時に足へそして骨を通じて身体各所へ加わる衝撃を吸収してくれます。運動する人にはもちろん、固いアスファルトの上を歩く機会の多い人にはおすすめです。欠点は、何年かすると「ソルボ」以外のウレタン部分が風化してぼっそぼそになってしまうことくらい。
最近になってのことですが、似たような衝撃吸収を売りにするIMPLUSのインソールを知って、そっちもいろいろ試してます。登山靴に入れるやつは、「入れ替え」ではなくて「重ね敷き」が必要だったのでそれ用のを。他にもいろんな製品があって、店頭で見るだけだとどれがどれやら迷いますが、サイトの説明などを参考にするとよいやも。まあ、どれを選んでも、靴に最初から入っている安っちい中敷きよりはずっと良いはずです。東急ハンズ等で売ってます。一足分、千数百円。
こんないい物があるのに、どうして巷の靴には最初からこういった中敷きが入っていないのでしょう。それは、靴を買う人が中敷きを見て選ぶことは殆ど無いからです。欧州辺りに行けば、車を買うときに椅子を見て(座り心地を確かめて)買う人も少なくないのかもしれませんが、ここ日本では車の椅子すら「安っちいやつ」にしておいた方が(同じ見かけで値段が安くなるから)売れます。(或いは、表面だけ革でも張っとけば豪華っぽく見えるから売れます。中身=座り心地はどうでもよいらしい。)況んや靴の中敷きをや。
山へ行く前など、私はしばしば最新のひまわり画像を見てみたりして天気を予想します。テレビ等でやってる天気予報は、まだ精度の低いコンピュータ・シミュレーションによる予報が中心で、大雑把に言えばあんまり当たりません。特に、山の天気なんかは言ってくれないことが多いし、やっぱり事前にひまわり画像を沢山(時間を追って)眺めて予想する方がよいように思います。
勿論、自分で予想したところで、よく言われるように「山の天気は変わりやすい」わけですから、予想しなかったような状態になることもありましょう。そんな時の為に、雨具はいつでも必要です。(荒れてきたら早めに諦めて帰るという判断が大事になる場合もあります。)最近登山用具店によく行くようになったんですが、行く度にカッチョいいゴアテックスの雨具を眺めてます。ヨダレか何かを垂らしながら・・・というのは嘘ですけど、気持ちとしてはそんな感じ。
まあ、これからの季節の低山なら、多少しょぼい雨具でもそんなに寒いということはないのでしょう。けど、上の方に行った時にウインドブレーカーとしても使えるようないいやつがあれば、荷物も減って楽なんだろうなぁとか思ったり。やっぱりヨダレが出てきそうです。
ρ・)ほしい……
いつの間にかSWAMPS unofficial siteも三年目に突入。ここまで続いたのも訪れて下さってるみなさんのお陰です。今後ともどうぞよろしくお願いします。
さて、昨日は山に行ってきました。奥多摩の地味な低い山。まだ靴慣らしが十分ではないので、控え目な山行計画です。とは言え、(今年になってから二三回行った「お散歩」級の山と較べれば)今季初の「登山らしい登山」です。新たに買った鞄等も含め、それなりの装備と気合いで挑みます。途中で足が痛くなった時の為に、予備の靴(登山靴ではない、履き慣れた軽い運動靴)も持って行きました。
四月とは思えぬ程の気温の高さから、本格的な登りで汗だくだくだくになりました。きつめの傾斜が続く尾根をがんがんがんがん登っていくタイプの山だったこともあり、登りの途中で予期された靴擦れ発生。登り(足を水平に置けない路面)で一番強く擦れがちな、踵の後ろ側です。まあ、靴が靴なので仕方無いやと思い、あまり無理せぬうちに持ってきた靴に履き替えて登りました。すると、靴が軽すぎて足の運びが安定しない・・・しかも、底がぶよんぶよんに柔らかくて歩きにくい。昨年までずっとこんな靴で山に行ってたんですね。やはり登山靴は偉大。
杉花粉はほぼ終わってます。ミツバツツジ(かもしれないらしい、紫色の綺麗なツツジ)がところどころに生えていて、綺麗な花を見せてくれています。また、後ろ側では湖が時折その紺碧の水面を晒してくれます。その向こうには整った形の峰が存在を示しています。幸い、風のある日で登山道の大半が風通しのよい尾根だったこともあり、時折小休止を取って気持ちの好い風に吹かれたりしつつ約二時間で山頂に着きました。
地味な山らしく、登山途中には下山してくる人数人とすれ違ったのみの静かな登山。広い山頂にも数人居るだけでした。おにぎりを食べてしばし休憩、そして下山。ルートはもう一つあるのですが、降りた後がやや面倒なので来た道を戻ることにしました。下山では踵の後ろに体重が掛からないので、また登山靴に履き替えて。
