今夜は格闘技の試合が目白押し。幾つか拾います。まず吉田秀彦vs.ホイス・グレイシー。こないだの半端な決着(半端ではなかったと思いますが負けたグレイシーがうだうだ言ってた)をすっきりさせてくれるかと思ったものの、グレイシー押し気味のまま引き分け。不完全燃焼です。
次は曙vs.ボブ・サップ。どう考えてもボブ・サップが有利なK1ルールで、やっぱりボブ・サップが勝ちました。曙は本気ならこれからだ。がんばれ。そして今は桜庭vs.ノゲイラをやってます。これが一番面白いかも。
さて、今年もRjにっきを読んで下さってありがとうございます。来年も気が向いたらよろしくお願いします。よいお年をお迎え下さい。
暮れも押し詰まってきました。年末の忙しない雰囲気は引けつつあり、いよいよ今年もおしまいよのぅ、といった気分になってきます。私も風邪を引いたりなんだりしながらですが、ちょっとはそれらしい時間を過ごしています。
ということで、多分今年最後の山行記。軽く雪の降った後、近場の低山に行ってきました。電車でのアプローチです。平野で多少積もっていたので、朝早くの電車は遅れるか何かしてるかもしれないと思って行ったら、山の方はあんまり降ってないようで順調でした。
電車を降りて準備体操などをして、歩き始めます。快晴、気温は-1.0℃前後。風は無く、穏やかな歩き出しでした。最初に舗装路の橋を渡ります。橋の上は地熱が無いので、つるつるに凍ってました。橋を渡り終えると、登山口があります。まずは神社のある小さな山へ登ります。神社らしく石段もあり、一見大変そうです。が、この先長い尾根登りを控えた私にはよい身体慣らし程度。今回は荷物も軽め(13kg程度)にしてあったので、ひょいひょいと登りました。
数えてませんが、187段だとか。 |
神社から先は、いよいよ登る尾根に取り付きます。名前からしてぎざぎざしてそうな尾根。すぐ脇に林道が通っています。この林道、むかぁし単車で走ったことがありました。やたら荒れててオフロードバイクでも少々苦労したことを思い出しつつ、僅かに雪の乗った道を進みました。
途中までは緩急のメリハリがあるだけの楽な尾根道でした。その後、名前の由来となったと思われるぎざぎざが登場し、所々には梯子などもありました。鎖もあったようですが、生憎下から来た私はそのルートを見落としたので通ってません。(登り切って梯子ルートと合流する所に、その鎖ルートの案内がありました。)
ぎざぎざな尾根の梯子。 |
近くの山や時折遠くの山々が見えてきて気持ちのいい道です。雪の上には、狐やら兎やら栗鼠やら貂と思しき小動物の足跡もちらほら残っていました。彼らがここを通った時の様子など思い浮かべると、微笑ましい心持ちになります。
やがて尾根途中の主ピークへ。ぎざぎざしてそうな名前の山です。気温は-4℃くらい。風が吹き抜けるので、止まってると寒くなります。ニッケル水素電池は、取り出して手で温めないと使えません。今度は使い捨てカイロをカメラ(電池)用に持ってこよう。。。距離で言うとここは目指すピークまでの半分くらいの地点ですが、ここまでで標高をかなり稼いだので後は楽ちんモード。因みにそこまで駅から三時間くらい掛かりました。神社の辺りで時間を食いすぎたかしら。コースタイムは二時間二十分です。
歩き始めると、この日山に入ってから初めて他の人に会いました。上から下ってきた男性一人。続けてもう一人の男性。どちらも、この山域が好きなマニアックな人と思われます。この日私の目指したピークへ登り、降りるには、もっと楽な道があるからです。ぎざぎざの尾根はやたら長いのでした。
幾つかの小さなピークを越えながら、緩やかな尾根道を行きます。積雪はせいぜい二、三センチ程度。アイゼンなども使わずにふやふや歩けました。やがて道は急な登りとなり、目指すピークの近いことを知ります。標高は低いので酸素はたっぷりありますが、実はまだ風邪が抜けきっていないのでちんたら登りました。
もうすぐ山頂、の地点から。 |
歩き始めから約五時間、ようやく山頂に到達。良い眺めです。数人の登山者がいました。まともに下ろうと思うと急がねばならぬ時間帯でしたが、下山はズル可能な領域なのでゆっくりおひるごはんを食べることにしました。またラーメンにおもちを入れたやつ。気温は0℃前後で、またしてもノルマルブタン100%のガスで乗り切ってしまいました。
山頂からの景色。 |
片付けていると、小さいとりが何羽もやってきてぴぃぴぃ言ってました。食べ残しを狙って来たようです。でもごめん、こぼしてないんだ。。。彼らの写真を撮り、景色の写真も撮って下山開始。ズル可能な方面へと下り始めます。
小さいとり。 |
登りでは、途中までは私の付けた足跡が最初、途中からは下ってきた二名のものがそれに先んじ、山頂付近で数名とすれ違ってからは足跡だらけの道を歩きました。下りは、既に足跡だらけ。でも、流石にその時間帯から登ってくる人はいません。山頂を離れたのは私が最後だったので、後ろから来る人も恐らくいないでしょう。人の多いはずの山域なのに、静かな静かな下山となりました。
尾根通しに隣の山へ向かいます。下り始めてすぐの山小屋の前で景色の写真を撮り(東京湾の向こうの房総半島もよく見えます。素晴らしく空気の澄んだ日でした。)、幾つかの小ピークを越え、神社の「奥の院」とかいうのも通り過ぎ、天狗が腰掛けたと言われる名物杉のある所で幅広い遊歩道に出ました。そこまで山頂から二時間程。標高はまだかなりありますので、歩いた感触としてはほぼお散歩でした。
でかい平野の夕暮れ。 |
その先は遊歩道を進み、暮れ行く雄大な関東平野を眺め、折角だからとそれが「夜景」になる時刻までちんたらしました。関東平野の夜景はすばらしい。巨大な市街地。数え方によりますが、この領域の人口規模は世界一です。三千万人分の夜景。都庁やらランドマークタワー等、目立つ建物は特定出来ます。
昇ってくるオリオンが見えます。 |
夜景を堪能し、苦しいとは知りながらも何枚か写真を撮り、舗装路を歩いてズル下山の拠り所へと向かいました。ええと、ズルの内容は「ケーブルカー」です。その下の駅から電車の駅までのバスに乗り継げる最後の便は、通常の土曜日だと17:50に上の駅を出るやつです。18:07のバスがあります。大晦日から元日に掛けて、いや、恐らく三が日まで、ここいらは鬼のように人で溢れ返ることでしょう。あなおそろしや。その狂騒を前にした静かな状態でした。電車の駅までのバスは貸し切り。うへへ。
下界に降りてくると、雰囲気は年の瀬。そういや朝も、街の駅にはこれから帰省すると思われる人々そして忘年会後と思われる人々がわらわらわらわらしてましたっけね。山にいるとそんなことは忘れちまいます。山にいる貂なんかも、そんなこととは無縁でしょう。勝手な区切りを付けて暮らしたいニンゲンと、そういう区切りとは関係無い山や山の生き物たち。面白い対比を感じた日でした。
今日は耶蘇の生誕祭だとか。私は寝てる間に肘を痛めちまったりなんだりかんだりで、ぱっとしない一日でした。関係無いけど、明日の夜辺りからまた寒波が来るそうですね。意外と激しい気象の今日この頃。皆さんは風邪など引かぬようご自愛下さい。
今日は冬至。一年のうちで、日の出から日の入りまでの時間が一番短い日です。冬至には柚子湯に入ったりかぼちゃを食べたりする習慣があるようですが、私は冬至にかぼちゃを食べるという習慣には縁の無いまま育ちました。調べてみると、この習慣は江戸時代中期頃から始まったということのようです。
かぼちゃと言えばほうとう。ほうとうは甲斐の国などでよく食べられている料理で、私はかぼちゃほうとうどころかほうとう自体を大人になるまで(自力で山梨へ遊びに行くようになるまで)食べたことがありませんでした。食べてみると美味しくて栄養バランスも良さそうな料理でして、冬の冷え込む時期には身体も温まるし絶妙なんじゃないでしょうか。よく知らない人は、今度寒い時期に甲斐の国にでも行ったらお試し下さい。
そう言えば、私の旧い知人に「母親の実家が山梨」という人が居ます。非・山梨で育ったその人も、家ではしばしばほうとうを食べていたそうです。そのお陰か、その人は丈夫に育ちました。どんな食事で育つかによってその人の食生活の傾向が方向づけられることは少なくありません。が、育ってからでもそういったものはある程度自力で修正可能。食材の偏った食事やら味の濃すぎる食事ばかりだと身体が早く傷みますので、たまには日頃の食生活を見直してみるのもよいのではないでしょうか。
先日、その山梨的食文化を受け継ぐ知人に会いました。数年ぶり。しかも、数年前の一回はちろっと顔を見た程度でゆっくり話したりも出来ませんでした。その程度の疎遠な知人と言ってしまえばそれまでですが、それでも久々に顔を合わせて話をするのは楽しいものでした。もっと頻繁に会っていた昔のことを思い出し、年末らしい感慨に耽ってしまいましたとさ。年末は自分の重ねた歳を意識する時期なんですかね。皆さん、いかが?