登山靴での下山は楽です。グリップはいいし、底が固いので路にでこぼこがあってもあまり気を遣わずにがしがし降りて行けます。紐をきつめに締めているので、足首も固定されて無駄な力を使わずに済みます。途中で景色を眺め風に吹かれたりする休憩を含め、一時間強で降り切りました。ただ、これまで気になったことのない場所:足の親指内側面にちょっとマメが出来たもよう。あと十回くらい山で慣らせば靴が足に馴染むかな?まあ、表皮にヌバック等を使った軽登山靴ならもっと早く馴染むと思うので、慣らしの面倒な人はそういうのを買ってみるといいかと思われます。重たい荷物を背負わないならばそれで十分でしょう。
その後、車を停めた所の近くにある遊歩道みたいなところを少し歩いて、湖を背景にまだまだ咲いてる桜を眺めたりしました。ミツバツツジかもしれないツツジの色がすげえ綺麗でした。更にその後、車でちょっと足を延ばして、日帰りオンセンに入って帰りました。オンセンさいこう。お陰で、今日は筋肉痛どころか身体のだるさも殆どありません。
そうそう、万歩計も着けて行きました。合計で16000歩弱でしたが、山の登りより下りの方がカウントが大分多かったので、登りでは随分「数え損ない」が生じていたようです。実際には登りの方が歩数は多いはず。
ヤンキース松井は順調に活躍しているもよう。私は近所の(登り/下りで二時間程の)山へ行って靴を慣らしたり山用の背負い鞄を買ったりしてます。
他にも、汗がすぐ乾くという触れ込みのTしゃつとか積年の念願だった万歩計とか予備の山用靴下とか使いもしないような気がする簡易アイゼンとかいろいろ買い込んでます。欲を言えば、ゴアテックスの雨具が欲しい。いつかは欲しい。しかし、にまんえんくらいするので、まだ手が回りません。ぴろぴろのビニール製の安いやつでしばし我慢。
ということで、そろそろ素人向け登山シーズンの開始です。まだ2000m級以上の山はちと寒そうですが、低めの山ならOK。杉/檜花粉も減りつつありますし、ちまりちまちまと出かけたいと思ってます。今年の目標(行きたい山)はいくつかあって、それらに向けて徐々に登る山を高く/行程を長くしていく予定。
さて、今年はどんな山を見ることが出来るでしょうか。怪我や遭難をしないように楽しみたいと思ってます。
昨日は運動してきました。今季開幕戦。んー、相手が弱めだったので、初戦にしてはまあまあといったところかと。しかし、筋力の低下はあははははといった感じでださださでした。鍛えないといけないようです。
同じく昨日、知事選がありました。どこも投票率は低かったようです。東京では44%台だったかな?んで、その70%強を現職の石原氏が獲りまして、再選。まあ、どうにもならねえ国の政治にうんざりした人達が、何だか「力」を発揮しそうな石原氏に期待を抱いての投票、といったところもあったのではないでしょうか。
20時まで投票OKってのは、以前に較べれば大分いいと思います。遊んで帰ってきて19:45でも、投票所に急げば間に合うという。ただ、興味深い立候補者が複数立つような状況でないと、投票所に足を向けたくなる人自体が増えないようです。そりゃそうか。
二週間後にはまた選挙があります。「民主主義」を具体的に為す基盤は投票という行為。不在者投票の基準も緩められてることですし、何らかの形で自分の意思を形にするのが大事かと思われます。
紐育ヤンキースの松井。本拠地Yankee Stadiumでの初試合にて、見事初本塁打を放ちました。なんでも、満塁打だったそうな。この打席に限りませんが、彼は球を良く見ている。それは打撃の基本中の基本だけど、忠実に、しかも並ならぬ高い精度で実行している。いい選手です。がんがん行けぃ、という感じですね。ただ、先は長い。体調に気を付けて、しっかりやって欲しいと思います。
一方、オープン戦ではチーム一の打率を残したにも拘わらず第七試合まで使って貰えなかった元阪神タイガース/現紐育メッツの新庄。やっと出て、三安打一打点の結果を残したそうです。彼は松井以上に守備が上手だし、何で使って貰えなかったのか謎ですが・・・ライバルが多いのかな。日本にいた時はただのお調子者であの才能を活かしきれず勿體無いなと思ってたんですけど、あっちに行って人間的にも成長したんじゃないでしょうか。頑張れ。
Yankee Stadiumというのはあっちでは「伝統ある球場」として知られていまして、天然芝で左右非対称の形です。日本で言うと、甲子園球場みたいなものでしょうか。アレも天然芝で伝統ある球場です。Yankee Stadiumが1923年4月18日の開設、甲子園球場は大正13年(っていつだ?えーと、「西暦<>元号早見表」によると、1924年)8月1日に竣工、とな。似てますね。ただ、日本には左右非対称の球場ってのは少ないのではないかと思われます。国民性の違い?