山行記続けます。今回は、近いけど今まで殆ど行ったことの無かった山域。何故行ったことが殆ど無かったかと言いますと、人が多そうだからです。今年、少しくらい雪や氷があっても大丈夫な装備を手に入れたので、紅葉も終わり人の減ったであろうこの時期を待って行ってみることにしました。
目指したのは、その中でも比較的人の少なそうな方面。「裏」側です。高速道路に少し乗り、峠を越えて渓谷沿いを走り、村営オンセンの先にある駐車場に車を止めました。ちょっとごたごたして出発が遅れてしまったので、山頂もしくはその近辺での「料理」は諦めての登山です。師走だというのにこの日も暖かく、快晴で風も強くなかった為、またTシャツで行動する時間が多々ありました。
国土地理院の二万五千分の一地形図に記された登山道は、今ではもう廃れているようです。出発点からして最新の(と言ってもこのシリーズとしては「旧い」形態の残された)登山用地図とは異なっていました。新しい地図に従って歩き始めます。気温は-1℃くらい。最初は植林地帯です。何でも、遠く離れた某自治体との関係で為された植林のようです。そういや、飛び地として合併(吸収)されるのされないの、といった話がちょい前にありましたっけ。鹿除けの柵や柱が設置されていました。
緩やかな尾根道は霜柱の嵐。北側斜面ということもあってまだ気温は低く、固かったりさくさくさらさらしてたりしました。帰りにはどうなってることやら。。。そのうち微妙に尾根を外し、休憩所となる東屋を過ぎ、また尾根に戻ります。振り返ると富士。見事な富士。南から陽が当たり、非常に気持ちのいい尾根道でした。なんだ、いい山じゃん、ここ。
やがて道はやや急になり、最初に目指すピークからその南にある峠へと続く稜線の道にぶつかります。この地点、上から降りてくると分岐を見落としやすいそうです。私は下から行ったので大丈夫。帰りも来た道を戻る予定です。その合流点で少し休み、最初のピークまで僅かな登り。十分程で到着しました。山頂直下には避難小屋もあり、お昼を食べている人がちらほら。ここまでで引き返してしまう人も少なくないようでした。因みにこのピークまで出発から二時間ちょい。標高差は750m程ありますので、約百分というコースタイム(450m/hour)はやや厳し目かと。
私はそこから先へ進みます。初めなだらかな、やがて時折痩せたり急になったりする稜線。途中、遠くの山々が見えたり、コル(鞍部)では風がひゅうひゅう吹き抜けたりして、退屈しない道でした。因みにここら、Tシャツで歩いてます。気温は10℃を切っていましたが、動いている間は寒くありません。すれ違う人には多少驚かれたりもしたようですけど・・・
最初のピークから続く道。 |
コルの先から振り返って。 |
南〜西側のパノラマ。 |
途中三つの小ピークを越え、なだらかな四つ目が目的の山でした。気温は約6℃、避難小屋のあった山から一時間ちょっと。富士山とか南アルプスとか八ヶ岳とか箱根とか奥多摩とか奥秩父とか海が見える、楽しい稜線歩きでした。もうお昼も終わる頃なので、最後の登りでは降りてくる人と沢山すれ違いました。山頂で服を着足して簡単におにぎりを食べ、いそいそと戻ります。
避難小屋のある山頂に戻るまで、出発から約五時間。夏場だと登りだけで五時間くらいは平気で歩いていたのですが、日の短いこの時期にはなかなかそこまで出来ません。というか、まだ重い荷物(この日も約15kg)に慣れきらぬせいか、そこから三時間も四時間もざしゅざしゅ下る気にはなれませんでした。幸い、この日はあと二時間程度。日暮れまでは余裕があるので、ゆっくり下ることにしました。(道は溶けた霜柱でぐぢゃぐぢゃだし。)
澄んだ空気の枯れた山。雪があればもっといいのかもしれませんけど、枯れただけの山もよい。天気が悪かったらちょっと寂しいんでしょうね。でも、綺麗に晴れています。この雰囲気は実際体験してみないと分かりにくいかもしれません。独特のものです。
やがて陽は傾き、夕暮れの雰囲気が漂ってきます。他に歩く人も無く、徐々にその頭を近くの山に隠され行く富士を見ながら、てこてこと降りて行きました。やけに人工的な植林地帯を抜け、無事下山。気温はまだ4℃程ありました。
東の外れにある大きな山への「観光遠足」を除いては初めてこの山域に入ったわけですが、時期や天気のお陰か気に入りました。また折を見て行こうと思います。
山行記。今回は近くの山。近くと言っても地理的に近いだけで、時間的にはそんなに近くもありませんが、山自体が低くて楽ちんそうなのでのったり出かけました。快晴、師走とは思えない程の気温の高さで、歩いてる時は主にTシャツ一枚という為体。
登山口の駐車場はでかいです。お手軽ハイキング領域なのと、山域の一部が公営の施設として運営されているということもあって、お年寄りから子供まで千客万来といった風情。整備されまくった遊歩道を歩き始めます。まだ朝なのに、標高1000mの登山口で気温は13℃。油断なりません(汗だく注意)。
すぐ上の施設を見送りつつ三十分程登り、峠に出ます。そこから稜線歩き。ここは、小規模ながら「主脈縦走路」という名を負っているようです。峠の先からは急登となり、南側を並行して走る遊歩道は知りませんが、主に稜線を辿る登山道の方は必ずしも足場がよくありません。ピクニック気分で来た人にはちょっと楽しい刺激となるやも。時折、北側にある湖やその向こうの長い尾根が見えたりして、気分の好い道です。
峠から一時間強で最初のピークへ。この山には三つの頭があり、山の名もそれに因んだものとなっています。最初のピークには展望台があって、東方面の展望がいいようでした。でもそこは先客に占領されていたので通過。すぐ先に第二のピーク。ここにはテーブルとベンチがありますが、うるさい集団に占領されていたのでそこも通過。僅かに下り、登り返して第三のピークに到着すると、そこには人も幾らか居ましたが広いので場所を確保出来ました。
南側に霊峰、北側には長い長い尾根とその頭、そこから続くこちらよりも大規模な「主脈」の山々を望むことが出来ました。いいなあ。新しいカメラで写真を撮り、荷を降ろしておひるごはん。今回は、ラーメンにおもちを入れました。気温が高いので、ノルマルブタン100%のガスで余裕。一体いつになったらこのガスの限界を実感出来るんだろう・・・
北側の長い尾根。 |
南側の霊峰。 |
一時間程お昼休みを取り、南〜南東側の稜線へと下山です。峠を過ぎ、立派な避難小屋でトイレに寄って、その先のピークを越え少し行った所から東の枝尾根へと進みます。途中まで白い霊峰が見えてるし、枯れた落ち葉の上をさくさく歩くのも楽しいし、のんびりした気分でゆっくり降りてきました。
更に北側へ伸びる枝尾根を辿り、やがて谷へ下っていくと、大きな滝に出ました。展望用の吊り橋(先は行き止まり)まであります。高さ約30mだそうで、思いの外見応えのある滝でした。ここでも写真を撮ったりしばらく眺めたりして、いよいよ山歩きもおしまいの気分。その先はチップの敷かれた幅の広い平らな遊歩道でした。行きに見送った施設へ立ち寄り、トイレに行ってパンフレットを貰って駐車場までの歩道を歩いて帰着。
てなわけで、新しいカメラのデビュー戦としてはやや地味なものでしたが、お気軽に楽しむことの出来るコースだし景色もよかったし、楽しい一日でした。ただ、カメラの使い方をまだあまりよく覚えていないせいで、写真に失敗が多かったのはヒミツです。っつーか、素直に全部auto(カメラ任せ)で撮っておいた方がよかったなんてことはもっとヒミツ。
まずア式蹴球天皇杯、市立船橋vs.横浜。高校生と、J1覇者との対戦です。失うものの無い船橋と、絶対負けられない横浜。生憎試合の模様を観ることは出来ませんでしたが、ニュースによると2-2の同点、PK戦で横浜が勝ったそうな。どういう試合内容だったのか知らぬままに言いたい放題言いますと、船橋すごい。大健闘じゃないでしょうか。負けても得るものの多い試合だったかと思われます。このチームの主力選手が日本代表に入ってくる頃には、全日本チームも少しレベルアップするんじゃないでしょうか。大きな怪我等せずにサッカーを続けられればいいですね。
次。先日買ったデジタルカメラ関連の話。ついてきたパソコン用ソフトについて。二つのものがついてきました。一つは撮った写真を見たり整理したりするもの、もう一つは複数の写真を合成してパノラマ画像を作成するもの。
前者、閲覧/レタッチソフト。iPhotoみたいなやつです。一言で言うと、想像通りだったとは言え使えません。USBでカメラとパソコンを直結する以外の使い方はあまり想定されておらず、そんな使い方をするにはカメラを電池駆動するんじゃ辛く、カメラ用のACアダプタは別売りとなっており、私はそんなもん買っていません。CFカードリーダ/ライタをパソコンに繋ぎ、CFカードを直接マウントして使っている私には用無しのもののようです。更に言うと、アプリケーション自体の躾もよろしくない。細かい話は略しますが、多数派とは違うであろう私の感性には反するものでした。
後者、パノラマ作成ソフト。その名もPanorama Maker。これはカメラメーカの作ったものではなく、外部ヴェンダのものを同梱しているだけのようですが、一言で言うとインタフェイスが今一。なんじゃ、この「出来の悪いウインドウズ専用ソフト」みたいな表装と操作性は。私はMac版を使ってみたのですが、Macのアプリとして見ると最低です。起動した瞬間にげんなりしました。しかしもう一言添えますと、機能的には悪くない。QuickTime VRの360°パノラマ画像を吐き出せるのも利点。使い難さ/不快は堪えて、その機能の恩恵を受けることを選びそうです。
一昨日はJohn Lennonの命日、昨日は自衛隊派遣が決まり、今日はGN'R武道館公演から十五年。冷え込んできて天気が崩れてきて、明日は冷たい雨、山沿いでは雪になるそうです。
年末というのは慌ただしい。一年という区切りに向かって、色んな人が色んなことをいつもと違うように行おうとするから慌ただしくなります。都内の工事渋滞もその一つでした。けど、今年は二十日から大晦日まで、どうしても必要な場合を除いて道路工事をしないそうです。道路を利用する側としては、いいことだと思います。ただ、それで「年を越せなくなる」人達もいるのかもしれません。
山に行ったりするのと関連して、今冬は部屋で暖房を使わないことにしました。で、これまでよりも室内着を一枚増やす。或いは、寒くなったら筋トレでもする。机に向かっていると寒くなりますが、時々息抜きに身体を動かせば肩凝りなんかも防げて一石二鳥でしょう。氷点下でびーぶー風に吹かれていることを思うと、風の無い室内で10℃くらいあったら天国みたいなもんです。
知人に借りていたアニメのビデオを見ました。架空の戦争の話です。設定が壮大すぎてついていけない部分もありましたが、飽きずに最後まで見ました。一番ぐっときたのは、戦争(に関連する事象)で死んでしまった女の子の父親が、その女の子がずっと好きだった男の子(死に際に彼女の傍に居てあげた)にお礼を言う場面でした。
某カメラ量販店で、念願のさんびゃくまん画素級デジタルカメラを買いました。これまで使っていたはちじゅうまん画素級のは、電池の蓋が壊れて閉まらなくなっていたのを布テープで止めて無理矢理誤魔化していた&やっぱり山の景色を撮るにはちょっと物足りないと感じてましたゆえ。
「デジカメ買い替えキャンペーン」とかいう、三洋電機の製品以外はダメなのかと思わせる販促企画(註: 「ムービーデジカメ」「動画デジカメ」「デジカメ」は三洋電機の登録商標です。)に釣られたって話もあります。古いのを持っていくと、表示価格20,000円以上の新機種を購入する場合に限って3,000円で下取りしてくれるという餌です。まあ、古いカメラがご臨終だった私みたいなのにとっては、実質3,000円の値引きに相当します。
昨年パソコンを買った時のものを中心に、溜まってるポイントが21,124円分あったのでこれを使いました。買ったのは税抜き価格29,800円の機種なので、数千円で買い替えた気分です。ホントは違うんでしょうけどね。
因みに、その機種を選んだ理由は以下。
次回の山行から使う予定です。おたのしにみ。っても、公開する写真の大きさは今までと同じくらいになりそうですが。(っつーか、高画質で毎回二、三百枚も撮ってたら保存しておくのが大変そう。どうしよう。毎回CD-Rに焼く?)
以下余談。付属の純正ニッケル水素電池は、miminum容量が2,000mAhのものでした。一緒に買った(純正品と同じ値段の)三洋電機製品は、minimumで2,150mAh/typicalだと2,300mAhのものです。使って違いが分かるかな?この電池容量の測定方法は、'JIS C 8708 1997'という規格の'4.2.1'で定められてるそうです。規格の表題は「密閉形ニッケル・水素蓄電池(英訳標題'Sealed nickel-metal hydride rechargeable single cells')」、規格概要は「どの方向での使用にも適する密閉形ニッケル・水素蓄電池の試験方法及び要求事項について規定。」とな。
しかしJIS規格そのものに辿り着くのはたいへんでした。webでさらっと検索したらすぐ原典が出て来るかと思ったら大間違いで、JISC-日本工業標準調査会のデータベースとかいうところのJIS検索で'C8708'って入力して検索したらやっと出て来ました。しかもこのサイト、JavaScript使いまくりで、出てきた頁に直接リンクしようとしてもFile not found.