戦争なんかしてるより、野球で盛り上がってる方がいいんだけどなぁ。
一昨日は鉄腕アトムの誕生日。そして、1945年の4月7日は戦艦大和の撃沈日でした。以前見た戦艦大和の特別番組で、乗組員の遺した手紙などが紹介されてましたっけ。細部は忘れましたが、「この愚劣な戦争による我々の無駄死にが、後世の人々への教訓になればいい(もう二度とこんなことを繰り返さぬよう)。」ってな感じの内容で、泣けてきたのを思い出します。
それが、ほいほい尻尾振って「(国連決議無しの)イラクへの武力行使を支持します」かよ、と思うと情けなくて悔しくて涙が出てきそうです。私達はいつになったら誇り抱き胸張って物を言えるようになるのでしょうか。
さてさて、話を変えます。慣らしも順調に進んでいる我が'#2500G'(安藤製靴)。先日は某登山用品店で厚手の靴下と替えの靴紐と、靴を買った時にオマケで貰ったのと同じKIWIの防水クリーム(でかい缶)を買ってきたりしてます。だんだん気分が盛り上がってく感じ。その後、ぷいと気が向いたので、Yahoo! JAPANで「登山靴 選び方」を検索してみました。
いろいろ読んでみると、私は大分よいものを買ったようです。何だか嬉しくなります。っつか、気に入って街でも履き続けそうになってます。。。登山用にはそのうち'#6000G'とか買ったりして。私の山行形態を考えると恐らくオーバースペックなのですが、山用の靴でアスファルトを歩くと靴底の減りが激しいんですよね。だから分けたい。でもでも、そんな金はねえよちきしょう。実際買うとしたら、その前に単車用の革長靴を買っちゃうでしょうし。同じく安藤製靴の'VOGEL'ってモデル、魅力的です。
以下、Yahoo! Jでの検索結果周辺からピックアップしておきます。もう買っちゃった私には今更参考にならないだろうというツッコミは却下。この記事を読んでる人でこれから買いそうな人がいたらちろっと読んでみて下さいな、と。(やけに登山用品店のサイトが多いような気もしますけど、これらの店を特に薦めるという意図はありません。)
やや脱線気味ですが、太字の箇所が一つ。かなり詳しく色々為になりそうなことが書いてあります。そういや私、昨秋(きんにくは使ってるから減ってないはずなのに)体重が落ちました。体脂肪率、それ以前は11%前後だったんですけど、最小値で7.5%まで減ったりしてます。マヂ。
昨日は雨で、寒い一日でした。花粉飛散状況的観点から言うと非常に快適な一日だったわけですが、暖かさに慣れつつあった身体には少々厳しい日だったと感じた人もいるのでは。真冬の服装をしてればなんてことない気温なんですけどね。
Metallicaの新作が六月に出るそうです。全曲のライブ映像を収録したDVD付きで、3000円+消費税。一曲聴いたという伊藤政則氏によると、'Justice'を思わせる作りだとか何とか。果たして彼らはベーシストの呪縛から解き放たれることが出来ているのか。聴いてみて判断したいと思います。楽しみにしておきましょう。
先日会った北欧在住の知人は、お土産に彼の地のビールをくれました。Lapin Kulta Premuimという、アルコール度数4.5度の瓶入りのやつです。飲んでみると、極めてあっさりしている。穀類は日本や亜米利加によくある混ぜ物入りではなくて、大麦100%のようです。んで、いい水を使ってます。美味しくいただきました。(Thanx! > ひみつくん)
隣は以前横流しして貰ったサルミアッキ(2002.12.24記事参照:xylitol入りのすーすーするやつ)の空箱です。
東京で桜(ソメイヨシノ)が満開。私んとこの近所の桜並木も全開です。開花宣言から五日での満開は、通常より早いそうです。普通は一週間後くらい。みなさんお花見見物はもうお済みでしょうか。私は昨日上野公園でやってきました。たまたま北欧に住む知人が来日(一時帰国)して東京を通りすぎるということで、時間を合わせて会食後、お散歩がてら。
明日は雨の予報。恵みの雨。めぐみと言うと、女性名で「恵」とか「恵美」とかいったものがあります。「ぐ」を鼻濁音で発音すれば、これは柔らかい音で構成された柔らかな名前だと言うことが出来ます。で思ったんですが、もしかするとガ行の鼻濁音を使わない地域では「めぐみ」という女性名は相対的に少ないのでしょうか。実際のところは知りません。
全然関係ありませんが、卵の「カラザ」ってのは、'chalaza'という外来語(ラテン語由来)だったのですね。英語だと「カレィザ」のように発音するそうです。こんなことを書くと、今日の日付から「かつごうとしてるんでしょ。」とか思われそうですが、これはホントです。いや、嘘だったら私が誤認しているということですので、ご指摘下されば幸い。
四月馬鹿の話題。「まぐまぐ」のトップ頁(手書き版)は結構ウケました。特に、最後の方に書いてあったリンクはフリーダムだす。
という一文。卵浸し焼きパンも「フリーダムトースト」だし、一部の辺境ではフリーダム流行りだそうですからね。他国の内政に干渉するのも侵略するのも民間人を虐殺しまくるのもフリーダム。フリーダム万歳!