とか言われるし。使い難い事この上無し、って感じ。
で、それによりますと、4.2.1は
充電の前に、電池を周囲温度20±5℃で0.2C5Aの一定電流で1.0Vの放電終止電圧まで放電し、
周囲温度20±5℃で0.1C5Aの一定電流で16時間充電した後、
電池を周囲温度20℃±5℃で1〜4時間静置してから、
周囲温度20±5℃で表3に規定する条件によって放電する。放電持続時間は、表3に規定する値以上でなければならない。
ということのようです。表3
は以下。
表3 20℃の放電特性 放電条件 最小放電持続時間 放電電流
A放電終止電圧
V0.2C5* 1.0 5h(定格容量の100%) 1C5 0.9 42min.(定格容量の70%) 注* この試験は,5サイクルが許容される。試験は,要求事項を満たした最初のサイクルで終えるものとする。
他の部分を読み、私の理解した範囲で少し補足しておきます。
けど、結局三洋電機の製品パッケージに書いてあった'Typ.(ティピカル)'ってのが何なのか分かりませんでしたとさ。
ほほう。昔ラジコンとかWALKMANに使ってたニカド電池は-20℃でも使えるのか。でも容量(長もち度)はニッケル水素電池の半分くらいですね。
簡潔にまとまっています。
今日は苦情の話。自分では「クレーマー」に徹する方ではないと思ってるんですが、何だかがっかりしたのと時間があったので、珍しく言ってみました。鉄道関係です。苦情の話なんか読みたくねーよ、という人は飛ばして下さいな。
帝都の某ターミナル駅を、XX時40分(ラッシュ時じゃないです)に発車する特急。特急だと次の停車駅まで公称5分、次の停車駅の時刻表にもXX時45分と記してあります。それに乗りました。次の停車駅は同じ鉄道会社の別の線への乗り換え駅です。その別の線に、時刻表にはXX時47分と書いてある電車が来ます。5分で着いて、2分で乗り換え。乗り換えの距離はそんなに長くないし、乗り換え口の階段の近くに乗っていたのでスムーズに乗り継げると思っていました。
すたすた通路を歩き、乗り換え先の電車の最後部に乗ろうとすると、目の前でドアを閉められました。車掌は私がそれに乗ろうとしているのを見ていました。私は、駆け込み乗車を防ぐ意味から敢えて目の前でドアを閉められることの無いよう、早足で歩くにとどめていました。で、無情にも発車する電車を見送りつつ今朝15秒程進めて合わせた自分の時計を見ると、XX時46分45秒でした。実際にはXX時46分30秒くらいだったと思われます。(時計は帰ってからも確認しました。NTPで合わせたものとの比較で、約15秒進んだ状態を保っていました。)
この鉄道会社は今月一日にダイア改正をしていまして、その謳い文句に「乗り継ぎがよくなる」みたいなものがあった。このダイアも、(今回のダイア改正でいじられた部分じゃないかもしれませんが)XX時45分の特急からXX時47分の別の線への乗り換えを可能にすべく組まれたものではないのかと思えるのに、運行が遅れているわけでもない状態で普通に乗り継げなかった。時刻表より「早く」行っちゃうのは無しでしょ。ましてや乗り継ぎ駅で。私が乗るまでのあと一秒、どうして待てませんか?>車掌
・・・ってなことを目的地の駅で改札のひとに言ったら、彼は(自分が悪い訳でもないのに)詫びつつ運行ダイアグラムそのものまで見せてくれました。実際には、某ターミナル駅XX時40分発の特急は、次の停車駅をXX時44分00秒前後に通る(到着する?)ことになっています。そして、私が乗り継ごうと思った別の線の列車は、XX時47分30秒前後に乗り継ぎ駅を通る(発車する?)ことになっています。つまり、時刻表で見ると2分しかない乗り換え時間は、実際には3分30秒程も取ってあることが分かりました。まあ、停車時間の関係やら時刻表との兼ね合いもあるでしょうから実際にはそれより短いにしても、少なくとも時刻表に記された2分(120秒)という時間は確保されているはずです。乗り継ぎの為に歩く時間は、ラッシュ時を除けば&ちゃんと階段のそばからなら、元気な時の私の足ではそんなに掛かりません。
スムーズな乗り継ぎを可能にすべくダイアを組んだであろう人の慮りを無にする、そして乗り継げると思っていた客をすげいがっかりさせる、車掌のおうぼう。ゆるせん!
や、別に死ぬほど急いでたわけじゃないし(苦情言ってる暇があるくらいですから)、以前にも(違う状況で)「早く行っちゃう」ことがあったりして慣れてるっちゃあ慣れてるんで、そんなに怒ってたわけではないです。ちゃんとにこやかに穏やかにお話ししました。受けた改札の駅員のひとも誠実に応対してくれました。私の願いは、自分も含めた利用者ががっかりしないようになるといいな、ってことです。(「文句言ってみたらどうなるかな」という好奇心が大分あったことはここだけのヒミツ。)
苦情は改札のひとから上司&乗務員室(だったかな?実際に電車を動かす人たちの部署)に伝えてくれるそうです。問題の車掌に何か変化があるかしら。電車の去り際に直接「ちょっと早いよ。」と言い放っておいたから、伝われば彼にもどの客がどうして苦情を言ったのか分かるはず。改善されることを望みます。
っちうか、こんな文句をわざわざ言う気になれる&聞く駅員がちゃんととりあってくれる日本って平和でpunctualな国なんだなと改めて思った次第です。いや、私がせっかちなだけか。墓。まあ、所詮にっきのネタですから大目に見て下さいな。
既に師走。台風が来たりして、あまり師走っぽくないけど師走です。一年を締め括る時期になってしまいました。そういや、今年は米の不作でお餅が値上がりするとかしそうだとかもうしてるとか。みなさんお餅は好きですか。私は好きです。困ったな。
さて、先日の山行記。今回は、大分前にも行ったことのある峠とその近くの嶺へ行ってきました。余談ですが、「嶺」というのはなだらかなピーク、「峰」だと尖ったピークということのようです。こないだNHK教育テレビの「漢詩紀行」を見てて気付きました。そんな訳で、今回行ったのはでろんと横に伸びたピークです。
出発点はトンネル手前の駐車場。トンネルが開通する前、山道なのに国道だった道を行きます。初めは舗装された林道をしばし歩き、やがて渡る沢の名前と違った沢の名が付いた橋を渡って山道へと入ります。沢沿いの旧国道。行けたら途中から西側の尾根にあるらしい登山道を歩いてみようかと思っていたのですが、入り口がよく分からなかったので沢沿いの道を行きました。因みにその見送った尾根道、国土地理院の1/25000地形図を見ると、目指す嶺の西側の稜線へ繋がっているようです。手元の登山用地図には、全く道として記されていません。二十年位前の登山用地図を見ても記されていません。
沢沿いの旧国道。昔は重要な交通路だったはずです。でも今は静か。幾つかの枝沢を渡り、峠からの本流も渡りながらずいずい登って行きます。徒渉点は水量が増えると少々厄介かもしれませんが、私の行ったその日は穏やかで難なく渡れました。目印も沢山あるので、注意していれば迷うことも無いでしょう。そのうちに道は沢を離れ、峠に向かっての急登となります。沢を離れてから峠まで、約400mの標高差を登ります。高尾山口駅から高尾山頂までと同じくらいです。
同じ道を登っていく人が二三名、下ってくる人はもう少し多いようでした。前日、私の目指す嶺のある稜線を西に行った所の山小屋辺りに泊まった人が多いと思われます。というか、殆どそこから来てる人達でしょう。その山小屋のある某ヒャクメーザンから下るのにわざわざこちらを選ぶだけあって、大集団で一本杖をついてよたよた下ってくる人々は皆無でした。杖無しとか、本格的に二本杖とか、いずれにせよしっかりした足取りで下って来ます。荷物も大きめ、ロールマット(テント泊に使うもの)を持っている人も少なくありません。みんな、気持ち良く挨拶出来ます。すれ違い様にちょっと会話をしたりして、楽しい感じです。
そんな縦走組を目指し、私が15kg弱の荷物を背負って歩くのは二回目。こないだより気分的には楽でした。でも、最初だけやっぱりちょっと肩凝りました。そのうち慣れましたけど。ずいずい登って、周囲の樹林が笹原になり、峠の近いことを知ります。振り返ると、下界やら向かいにある山々を見渡せます。あ、アレは去年登った某山だ、とか。気持ちのいいものです。国境は近い。
去年登った某山。 |
最後の急登を詰めて、峠に着きました。下ではかなり晴れていたのですが、峠付近は雲の中でした。風が吹き抜けます。気温は恐らく零℃前後。寒い。。。防寒具を着込み、手袋を嵌めました。寒い。。。や、もう一枚、中に着る厚手の防寒具があるんですが、それをも着る程ではありませんでした。ゴアテックスの全天候スーツ、強い。
峠からは稜線伝いに嶺を目指します。標高差にして200m強の、緩やかな登りです。木々は氷に覆われ、道にも少々雪が目に付くようになってきました。いよいよ山は冬の気配。って、この時期だともう少し下まで冬の気配があっても良さそうなもんでしたが、ホントに最後の短い区間だけでした。やはり今年は冬の訪れが遅いようです。
嶺への道。 |
写真を撮ったりしつつちんたら登り、四十五分程で嶺に到着。他の登山者が数名。と言っても、この嶺を目指して来ているお気楽ハイカーは私だけでした。他の人は縦走途中に通過するだけの嶺。西へ向かう人、東南へ下る人。山頂は雲の中、微妙に吹雪いてまして、景色は全然見えませんでした。写真を撮り、少し下って風の無い所でおひるごはんを食べることにしました。
峠までの途中、登山道脇に小さなスペースを見つけて、おひるごはん。気温は、手元の怪しい温度計で-0.5℃でした。ちょうどノルマルブタンの沸点付近です。つまり、ノルマルブタン100%のガス缶は使えないくらいの気温です。ダメ元で持ってきて、ストーブに繋ぎ、火をつけてみました。あ、ついた。それなりの火力が出るようです。そのままお湯を沸かして料理。なんだ、使えるじゃん。因みに、冬用のガスにはプロパンが混ぜられています。プロパンの沸点は確か-42℃くらいなので、ブタンだけのものよりも低い温度で使うことが出来ます。私の持っていった黄色い冬用の缶はノルマルブタンが70%、プロパンが30%だそうです。別メーカーの白い缶だと、イソブタン(沸点-11.7℃)が35%、プロパンが65%だそうですので、そっちの方が低温には強いのでしょう。そのうち試す機会があるかしらん。
食べたのは力うどん。野菜等も入れて、温まりました。ふー。いいっすね、こういうの。山での楽しみが増えたと思います。しばし寛ぎ、今度は何にしようかな、なんて考えながら片づけ、下山です。峠を見下ろす辺りに来ると、雲が切れて(と言うよりも、自分が雲の下に出て)遠くを見渡せるようになってきました。左と右では違う国。ちょっと不思議な気持ちです。雪の世界に別れを告げつつ、しばらく景色を堪能しました。
峠から、来た道をそのまま下りました。例によって荷は軽くなったし道も悪くないので、かなりお気楽です。ずんずん下りました。でも、途中でちょっと胃液が出過ぎて辛くなりました。む°ぅ。少し休んでまた下り、無事に沢を渡り、その後の静かな静かな枯れた山歩きもこなして、林道の始まる橋へ、そして駐車場へと戻りました。万歩計は25113。今回も楽しい山歩きでした。
油断してる間にその二、栃東が優勝して男子バレーボールは惨敗続き、早慶OB戦では小宮山が打たれてフィギュアスケートのNHK杯か何かが始まってしまったとさ。南関東は相変わらず安定しない天候が続いてます。通常、この季節は晴れが多くなるんだけどなあ。まだ十月みたいな変わりやすい天気です。台風も近寄ってるみたいですね。
さて、また山行記。今回は比較的地味な山です。朝、霧の高原を抜けて登山口まで少し距離のある臨時駐車場(市営)に車を入れると、先客が二台、続いて来た一台と合わせて計四台。登山口にある駐車場は、事前の調査によれば何と有料。私有地なのでしょうが何となく嫌なので、そちらを避けて手前に止めました。
三十分程舗装路を歩いて登山口へ。霧も晴れてきていい感じです。というより、暑くなりそうな気配。十一月だってのにどうしたことやら。そうそう、今回は、冬に備えて買ったやや大きめのザック(旧モデル叩き売り)を初めて使いました。荷の重さにも慣れなきゃいけないってんで、余計なもんも含めてやや無造作に色々詰め込んで行きました。最初はうまく背負うコツを飲み込めずにやたら肩凝ってしまいましたが、歩いているうちに段々ベルトの調整方法を掴めたので楽になりました。
さて、登り。登山口の少し先にある分岐を右に進むと、そこから乾いた尾根の急登です。途中、滝を見たりしながら、ひたすらがしがしと登り続けます。慣れぬ荷の重さと気温の高さで、Tシャツいちまいなのに汗だくです。ひー。道は良くて歩きやすかったのが救いでした。因みに、分岐点には案内図があり、右の尾根コースは山頂まで140分と書いてあります。手元の地図を見ると、コースタイムは二時間半(150分)です。が、標高差は1000m近くあります。コースタイム通りに登るには、一時間400mのペースで行かないとダメです。空荷でもない限り、今の私には持続不能な速度です。案内図の「140分」の右には、誰かが書いた「(ウソ)」という文字が。。。
結構高い滝。 |
大方葉の落ちた樹林帯を登り、時折岩岩の露出する枯れた樹林帯を登り、霧に覆われたり陽を浴びたりしつつ登り、笹原や落ち葉の上を登り、稜線に出る辺りでは針葉樹林帯を登り、そして稜線に出た所にある展望台(岩)からは上の方が雲に覆われた南アルプス方面を望んだりして登り、結局分岐から三時間以上掛けてようやく山頂に辿り着きました。最後の稜線歩きは青空の下の気持ち良いものでした。やー、きつかった。しかし、山頂に着く頃には辺りは雲に覆われ、正面にでーんと見えるはずの霊峰はぜんぜん見えませんでした。しゅん。
山頂は割と広くて平らなので、そこでストーブを出しておひるごはんを作りました。山の上で料理するのはこれが初めてです。やった。気温が高かったので(恐らく10℃以上あった)、ノルマルブタン100%のガスでも火力に問題はありませんでした。作ったものはインスタントラーメンなど簡単なものでしたが、温かくてんまかったっす。身も心も荷も軽くなるということですね。しばし寛ぎ、秀峰を拝むのは諦めて下山。
帰りは、来た稜線の道を少し戻って、そこから先は違う道を下りました。そのまま稜線をしばらく進み、枝尾根へ逸れて峠まで下り、峠からは沢沿いの道。峠は古そうな感じで、ぼろぼろになった小さい道祖神みたいなのがありました。そこから先の沢道は暗めの道で、前日降った雨が乾かずじめじめじっとりした感じの所でした。ガレ場(岩ごろごろの道)やザレ場(砂じゃらじゃらの道)もあり、足場はあまり良くありません。岩が濡れているので滑ります。路面の歩きやすさで言うと、登りに使った尾根道の方がいいようです。それでも途中から向こうのでかい山が姿を現したりして、変化のある楽しい下山でした。
峠付近にて。 |
山頂から約三時間、ほぼコースタイム通りで登山口へと無事戻りました。尚、下山時に万歩計が横を向いてしまってた&それに気付いたのが遅かったので、計数は駐車場まで戻った所で13896ぽっちでした。普通に数えたら25000前後は行ってたと思われます。