該当にっき | 目的地 | 経路(標高†) | 行った日 |
---|---|---|---|
2003.04.20 | 倉戸山 | 奥多摩湖第二駐車場(550m)〜倉戸口〜倉戸山(1169m)〜倉戸口〜奥多摩湖第二駐車場 | 2003.04.19 |
2003.04.28 | 御前山 | 奥多摩湖第二駐車場(550m)〜サス沢山(940m)〜御前山(1405m)〜御前山避難小屋〜栃寄ノ大滝〜境橋(400m) | 2003.04.27 |
2003.05.02 | 瑞牆山 | 小川山林道入口(1280m) | 2003.05.02 |
2003.05.04 | 瑞牆山 | 小川山林道入口(1280m)〜小川山林道終点〜不動滝〜瑞牆山(2230m)〜富士見平小屋〜瑞牆山荘(1510m)〜本谷釜瀬林道〜小川山林道入口 | 2003.05.02 |
2003.05.06 | 川苔山 | 川栗橋(400m)〜百尋ノ滝〜足毛岩〜川苔山(1363m)〜曲ヶ谷北峰〜赤杭尾根〜古里(300m) | 2003.05.03 |
2003.05.12 | 鷹ノ巣山 | 東日原(600m)〜稲村岩〜鷹ノ巣山(1737m)〜六ツ石山(1479m)〜氷川(350m) | 2003.05.10 |
2003.05.19 | 両神山 | 上落合橋(1150m)〜八丁峠〜西岳(1613m)〜東岳(1660m)〜西岳〜八丁峠〜上落合橋 | 2003.05.16 |
2003.05.26 | 雲取山 | 後山林道終点(930m)〜三条の湯(1103m)〜三条ダルミ(1750m)〜雲取山(2017m)〜三条ダルミ〜北天ノタル(1900m)〜三条の湯〜後山林道終点 | 2003.05.25 |
2003.05.31 | 武尊山 | 旭小屋(1050m)〜川場尾根〜不動岳(1800m) | 2003.05.30 |
2003.06.02 | 武尊山 | 不動岳〜前武尊(2040m)〜剣ヶ峰〜家の串(2103m)〜中ノ岳(2144m)〜沖武尊(2158m) | 2003.05.30 |
2003.06.03 | 武尊山 | 沖武尊〜中ノ岳〜家の串〜剣ヶ峰〜前武尊〜不動岳〜川場尾根〜旭小屋 | 2003.05.30 |
2003.06.14 | 白砂山 | 野反湖大駐車場(1540m)〜地蔵峠(1608m)〜堂岩山(2051m)〜白砂山(2140m)〜堂岩山分岐〜八間山(1935m)〜茅の尾根〜展望台(1619.8m)〜野反湖大駐車場 | 2003.06.11 |
2003.06.17 | 谷川岳 | 西黒尾根登山口(800m)〜ラクダの背(1516m)〜トマノ耳(1963m)〜オキノ耳(1977m)〜トマノ耳〜天神尾根〜田尻尾根〜白鷺滝〜土合口(750m) | 2003.06.15 |
2003.06.25 | 甲武信ケ岳 | 毛木平(1450m)〜十文字峠(2031m)〜大山〜武信白岩山(2280m)〜三宝山(2483m)〜甲武信ケ岳(2475m)〜千曲川・信濃川水源地標〜千曲川源流遊歩道〜毛木平 | 2003.06.22 |
†出発/通過/帰着点の標高はおおよそです。