過日の山行記。晴天の下、紅葉の終わった山に行ってきました。どちらかと言うとお気楽ハイキングコースです。高尾山+αくらい。ですが、余りにもお気楽に登ってきてへばってる人がやたら多いというやや間抜けな状況でした。山自体はいい感じです。岩っぽい尾根の急登、短いけど稜線らしい雰囲気の稜線歩き、そして山頂の先はちょっとした笹藪漕ぎ風味のお散歩道を経由して展望の良い空間へ。
そこでは東から北、西の眺めが素晴らしく、山っていいなあと思うこと頻り。しばし眺め入って汗を乾かし、雄大な景色をおかずにおひるごはんのサンドイッチ(!)を食べました。さいこう。でも、止まっているとだんだん冷えてきます。隣の人が使うストーブがうらめやましくなる季節。(行ったのは、買う前だったのです。)
左(西〜北) |
右(北〜東) |
帰りは来た道を少し戻り、急な尾根は下らずに稜線をしばし南下して違う道から下りました。次のピークとの間の鞍部からは、今登ってきた山がでかでかとしたその山容をたっぷりと見せてくれました。ここは火山で、複数のピークがあり、それらの間には小さな湖もあって、ちんまりした乗鞍岳のようです。裾野は広く、下の方はちょっとした八ヶ岳もどきみたいな感じでもあります。
次のピークから先は、しばらく稜線を下った後脇へ逸れます。急な下りで、鉄の階段がいっぱい設置してありました。ここいらから、下の湖畔に集まった珍走団がすげえうるさくて嫌になりました。本来なら静かで落ち着いた小春日和の遊歩を楽しめたはずなのに・・・ま、仕方無いですかね、「そんな山」を選んでしまったのは自分です。万歩計は11366歩でした。
帰り道(車)は、登ってきたのと反対側から下りました。途中、工事中で通行止めの区間があり、迂回路を通りました。その迂回路から、素晴らしく美しい紅葉の山々を見ることが出来ました。やった。車も少なく、快適なドライブでした。でも、その後の高速道路はやや地獄気味。渋滞が酷く、走ってる輩には悲惨な神経の持ち主が多かったっす。
油断してる間にむさしまるは引退し女子バレーは終わり高橋尚子がスタミナ切れして木枯らし一号まで吹いてしまいました。栃東強いですね。男子バレーは好調な滑り出し?アテネの枠は今の日本女子マラソン選手には「狭すぎ」かも。冷え込んで来るこの季節が私は一番好きです。
むさしまるは、四敗目、どう見ても手首が痛いだけではない様子でしたがやっぱり左肩から先に全然力が入らない状態だったそうです。今までご苦労さん。いい力士でした。女子バレーはまあよくやったという感じですね。キューバにもフルセットで勝ったし。中国や亜米利加、伯剌西爾にはまだ実力で及ばないでしょう。マラソンの高橋尚子はすげいと思います。色々言われてますが、スタミナ切れしても尚大きなレースで二位に入るってのは尋常じゃありません。むしろ、人間じゃありませ・・・。昨日の木枯らし一号は劇的でした。前日、九月並の暑さだったのでインパクトありまくり。いよいよ冬になります。
今宵は獅子座流星群のピークとか。生憎こちらは薄曇りですが、今回は条件がよくても一時間に十数個程度という予想もありまして、いつぞやのような雨霰状態には程遠い可能性が高いと思われます。見る人は、寒いので暖かくして見てみて下さいな。
女子バレーボール、ワールドカップですか?今日はポーランドと激戦の末、日本が勝ったもよう。フルセットの白熱した戦いでした。アテネ五輪の予選も兼ねているんでしょうか。よく分かりません。
大相撲、むさしまるは負けました。いわゆる「相撲勘」を取り戻せてないような感じの負け方でした。がんばれ。もう一人の横綱、朝青龍も負けたようです。何か固くなってるのかしら。謎です。魁皇は初日(その場所で最初の勝ち星)が出ました。武双山はやばいなあ。。。
違う話。野営に使うストーブの選び方を某亜米利加的通販サイトかどっかで見つけたので、勝手に訳してみました。もう買っちゃった私にはあんまり役に立たないような気もしましたが、色々あるんだなあと思えたので載っけときます。
今日は衆院選。大方の予想通り、(天気はあまりよくなかったにも拘わらず)投票率が低かった/自民党・民主党以外は存在感を失ってってるようです。自民党がどれだけ踏ん張ったか/民主党がどれだけ議席を延ばしたかが見どころでしょうか。
今日から大相撲。魁皇は具合悪そうに敗退。途中休場しそうな雰囲気でした。一方、進退を賭けて今場所に臨むむさしまる。重圧を跳ね除けて落ち着いたいい相撲で一番取りました。ひとまずほっとしたことでしょう。千代大海と朝青龍は、ちょっと硬めでしたが一応勝ちを押さえてのスタート。武双山はやや心配です。
さて、ちょい前に終わった野球の五輪亜細亜予選。全日本は選りすぐりの面子で見事に全勝、手堅く五輪進出を決めました。「勝って当たり前」という空気の中で、きっちりとした野球をしてきっちりと結果を出した選手達の気合いには感心しました。そういった意味で、どれも見応えのあるいい試合だったと思います。韓国が予選落ちしたのはやや意外。亜細亜予選は厳しいっすね。五輪も易しくはないでしょう。んで気になるのが、オーナー会議で決まったという「一チーム二人まで」という訳分からん枠。球団オーナー達とファンとの間には、小さくない意識の差があるようです。五輪に本気なら、プロ野球の公式戦をお休みにするくらいやってもいいんじゃないんでしょうか。
私はと言えば、山で使うストーブ(暖房用じゃなくて、料理等に使う小型のガスバーナー)やらそういったものを入れて持っていける少し大きめの登山鞄(在庫処分の叩き売り品)やらを買って、一部試したりもしてます。楽しい。そのうち雪に刺さる杖なんかも買ってきて、冬には近くの低い山にでも行ってみようかと思ってます。あとはテントとか寝袋が欲しいのです。
しばらく間が開いてしまいましたがいかがお過ごしでしょうか。十一月に入り、外の風はすっかり冷たく・・・なってません、ここいらでは。異常な暖かさ。一体どうしたことやら。まあいいや、先日の山行記行きます。
今回は、また五月に行った別の山。同じ道を歩いてみました。前回行った時には上の方が雪だらけでずぼずぼ歩いたけど、今回はまだ雪や氷に覆われる前です。紅葉はもうそろそろおしまいでしたが、好天に恵まれて楽しい山行でした。
往路、高速道路や途中のサービスエリアからは、八ヶ岳、南アルプス、富士山等を見ることが出来ました。やった。朝日を浴びる山々はカッチョイイ。特に甲斐駒ヶ岳。いいなあ甲斐駒。いつかきっと行きます、黒戸尾根往復。ICを降りてずいずい走り、やがて登山口に続く林道入口へ。林道歩きはコースタイムで一時間二十分となっていますが、急がず歩いて五十分程です。帰りの林道歩きもコースタイム一時間三十分だけど急がず歩いて四十五分程。ここいらの設定は甘いようです。
目指す山を林道から |
登山口から、相変わらず誰も居ない山道を静かに歩きます。この日この山にはひゃくにん単位の人間が登っているはずなのに、こちら側から登る人は殆ど居ないようです。お陰で静かな山歩きを楽しめます。赤破線道万歳。ただ、林道区間と違ってここのコースタイムは厳し目です。登山口から有名な滝まで五十分、そこから山頂まで一時間四十分と書いてありますが、実際にその時間で歩くにはすたすた行かないと無理でしょう。
一旦尾根に取り付いてからでかくて丸い岩尾根の裾を回り込むように歩いて沢沿いに出て、沢を渡ってから沢沿いに(右岸を)歩き、滝に出ます。滝の少し先で再び沢を渡り、しばらく沢沿いを登ってやがて沢を逸れる辺りから登りが急になります。沢沿いの道にはしばしば枝沢を渡る橋が掛けられていますが、既に朽ち落ちているものが多い。朽ち落ちる前のやつも、腐った木に乗らず下へ降りて渡ると良いでしょう(といっても水の無い所も多い)。左右に名の有るものも無いものも含めて多数の岩塔/岩峰/岩塊を見ながらの登山となります。日陰は苔むしていてこの山域独特のムード満点、なかなか楽しい道です。
不動滝(前) |
不動滝(横) |
王冠岩 |
沢を逸れ高度を上げていくに従って周囲は這松帯になり、斜め後ろに綺麗な稜線を見ながらずいずい登っていきます。ここいらで下山してくる男性一人とすれ違いました。そのおっさん、なんかやたら私のことをじろじろ見ていました。そんなに♂の長髪が珍しいか、と小一時間問い詰めてやるほど暇ではないので流しましたが、無礼だと感じます。街だったら、喧嘩売ってんのかゴルァ!?とかそういうレベルです。
陽が出ていて暖かいと言えば暖かい、しかし山の北側だけあって日陰になる岩の下にはつららなんかも出てきて、いよいよ山頂が近いことを知ります。雪の無い状態では道はどうかと思っていたのですが、特に問題無いようです。そりゃ勿論、高尾山等の整備された道よりは「山道」っぽくはなりますが、危険個所は皆無です。気持ちよく最後の詰めまで登れました。
やがて山頂の「杖を持ったヒャクメーザン目当ての中高年集団」の立てる騒音が聞こえてきて、反対側から登ってくるメジャーな方の登山道と合流する箇所が近づいたことを知ります。それにしてもうるさい。天気が好いから眺めも良いのでしょうし、登頂して嬉しくなって気持ちが高揚するのも分かります。しかし、うるさすぎ。いや、私にそれを咎める権利も無いんでしょうけど・・・何と言うか、うるせえ。それまでが本当に静かだっただけに、余計気に障るのかもしれません。
程なくそのうるさい山頂に到達。空はきっちり晴れていて近くの山々はきっちり見えました。遠くの山々も、少し霞んでましたけどそれなりに。八ヶ岳から南アルプス、「ニセ八つ」の異名を取る茅ヶ岳等、等、等。すぐ下にある岩塔を登っている岩登りの二人組も見えました。楽しそう。。。ということで、うるさいのを除いては気持ちの好い山頂。おにぎりを食べたり写真を撮ったりしてしばし寛ぎました。最初見えなかった富士山もやがて雲が退いて見えるようになり、いつまでも居たくなるような空間でした。一時間程滞在。
左 |
右 |
山頂から |
下山中に |
んで下山。前回同様、来た道とは違う南側のメジャールートを下ります。が、最初すげえ渋滞でロクに進めませんでした。まあ、急ぐ訳ではないのでいいのですが・・・人気の山ってのは恐ろしいですね。下りがてら、先刻山頂から登ってるのが見えた岩登りの人達が登り終えて岩の上に立ってるのが見えたりしました。おめでとう。気分最高だろうな。
ごろごろした岩の道を下り、沢を渡って対岸を少し登った地点で振り返ると、連なる岩岩が見えます。大ヤスリ岩?何か名前の付いている岩だと思いますが、よく知りません。下に写真でも載せておきます。そこを過ぎるとトラバースを歩いて大きな山小屋のある広場を目指し、その先は紅葉の中を単調な下りです。単調な下りだけど、紅葉が綺麗なので退屈しませんでした。やがて舗装された林道に出て山歩き終了。今回も楽しい山行でした。
連なる岩岩 |
っても、その後四十五分の舗装路下り。何だか知りませんが少々胃が痛くなっていたので、ややよれよれ気味に歩きました。車に戻ってからカロリーメイトのジェルを吸ったら治りました。因みにそこまでで万歩計は23036歩。前回と殆ど同じでしたとさ。
日本シリーズ面白いですね。甲子園で阪神が二連勝して、星は五分です。両者ともこれからだ、という気合いでしょう。どっちもがんばれ。
さて、先週末の富士山麓お散歩日記。また別の記事にしました。
日曜日は定例の運動してきました。今期最後。それなりにやったつもりですが、また結果がついてきませんでした。ちきしょう。。。まあ、私の力だけでどうにかなるもんではない部分もあるので仕方無いと言えばそうなのですが、やっぱり悔しいもんは悔しいのです。更なる向上を目指して頑張ります。
さて、海の向こうでは大リーグの松井やらプロゴルフのまるちゃんやらが活躍しているもよう。頼もしい限りです。まるちゃんは全米で三勝目?大したもんだ。っても、ゴルファーとして特別好きなわけじゃないのに、何となく嬉しくなってしまうのは不思議な心。松井はplayerとして好きです。この後の活躍にも期待しちまいます。
秋が深まってきましたねえ。近所の駅前では、夕暮れに石焼き芋屋が出没するようになりました。因みに、焼き芋は60℃前後で加熱する時間が長いと甘くなるそうな。焚き火で焼くとんまいんですけど、最近は焚き火の出来る場所も減りましたか。ちょっと寂しいです。
先週末の山行記。今回は、五月にも登った修験道の山へ違う道から登ってみました。紅葉もそろそろ見頃かな、ということで。当日の天気予報では、午前中に弱い雨、午後からは曇りということでした。行ってみると、朝方ぱらついていた雨はやがて止み、山頂付近では思いがけず晴れてきて遠くの景色を楽しめたりしました。おお、予報当たりじゃん。
でも、次の日は午後から豪雨でした。どこぞの山で、山を舐めた人が沢に流されて死んだそうです。遭難にもいろいろありますが、この場合は蛮勇というか命に無頓着というか自業自得というか、そんな印象です。
さて自分の話。滝の近くの神社手前にある駐車場に車を止め、ぱらつく雨には帽子だけ被って出発。今回、買ったばかりのスパッツ(足首付近を覆う、筒状の防具)を着けてみました。下の方1/3が丈夫そうなナイロン、上の方2/3にはゴアテックスが使われていて、泥や雪などから膝下を護るものです。役に立つかな?
初めはしばらく沢沿い林道を歩きます。林道と言っても自然が残っていて、なんだかいい気分です。他の登山者が多いのが珠に傷。仕方ありません、秋の連休で、地味とは言えここも例の「ヒャクメーザン」ですから。諦めてほよほよ歩きます。やがて道は細くなり、一時間弱で分岐点に到着。そのまま沢沿いを登ってゆく道と、左の尾根に取り付く道に分かれます。私は後者を選択。
沢沿いから尾根に取り付くので、そこからはががっと登ります。紅葉の綺麗な道です。急なところでは手を使うようになります。んで、前回書いた手袋を早速お試し。最初真っ白白でかなり照れ臭い感じでしたが、降雨直後ということもあり、使えばすぐに汚れます。へへへ。使い心地は良いです。ぴったりフィットして、滑る感じも全くありません。
紅葉してます。 |
途中、景色に見とれたりオオスズメバチの斥候に周りをうろうろされたりしましたが、特に問題なく尾根に上がりました。尾根の反対側すぐ下には避難小屋があります。面白い形です。避難小屋というのは、本来はその名の通り緊急(天候急変等)時に避難する為の小屋です。が、普段は勝手に泊まったりしてもいい・・・ところも多いようです。そのうち、寝袋でも買ってこういうところに泊まったりしてみたいな、と思ってます。んー、テントも欲しいや。欲は尽きません。
避難小屋脇の小沢で水を汲み、登山道に戻り、その先は尾根歩き。しばらく緩く、頂上に近づくにつれて岩峰群が出てきます。鎖やら梯子といったものも少々。手袋大活躍です。岩場自体はかなり安心な部類で、雪や氷が無ければ鎖等が無くても安全に通れます。つか、下手に鎖を使ったりする方が難しい/危険かも。すぐ下が絶壁で怖いといった場所も無いので、五月に登ったルートと違って一般向きだと思いました。修験道関連の怪しい名前付けがしてあったりするのはご愛嬌?
ずいずい進み、名のある岩峰に登ると、視界が開けて遠くを見渡せました。どうせ天気悪くて何も見えないだろうと思って登ってきたので、ここでの景色は大いに得した気分にさせてくれました。やった。そしてその先は頂上まで緩やかな稜線歩き。いい気分で歩けました。
出発がやたら遅かった為に山頂に着いたのも遅めだったんですが、山頂にはやっぱり大勢の人がわらわら溢れてました。この時刻でこんな様子だと、もう少し早い時刻にはもっと悲惨だったんだろうなと思いつつ、端っこの方に座って近くの尖った峰を眺めながらおにぎりを食べました。生憎、累積遭難死者数が多いことで有名な隣の山塊は雲に覆われていました。
しばし休んで、下山。来た道とは違う道を下ります。近くに見えている尖った峰を経由して下ります。山頂からの下りは急でした。足場もあまりよくないので、私が登った道よりもこちらの道の方が大変そうです。浮き石を崩さないようにゆっくり下りました。が、陽が射していて暑い。暑い暑い暑い。この時期のこの山域で、こんなに暑い目に遭うとは思ってませんでした。でも、見下ろす紅葉は綺麗だし晴れてきてちょっと遠くの山も見えたりして、気持ちよい道でした。
五月に登った尾根方面 |
その反対側 |
鞍部に着き、目の前の尖った峰への登りが始まります。標高差にして200m弱だからそんなに大した登りではありません。ちんたら登り、下る道の分岐を過ぎてから最後の急登をこなして頂上へ。ちょっと霧が出たりして眺めは今一つでしたけど、そんでも尖った峰なので気分はよかったです。しかし、かなり遅めの時刻なのに他にも人が来るんだよなあ。だいじょぶですか?(自分はどうなんだ、というツッコミは返せないのできんし。)
そこからの下りも楽しめました。単純に下るだけかと思っていたら、結構な急坂、しかも木の根っこだらけ。ちょっと雰囲気あります。そして、その道はすげえぐぢゃぐぢゃでした。ぬかるみ。こんなに長くこんなにぬちゃぬちゃの道を歩いたのは初めてです。ぬちゃぬちゃなので足への負担は少なく、危険も殆ど無いのですが、油断して木の根っこに乗って五回くらい滑っちまったんだよもん。ははは。まあ、手袋をしていたのでそれが汚れる程度で済みましたけど。
紅葉してます。 |
下の方へ来ると、紅葉の中を歩く感じになります。黄色い。世界が黄色い。楽しくなります。おまけに陽も傾いて来て、余計に黄色くなりました。段々暗くなってきましたが、幾つかの小沢を渡り、ぬちゃぬちゃの道を歩き続けるうちに朝通った分岐へ到着。やー、楽しい下山でした。最後の林道歩きでは辺りが暗くなってしまいましたが、林道なのでまあいいや。分岐から四十分程で駐車場に到着。
スパッツは正解でした。相変わらずLevi'sで歩いてる私は、もしこの日スパッツを着けていなかったらジーンズの下半分がもう重たくって重たくって大変になってたことでしょう、気分的に。そうそう、手袋の方も使い心地は上々でした。ただ防水性はあまり無いようなので、気温の低い状況では使えない気がします。薄いですしね。雪の降らない間は大丈夫だと思います。
というわけで、変化に富んだ山行を大いに楽しんで来ました。こないだ登った時とはまた違う魅力を存分に味わえましたとさ。あ、万歩計の歩数は25070でした。
今日は山歩きに使う手袋の話。私の使っていたのは、ICI石井スポーツで買ったショップブランドのぺらぺらな速乾性素材のやつ。これは薄くてフィット感がよく、掌側は滑らない素材で出来ていて、甲側は濡れても乾きやすく、気に入ってます。が、ちょっと寒めの時期の雨では冷たい。また、使っているうちにあちこち擦り切れ気味になってきて、寿命はさほど長くなさそうです。
他のも試してみようということでいろいろ探しました。登山用品店にあるゴアテックスを使ったものは少々高い。使われている外側の素材を見るに、寿命は今私が使っているものと大差ないでしょう。以前は単車用の素朴な革手袋を使ったりもしていたので、また同じようなのをとも考えましたが、これも少々高い。
そこで、全く別のものに手を出してみました。作業用革手袋を作っている柏田製作所という会社の、「721 レンジャーグローブ当革付」っての。真っ白白で最初ちょっと照れ臭い感じですが、使えば汚れて馴染むでしょう。お値段も手頃。A&T GLOVE STUDIOってとこのweb通販で一双から買えます。
実際に使ってみての印象記は後日改めて書く予定です。
秋たけなわといった頃。みなさんいかがお過ごしでしょうか。昨夜は十三夜、見事な月が輝いておりました。
さて、しぶとく富士登山記です。今回は、一番短くて楽な富士宮口新五合目から登ってみました。初雪後だけど初冠雪(今年は2003.10.06)前の、微妙な時期です。観光客然とした人は殆どいなくて、その荒涼たる山容を除いては普通の山みたいな感じでした。
今日は靴の話。靴一般じゃなくて、雪の無い時の山歩きに使うものの話。私は去年までほぼ全ての山行で普通の運動靴(そこらの安売り靴屋にて数千円で買えるやつ)を履いてました。んで、今年から革製の登山靴(安藤製靴の#2500G)を履くようになりました。その経験を元につらつらと書いてみます。
まずは特徴を列挙。
それぞれを論じます。まず重さ。登る時には、靴は軽い方がいいそうです。私の場合、普段から履いてるブーツが重たいので、革製の登山靴でも大して重さを感じることはありませんでした。しかし、普段軽い靴を履いてる人には片足で1kgを優に超える靴というのは重たいのかもしれません。
次に値段。本格的な登山靴は高いです。大体三万円くらいから。しかし、長もちするので、長期的に見た場合はそんなに高くつくという訳でもないと思います。突発的に富士山へ一回登るだけ、といった人にはちょっと無駄が多そうですけど。安い運動靴はすぐ壊れます。下手すると、一回の日帰り山行で補修が必要になったりもすることもあり得ます。
そして硬さ。まずは靴底。普通の靴はぶにゃぶにゃなので、岩場を登ったりする時には足の置き方/グリップの得方の自由度が高くていいように思います。岩場以外を下るときにも、細かっちい木の根っこの隙間とかちょっとした場所に足をちょこんと置いたりしやすいので便利です。よく言われる「猫のように」繊細に足を運ぶことが楽になります。一方、本格的な登山靴の場合、靴底は「硬い板」状で、体重を掛けても曲がりません。これは、ぎざぎざの岩や石の上を歩くとき等には心強い。足の裏に「刺さる」ような感覚は生じません。
次に全体の硬さや丈夫さについて。運動靴はくるぶしを覆うものと覆わぬものの両方がありましたが、どちらにしても足首は柔軟に動きます。これは足の置き方の自由度を高める意味で良い。しかし、下手に歩くと捻挫しやすいということでもあります。また、岩等に足をぶつけてしまった際、痛いです。不用意な足運びは禁物。上手に歩けるようになるにはこちらで慣れるのがよいかと。
一方、硬い登山靴を履いていれば、少々岩角にぶつけようが岩に擦ろうが、頑強な装甲が足を護ってくれます。これはある意味で心強い。しかし、初めからこういったことに慣れてしまうと、歩き方ががさつに定まってしまうかもしれません。硬い靴でどたどたと歩く様は格好悪いだけでなく、脚(膝関節等)への負担を高めることにもなります。硬い靴を履いた際にも、微妙な足運びに気を遣った方がよいでしょう。
尚、防水性については、私はびしょびしょにならない運動靴を履いたことが無いのでそちらは分かりません。革製登山靴だと、防水ワックスを塗っておくだけで水たまり等は気にせず歩けるので楽だな、と思ってるのみ。
ということで、どちらを履くにしても一長一短、大事なのはその靴に慣れて上手に履きこなすことである、という結論でいいでしょうか。今ここで較べた二種類の中間、ゴアテックス等を用いたハイカットのトレッキングシューズやら軽登山靴と呼ばれるものは、これらのいいとこ取りなのかもしれませんね。そのうち機会があれば試してみたいと思います。
そうそう、富士山の場合、須走口と御殿場口の下山道では「砂走り」の際の砂の侵入が問題になりそうなので、くるぶしまで覆うハイカットの靴を履く、もしくは(短いのでいいから)スパッツを着用した方が無難かと思われます。つか、必須。それでも、布靴だと一回で表面がぼろぼろに擦れてしまう可能性があります。あそこの砂や岩は靴に酷です。